![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/12/af605b31dadac554407f10d845557710.jpg)
80年代に一度本で紹介されたもので、今回抄掲させて頂きます。
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この修法は全て合わせて1セットであるが、結界を張りたい時、予知夢を見たい時など、
目的に合わせて一部だけを使用することもできる。
まず結界を作る。
これで邪悪なものが自分に近づかなくなる。
次の、予知夢を見られるようになる。
夢で知った未来が自分にとって悪いものだったら、夢とは違う行動を起こして
よい方向にもっていくようにできる。
そして最終的に、現世の自分の罪を減じ、死後も、転生した人生もより良いものに
変えてしまう。
そんな修法なのだ。
【用意するもの】
・千手観音像、もしくは千手観音図。または胎蔵界曼荼羅。
コピーでよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a6/ea52f6d822badc08202232eb22ddbd01.jpg)
・水(90cc~180cc)小瓶に入れたもの。
水の代わりに塩を用いてもよい。
・ローソク2本。
・菓子などの供物。
・白檀香。
・修法を行うための白い服。
【準備】
行う部屋を決め、部屋の北側に千手観音図か曼荼羅を置く。
真北に壁が向いてない場合、紐で修法が行えるぐらいの円を作って床に置き、
その中で北かやや北西寄りの方向に置く。
東北に置くのはいけない。
図の前に供物を置き、その左右にローソクを立てて火をつける。
供物の手前に、瓶に入れた水か塩を置く。
最後に白檀香を焚く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/32/0ded6260ed875d23c4d0099f82ad424d.jpg)
準備が出来たら一度部屋を出て、九字か早九字の法、または光明真言などで
心身を浄める。
【結界呪】
部屋に入る時は、入り口で中に向かって一礼して、この印と真言を行う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6d/e20677789e2e6186ebbd466e54be6d4c.jpg)
次に千手観音の前にあぐらをかいて座り、手を膝に置いて一礼し、
大声で次のように唱える。
「しゃかしらふじゃ しゃかしゃらねいていれい。」
これは千手観音の梵名とされている。
判り易く言えば、「千手観音さまーっ」と呼びかけるものだ。
それから次の印を組み、真言を21回唱える。
これで部屋、もしくは円周の中に結界が張られた。
この時置かれていた塩や水には、結界を作る力が宿っている。
外出の時に体にふりかければ災難防止にもなるし、
悪い病気から身を守ってくれることになる。
それから次の呪に移る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e3/4e12980b2cde3ec14b02da93342d9be9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/d2/bc17864b9fbed452018cc210d0e6cd36.jpg)
【夢中示現大願成就秘呪】
結界呪を行って一礼してから、次の印と真言を行う。
真言は107回唱え、その後寝る直前に、布団の上でもう1回唱える。
予知夢を願う時、この法だけを使うこともできる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f4/a5289515c5f517ce143dcc1275087f9c.jpg)
【七生転生最終秘呪】
「夢中示現大願成就秘呪」を終えたら、足をそろえて立ち、合掌して一礼し、
次の印と真言を行う。
真言は49回連続して唱える。
この時、千手観音の眷属である二十八部衆が、道場を取り巻いているはずである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/13/c8e389a272d05207f0733ebdd0708a12.jpg)
これであなたは、死後の世界でも邪鬼悪霊を寄せ付けることがない。
従って地獄へ行く事もなく、転生した場合も幸福になれるという。
またこの印と真言は、疫病封じに効果があるとされ、奈良・平安時代は護摩法と共に
よく行われた呪法である。
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