宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「イスラム魔術(続)」

2011年02月15日 | Weblog

 

 

エジプトの昔話に、一冊の神さまの魔道書を巡って展開する
少し珍しい御話しがあります。

エジプトには一般にヒエログリフやエジプト神格の儀式で知られている
エジプト魔術の他に、精霊や天使を召喚したり駆使する事も行う
赤魔術の系統も存在しています。
そうした事からもこの御話しは、単なる昔の人の空想ではなく、
どこかまでか事実に基づいているものではないかと思われます。

またこの御話しからは、生きている神法を力で盗んだり、
相応の資質のないものが神法を使おうとしても使えないばかりか
相応の霊的な反動が来る、場合によっては自分だけでなく、
親族にも罰が降りかかる、神法にはあるべき場所があり、
そこにあるべきであるという事もうかがわせられます。

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【エジプトの昔話:魔術の本】
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/10/24.htm

昔むかし、あるところに、サトニ・力ーメスという魔法使いの王子がいました。
ある日の事、王さまに仕える学者が王子のサトニに言いました。

「王子さま。神さまの書いた魔術の本を、ご存知ですか?」
「神さまの魔術の本?! それは、どんな本だ!? どこにあるんだ!?」

「本には二つの呪文が書いてあり、一つは、山や海に魔法がかけられます。
もう一つは、例え死んでしまっても地の底で生きられるそうです。
その本は、ネフェルカプタハ王子のお墓の中にあります。」


それを聞いた王子のサトニは、すぐに王さまの所へ行きました。
「父上、神さまの書いた魔術の本があるそうです。
どうか、弟と行かせて下さい。」

サトニの魔法好きを知っている王さまは、ニッコリ笑って言いました。
「では、気をつけて行きなさい」
「はい、ありがとうございます」

サトニが大喜びで部屋を出て行くと、さっきの学者が言いました。
「王子さま。ネフェルカプタ王子は、強い魔法使いでした。くれぐれもご用心を」
「ありがとう」


サトニと弟のアンハトホルラーは本探しの準備をすると、教えてもらった墓場へ行きました。

「わあ、すごい数だ」
「そうだね。この中からさがすのは大変だよ」

墓場には、数千以上の墓が並んでいます。
二人は順番に調べていきましたが、ネフェルカプタハ王子の墓は中々見つかりません。
 
次の日も一日中探しましたが、ネフェルカプタハ王子の墓は見つかりません。

でも三日目のお昼に、やっと見つかりました。

「あっ、あった! ここに、ネフェルカプ夕ハ王子の墓と書いてある。」
「本当だ。・・・でも、どうやって中へ入るの?」
「大丈夫。僕の魔法にまかせて。」


サトニが呪文を唱えると、目の前の地面がバカッと割れました。
「さあ、今のうちに入るんだ」


墓の中は広く、まるで大広間のようでした。
松明の火で照らしながら奥へ進むと、不思議な事に奥は、ぼんやりと光っていました。

その光の真ん中に、死んだ人間のミイラが三つ並べてあります。
ミイラは、男の人と女の人と子供です。
その男の人のミイラの近くに、本が置いてあります。

「あれが、神さまの書いた魔術の本だな」

サトニが本を取ろうとすると、男の人のミイラが急に立ち上がりました。

「誰だ! これは、大切な物だ。取ってはいけない」
「僕はウシルマリ王の子、サトニ王子だ。悪いが、この本をもらっていくぞ」

サトニが本をつかむと、女の人のミイラが言いました。

「お願いです、持って行かないで下さい。
私は、ネフェルカプタハ王子の妃です。
実は私たち親子三人は、神さまの本を欲しがったために、
地上での命を亡くしてしまったのです」
「どんな目にあったの?」
「はい」

お妃は、悲しそうに話してくれました。

「神さまの本がコプトスの近くのナイル川の底にあると聞いたので、
私たちはコプトスにやって来ました。

コプトスにつくと王子は人形の水夫(すいふ)を作り、魔法の呪文で人形に命を吹き込みました。
人形が川を探し始めて三日目、ついに人形は本の入っている金の箱を見つけたのです。 
王子は喜んで、金の箱から神さまの本を取り出しました。


するとその途端、私と子供は神さまの怒りのカミナリを浴びて、
川に落とされてしまったのです。
なんとか無事だった王子も、大切な本をだいて川に飛び込んでくれました。

こうして私たち三人は、今でも本と一緒にお墓の中にいるのです。
ですから、どうぞ本を持って行かないで下さい。」

「うーん。それは気の毒だが、僕はどうしても神さまの魔法が知りたいんだ。
悪いけど、本はもらっていくよ。」

サトニが再び本を持って行こうとすると、男のミイラが言いました。
「サトニよ。妃から話しを聞いても、まだ持って行くというのか?」
「うん、持って行く。」

「では、わたしと勝負をしないか? 
私に犬将棋で勝ったら、本は君にあげよう。」
「犬将棋か。勝ったも同然だな。」

犬将棋が得意なサトニは、その勝負を受けました。
でもネフェルカプタハ王子はとても強く、サトニはすぐに負けてしまいました。

「サトニ、きみの負けだ。罰として、穴に入るんだ。」
ネプェルカプタハは、サトニを足まで土の中に押し込みました。

「お兄さん、がんばって」
弟が、サトニを応援します。
「任せろ、今度こそ勝つからな。」
しかし次の勝負も、サトニは負けたのです。

サトニは、腰まで土の中に押し込められました。
「ちくしょう、今度こそ。」
でも次も負けて、サトニは耳まで土の中に押し込められました。

ネフェルカプタハ王子が、にやりと笑いました。
「サトニ、これで君は動けない。そのまま死んで、私たちの仲間になるのだ。」

サトニは、弟に言いました。
「アンハトホルラー。鞄に入っているお札を、僕の頭に貼ってくれ。」

弟のアンハトホルラーがサトニの頭にお札を貼ると、サトニは魔法の力で
土の中からスポッと抜け出しました。

「それ、本を持って逃げるぞ!」

サトニは神さまの本をつかむと、弟と一緒に墓から逃げ出しました。
すると神さまの本の力がなくなり、辺りがまっ暗になりました。

急に暗くなったので、子供のミイラが泣き出しました。
お妃も、とても悲しそうです。

王子のネフェルカプ夕ハが、二人に言いました。
「悲しがらなくてもいいよ。本は、きっと取り返してみせるから」


さて、墓の外に出たサトニと弟は、墓の穴をしっかりと埋めました。
「よかったね、お兄さん」
「うん。とうとう神さまの本を手に入れたよ。」

二人は城へ帰ると、今までの事を王さまに話しました。
すると王さまは、二人に言いました。
「その本を、すぐにお墓へ返しに行きなさい。返さないと、あの王子が取り返しに来るからね。」

でもサトニは、本を手放そうとはしません。
「いいえ、返したりはしません。もし取り返しに来たら、あの王子と戦います。」

それから数日後、サトニは神殿へ行きました。
すると神殿に、美しい少女がやって来ました。
「きれいな娘だなあ」

サトニが少女に声をかけると、少女はサトニを家に誘いました。

「私は、テブブと申します。
父は神殿で働いております。
すぐそこに家がありますので、よければ休んでいって下さい。」

少女の家は立派な屋敷で、少女の部屋は宝石で飾られていました。
「さあ、お酒でもどうぞ。」

少女は金のさかずきにお酒をついで、サトニに飲ませました。
サトニはお酒を飲んだとたんに、寝てしまいました。

しばらくして目を覚ますと、サトニは服がはぎとられて道ばたに寝かされていました。
「これは、どういうわけだ?」

サトニが辺りを見回すと、すぐ近くに手紙が落ちています。
その手紙には、こう書かれていました。

《サトニ、これは警告だ。早く本を返さないと、この次は命をもらうぞ》


城へ帰ったサトニは、この事を王さまに話しました。
王さまは、サトニを叱りました。
「神さまの本を返さないから、こうなるのだ。さあ、すぐに行きなさい。」
「はい。惜しいけれど、返してきます。」
 
諦めたサトニは神さまの本を持って、ネフェルカプ夕ハの墓に降りていきました。
するとまっ暗だった墓の中が、本の力でパッと明るくなりました。


「あなた、サトニが本を持って来ましたよ。」
お妃のミイラが、嬉しそうに言いました。
「言った通り、本が返って来ただろう。」
ネフェルカプタハも、にっこり笑いました。


サトニは本を差し出すと、二人に謝りました。
「ごめんなさい。どうか、赦して下さい。」
「いや、いいんだサトニ。
同じ魔法使いとして、魔法を欲しがる気持ちは判るからね。」

ネフェルカプ夕ハは笑って、サトニを許してくれました。

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イスラム魔術の続きです。


【悪を避け、繁栄を得させる祈り】

★「おお、我が困難におけしみ手を差し出したまう者、
  おお、我が不運におけし希望の源、
  おお、我が孤独に伴いたもう者、
  おお、我が旅路につき従いて旅したまう者、
  おお、我がいこいの友、おお、我が試練より救い出したまう者、
  おお、我が過ちにおける導き、おお、我が窮乏におけし助けの源、
  おお、我が無助におけし逃れ場、おお、恐れより我を救いたまう者よ。

  御身に讃えあらんことを。
  御身のほかに、一切の救難を与えたもう神なし。
  おお主よ、この火より我らを護りたまえ。」

 


【苦悩を退け、安楽な幸運に至らせる祈り】

★「おお、見えざるものを知る者、おお、罪の赦し主、
  おお、欠けたるを覆いたまう者、おお、苦痛を除きたまう者、
  おお、心を変容させたまう者、おお、心の医師、
  おお、心を照らしたまう者、おお、心の本質、
  おお、不安を払いたまう者、おお、悲しみより解き放ちたまう者よ。

  御身に讃えあらんことを。
  御身のほかに、一切の救難を与えたもう神なし。
  おお主よ、この火より我らを護りたまえ。」


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「ロシア、北方四島の開発に中国や韓国などの投資誘致」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110212/erp11021200460000-n1.htm

ロシアのラブロフ外相は11日、日露外相会談を受けた
記者会見で、北方領土の開発に「中国や韓国など(第三国)の投資を歓迎する」と述べた。
ロシアが北方四島の実効支配を強化し、領土問題を棚上げする姿勢が改めて鮮明になった。
この日の会談で領土問題の議論は「平行線」(前原誠司外相)をたどっており、
ロシアの外交筋や専門家からは日露交渉が「完全な袋小路に入った」との見方が
強まっている。

ラブロフ外相は「(日露の)平和条約締結に関する仕事は続けるものの、
話し合いは何らかの前提を設けず、歴史に縛られずに行われるべきだ」と主張。
「このロシア領(日本の北方四島)を発展させるのは第一にロシアの仕事だが、
中国や韓国、日本の投資も歓迎する。外資のための特典について議論することも可能だ」
などと述べた。

………………

防人の道 今日の自衛隊 -平成21年09月03日号
ゲスト:瀧澤一郎(国際問題研究家・元防衛大学校教授)
http://www.youtube.com/watch?v=gmZ4p1uPOqY&hl=ja

■ 「鳩山民主党政権」対露外交の行方

先ず、第一点。
これはね、あのー、故鳩山一郎とですね、ロシアの交渉が始まったのはですね、
実はスパイとの間の交渉なんです。

これは有名な話なんですけど、1955年の1月にですね、鳩山家のですね、
裏口から、当時のソ連の漁業代表部の副代表というですね、ドムニツキーという男が
コソコソ入ってきたんですね。これが始まりなんです。

で、このドムニツキーという人間がどういうものか、今迄まったく分かってなかった。
英語で書いた本もドイツ語で書いた本もロシア語で書いた本も日本語で書いた学術論文も
ドムニツキーが何者かは一切書いてないです。
それを僕は最近、発見したんです。

今日ここで初めて、歴史的事実を公開する。
この男は、ソ連海軍情報部のスパイだったんです。
最近ですね、ロシアで情報公開が起こってですね、この当時のソ連諜報部の名前がですね、
あの、公表できるようになった。それをいち早く僕はソ連側からですね資料を見まして、
それで彼の名前を発見したんです。
ですから、スパイが裏口から入ってきてる。

で、これをですね、手引きしたのがですね、日本の左翼なんですね。
例えば田英夫。知ってますか?
田英夫という社会党の赤い議員が居ましたね。
あのー共同通信の、記者してて、それからTBSでキャスターになって、
で日本で初めてですね、TVで見てですね、あのーあ、あれはいい男だとかいうことで
国会議員になった人なんですよ。
ね、濱口さんがそうなんですね、 今に。

-いやぁ、私はわからないですけどね、それは(笑)

※ソビエト海軍情報部スパイ、ドムニツキー → 鳩山一郎 → 北方領土をソ連へ
                   \             /
                    日本の左翼、田英夫ら

 

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