※本編には 呪いが登場いたします。
呪いを受けられないように 御注意ください──
| 貴船神社 |
|・) 「貴船神社 鳥居前より、
チラリズム秋元でございます。」
|・) 「さて 京都の 伝統ある貴船神社は 水神を祀る社でありますが、
また もう一つの顔として いわゆる わら人形に 五寸釘を打ち付ける
丑の刻参りの ゆかりの社でもあります。」
|・) 「京都の神社仏閣は 表もあれば 裏もある
感謝を捧ぐ祈りあれば 呪いの祈願も またひとつ
"さみしいね 呪って 釘を打つ姿なんざ 辛すぎるよ
人を呪ってみた所で 穴二つと言われているさ"
そんな言葉を思い出しながら 貴船神社の奥宮からは
こよいも 釘を打ちつける音、
こういった具合なのであります。」
|・) 「さて 貴船神社では今でも
たまに わら人形が落ちていたりするのでありますが」
|・) 「宮地神仙道的に 申し上げますと、
そういった 呪詛に使用された人形や小道具は 可能な限り触れないように致します。
そういった物には 魄が付着しており
不用意に触れてしまいますと 物に付いている魄が 自己に付着して
良からぬ結果を招きます。
もし 止むを得ず 触れなくてはいけない場合は
触れた後で すぐに御祓いを受けたり 清めを行わなくてはいけません。」
|・) 「さて 本日の 度胸試し 一本勝負では
丑三つ時に 貴船神社の奥宮に
紅(くれない)のおばちゃまと はるひんが
それぞれ ローソクを片手に 貴船神社の奥宮を一周して お参りしてから
鳥居まで戻ってくるというもので、
途中で 金切り声をあげたら負け、
また 呪いを行っている人に遭遇した場合、
大本教主として どのような対応をするかも 判定を左右する条件となります。」
|・) 「時刻は現在 午前3時、
大変早起きの 実況アナウンサーであります。
今 両選手に ローソクが手渡されました。
そして 奥の方から
そうです 釘を打ち付けるような 鈍い 不気味な響きが
こちらにまで 届いてきております。」
(出 口 紅) (出口春日)
ζ~( `m´)~ζ ζ~( `m´)~ζ
|・) 「では これより出発であります。
実況アナウンサーは お化け提灯を持って
2人の後ろから ついてゆき
どちらが先に 金切り声をあげるかを 確認する事に致します。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/9d/bbedee23473c2ab727611543df9158ba.jpg)
(お化け提灯)
|・) 「しかし こんな時間帯に
ローソクを持って進む 女2人と
その後ろを お化け提灯を持って歩く 実況アナウンサーというのも
見方によっては わら人形で 呪いを行っている人間よりも
不気味という感じも しない訳ではないのでありますが」
|・)
(出 口 紅) (出口春日)
ζ~( `m´)~ζ ζ~( `m´)~ζ
ζ~( `m´)~ζ つ釘 (人形)
|・) 「さあ 早速 わら人形に 釘を打ち付けている女性との遭遇であります。
その女性の頭には ロウソクを突き立てた鉄輪があり、
そのロウソクの火の うらぶれた明かりが
鬼気迫る女性の表情を 暗闇の中に 映し出しております。」
ζ~( `m´)~ζ 「…み~た~な~~~~~~」
|・) 「おっと そう言えば
釘を打ち込んでいる姿を他人に見られてしまった場合
呪詛の効力が失われてしまうと 伝えられておりまして
何やら 恨めしげそうな目で こちらを窺っております。」
(出 口 紅)
ζ~( `m´)~ζつ
ζ~( `m´)~ζ!
|・) 「おーーーーーーーーっと
紅(くれない)のおばちゃま、
問答無用で 4の字固めを 食らわしております!
この女性も 白衣を着て たまたま今夜 呪詛を行いに来たというだけで
4の字固めを 無残に食らわされてしまった訳でありますが、
やはり 人を呪わば 穴二つといった所かーーーーーーー!」
|・)
(出 口 紅) (出口春日)
ζ~( `m´)~ζ ζ~( `m´)~ζ
ζ~( `m´)~ζ つ釘 (人形)
|・) 「さあ あちら側にもまた
丑の刻参りに 果敢にチャレンジしている女性の姿があります。
貴船神社の 長い夜の持久戦
わら人形デスマッチは このようにして 幾世紀も
闇黒の伝統として 続けられてきたのであります。」
ζ~( `m´)~ζ 「…み~た~な~~~~~~」
(出口春日)
ζ~( `m´)~ζつ
ζ~( `m´)~ζ
|・) 「おーーーーーーーーーーっと
今度は はるひんが女性に チョークスラム!
こちらの女性は 先程の女性よりも やや小心者でありますのか
チョークスラムを食らって 地面に 倒れた後
実況アナウンサーの持つ お化け提灯を見て 気絶してしまったようであります。
修業が足りない!」
| 鳥居 |
|・) 「そういう訳で 鳥居まで 戻ってまいりました。
紅(くれない)のおばちゃまと はるひんによる
地獄のツープラトン攻撃で 呪詛者を 腕力で 倒していった訳でありますが
第1ラウンドは引き分けという事で
このまま延長戦に進むのか 今 二派の関係者の間で 緊急協議が行われております。」
(緑っち宮司)
( `m´)つ 「…人を呪わば 穴二つ、
穴は 1つあれば エエんやで♪」
|・)
|・) 「おーーーーーーーーーっと!
吉田神道の 性欲のクンタキンテが 乱入してきた所で
丑の刻の 貴船神社より 失礼いたします。
皆さん 御機嫌よう!!」
|ミ サッ!