宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「道蔵経典」

2011年10月19日 | Weblog








道蔵からです。


【九幽拔罪心印妙経】

道蔵経典の一つであり、七祖の解脱などの功徳があるとされる。
(自分の七祖の罪業を解けなければ、聖胎を結成することは不可能とされている。)

「爾時 (じじ)

元始天尊坐七宝殿(げんしてんそんざしちほうでん)
放大光明(ほうだいこうみょう)
遍照三千大千世界(へんじょうさんぜんだいせんせかい)
観見衆生受諸苦悩(かんけんしゅじょうじゅしょくのう)
沈淪生死 (じんりんせいし)
受報無窮于是救苦眞人即従座起(じゅほうむきゅううぜきゅうくしんじんそくじゅうざき)
瞻仰尊顔 (せんぎょうそんがん)
長跪問曰(ちょうきもんえつ)
是諸衆生 (ぜしょしゅじょう)
以何因縁 (いかいんねん)
ひょう蕩苦海 (ひょうとうくかい)
沈没無返 (ちんぼつむへん)

天尊告曰(てんそんこくえつ)
如是衆生 (にょぜしゅじょう)
受諸悪業 (じゅしょあくごう)
皆由自心(かいゆうじしん)
妄想顛倒 (もうそうてんとう)
不悟無為 (ふごむい)
一切罪根 (いっさいざいこん)
皆従心起 (かいじゅうしんき)
天堂快楽 (てんどうかいらく)
自由心生 (じゆうしんしょう)
三界沈淪 (さんがいじんりん)
亦従心起 (えきじゅうしんき)
心生邪見 (しんしょうじゃけん)
妄起念嗔 (もうきねんしん)
心生惑乱 (しんしょうわくらん)
存念非眞 (ぞんねんひしん)
心懐殺害 (しんかいさつがい)
受諸類身 (じゅしょるいしん)
心生諂曲 (しんしょうてんきょく)
与道無因 (よどうむいん)
心生虚寂 (しんしょうきょじゃく)
与道相親 (よどうそうしん)
重宣此義 (じゅうせんしぎ)
而説偈曰 (じせつげえつ)

大道澄廊(たいどうちょうろう) 元理幽深(げんりゆうしん)
先天而生(せんてんじせい)  運化古今(うんかここん)
道無形体(どうむけいたい)  澄濾身心(ちょうりょしんしん)
不貪不欲(ふどんふよく)    不嗔不淫(ふしんふいん)
是非莫識(ぜひばくしき)    煩悩不侵(ぼんのうふしん)
無起無災(むきむさい)     冥漠観斟(めいばくかんかん)
湛然空寂(じんぜんくうじゃく) 了心無心(りょうしんむしん)
自然合道(しぜんごうどう)   衆聖来欽(しゅうせいらいきん)
昇朝金闕(しょうちょうきんけつ) 游玩騫林(ゆうがんかんりん)
七祖解脱(しちそげだつ)    永離幽陰(えいりゆういん)
皆契心印(かいけいしんいん) 悟道合眞(ごどうごうしん)
念念相継(ねんねんそうけい) 勿起塵心(ぶっきじんしん)

是時 (ぜじ)
受苦衆生聞説妙経(じゅくしゅじょうもんせつみょうきょう)
咸皆解脱(かいかいげだつ) 衆眞作礼(しゅうしんさくれい)
悉大歓喜 (しつだいかんき)
称場賛嘆 (しょうじょうさんたん)
依教奉行(いきょうぶぎょう)。」



【太上霊宝智慧観身経】

誦したり、写経をするなどすると、様々な智慧が得られるとされます。

「静観眞人于思微中 (せいかんしんじんうしびちゅう)
観身実相 (かんしんじっそう) 深達智慧 (しんたつちえ)
了見四大 (りょうけんしだい) 六種根識(ろくしゅこんしき)
及五聚蔭 (きゅうごしゅいん)
五印世法皆悉空寂 (ごいんせほうかいしつくうじゃく)
入無相門 (にゅうむそうもん)

所謂外想(しょいがいそう) 内想 (ないそう)
若生想 (じゃくせいそう)
若滅想 (じゃくめつそう)
了了照尽 (りょうりょうしょうじん)
無浄穢法 (むじょうわいほう)
無生滅法 (むしょうめっほう)
如是尽処  (にょぜじんしょ)
亦無所尽 (えきむしょじん)
究皆是空 (きゅうかいぜくう)
空竟昇玄 (くうきょうしょうげん)

何以故 (かいこ)
内想者名境観空 (ないそうしゃめいきょうかんくう)
是空亦空 (ぜくうえきくう)
空空亦空 (くうくうえきくう)
空無分別空故 (くうむふんべつくうこ)
是無分別空 (ぜむふんべつくう)
亦復皆空 (えきふくかいくう)
空無二致 (くうむにち)
故言其尽 (こげんきじん)

若善男女(にゃくぜんなんにょ) 照法空性(しょうほうくうしょう)
無起滅心 (むきめっしん) 無驕慢心 (むきょうまんしん)
無恐怖心 (むきょうふしん) 無憎愛心 (むぞうあいしん)
能于世間免種種苦 (のううせけんめんしゅじゅく)

所謂生死別苦(しょいせいしべつく) 鬼神害苦 (きしんがいく)
官私口舌苦(かんしこうぜつく) 水火刀兵飢寒苦(すいかとうへいがかんく)
皆悉免離 (かいしつめんり)

如是尽利益 (にょぜじんりやく)
非于一人(ひういちじん) 二人 (にじん)
必于無量無返 (ひつうむりょうむへん)
無量数人 (むりょうすうにん)

非一天(ひいってん) 二天 (にてん)
無量無返 (むりょうむへん) 無量数天 (むりょうすうてん)
其功力 (きくどくりき) 不可思議 (ふかしぎ)
是故此説(ぜこしせつ) 名為解脱 (めいいげだつ)
名利益義 (みょうりえきぎ) 名無量義 (みょうむりょうぎ)
名第一義 (みょうだいいちぎ)
如是諸義 (にょぜしょぎ) 若書若写 (じゃくしょじゃくしゃ)
若読若誦 (じゃくどくじゃくじゅ) 若解説 (じゃくかいせつ)
是為入智慧門 (ぜいにゅうちえもん) 游智慧室 (ゆうちけいしつ)
坐智慧そう (ざちえそう) 餐智慧食 (さんちけいしょく)
得智慧眞相之体 (とくちえしんそうしたい)
即于爾時説智慧頌曰 (そくうじじせつちえしょうえつ)

智慧起本無  (ちえきほんむ)
朗朗照十方 (ろうろうしょうじっぽう)
結空峙玄霄 (けつくうちげんしょう)
諸天ゆう流芳 (しょてんゆうりゅうほう)

其妙観思議 (きみょうかんしぎ)
虚感眞実通 (きょかんしんじつつう)
有有有非有 (ゆうゆうゆうひゆう)
無無無不無 (むむむふむ)

智慧常観身 (ちえじょうかんしん)
学道之所先 (がくどうししょせん)
びょうびょう入玄津 (びょうびょうにゅうげんりつ)
自然録我神 (しぜんろくがしん)

天尊常擁護 (てんそんじょうようご)
魔王衛宝言 (まおうえいほうげん)
晃晃金剛躯 (こうこうこんごうく)
超超太上仙 (ちょうちょうたいじょうせん)

智慧生戒根 (ちえしょうかいこん)
眞道戒為主 (しんどうかいいしゅ)
三宝由是興 (さんぽうゆぜきょう)
高仙所崇受 (こうせんしょすうじゅ)

汎此不死舟 (はんしふししゅう)
倏忽済大有 (しゅくぶつさいたいゆう)
当此説戒時 (とうしせつかいじ)
諸天来稽首 (しょてんらいけいしゅ)

太上霊宝智慧観身経竟(たいじょうれいほうちえかんしんきょうきょう)。」


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