80年代の 学研ムー誌に1度だけ掲載された
「守護精霊の願望実現法」のやり方は このようなものですが、
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自分だけの守護精霊を作り指令を与えて働かせる
①願望実現のための専用ノートと筆記用具などを用意する。
筆記用具は万年筆か細書きの黒のサインペン、下書き用のシャープペンを用意する。
②守護精霊のキャラクターを具体的かつ 詳細に設定する。
最初に叶えたい願望が決まったら、それに応じた守護精霊を作る。
そこでまず、精霊のキャラクターをきめる。
決め方はできるだけ具体的に姿や形をきめなければならない。
まず、その精霊のご利益、つまり担当分野を設定する。
愛情の精霊、健康の精霊、お金の精霊・・・・ といった風に設定すればいい。
次に始め、名前、それから髪の色、目の色からまわって、
顔の感じ、体つき、見かけの年齢、服装などをきめる。
いずれも自分の好きなようにきめてよい。(西洋の妖精風とか日本風とか)
とにかく自分が好きになれる形に設定することが重要である。
ただ守護精霊はあなたが自分で作った召使いのようなものなので、
あまり高貴な姿に設定してしまうのはよくない。
といってあまり下品な姿にしてしまうのもよくない。ほどほどにといったとこだろう。
(必ず人間の姿にすること!動物などの姿にしてはいけない!!)
これというものが決まったら専用のノートに書きこむ。
なお、精霊はあわてて一度にいくつも作らないこと。
別の種類の願いを叶えてもらう必要が生じたときに、次の精霊を作ればよいのである。
③守護精霊に魂を吹き込み生きたものにするための祈りキャラクターが決まったら、
いよいよ守護精霊を作るステップである。
まず、イスに浅く腰掛け、書き出したキャラクターに従い、次の言葉を唱える。
「私は今、あらゆる知識と知恵の根源に通じています。
今、この大いなる宇宙精神が、守護精霊の形をもって私に現れます。
その名前は○○(設定した名前を言う)です。
彼(または彼女)は、私の生活に○○(精霊の担当分野。健康、愛情、 お金など)をもたらすものに
必要なすべての能力を有しています。」
そして、深くゆったりと腰掛けなおし、目を閉じ、リラックスして、
設定した守護精霊のイメージを思い浮かべ明確にイメージする。
これであなただけの守護精霊は作り上げられた。
精霊は願望の種類によって別々に設定しなければならず、
そのたびに以上の様にして、おのおのの守護精霊を作らなければならない。
④叶えたい願いを守護精霊に告げて働かせる
まず、目を閉じてリラックスする。そして、設定した精霊が、自分の前にひざまずいているとイメージする。
明確にイメージ出来たら、その精霊に命じればよいのである。
その際、あなたの前にひざまずいている精霊の頭上に、
天上からのエネルギーがスポットライトのような光となって照らしているようにイメージする。
そして 命じ終わったあとで、精霊があなたの命令をひき受けたことを忘れずにイメージする。
精霊を作るのは一回だけでよいが、こちらは一日一回、
少なくとも三日、多くとも七日行えばよいだろう。
肝心なのは、あなたが作り出した精霊だから あなたが権威を持って命じるようにする必要がある。
お願いするような気持ちではだめである。
⑤願いがかなったら守護精霊にお礼を言っておく
願いが叶うことは,守護精霊があなたの指令を聞いてくれたのだから 感謝する必要がある。
といっても難しいことではなく、指令を発するときと同じように
目を閉じ、彼(ないし彼女)のイメージを呼び出したら
心の中でお礼を言えば良いのである。
そして精霊が その言葉に満足して,あなたの謝意を受け取る様をイメージする。
これにより あなたの守護精霊はさらにあなたの為に尽くしてくれるに違いない。
他人にはこの方法を秘密にしておき 口に出さない
困っているような人を助けるような場合は別にして
他人に決して話さないようにしたほうがいい。
なぜかといえば、その人は内心あなたのことをばかにしたり 子供っぽいと思ったり、
うまくいくはずがないと思ったりして
その怨念が、あなたの願望実現を妨げることになるからだ。
だからあなたが成功を収めるまでは、この方法をほかの人に話さないほうが得策であろう。
そして誰もあなたの成功を疑わなくなった段階で、
始めてこの方法を打ち明ければよいのである。
日ごろから自分の能力を高める努力をする
この方法は、間接的に自分の超能力を使っているわけだから
日ごろから自分の能力を高めるように努める。
難しいことではなく、人知れず善行などを積むようにすると、
潜在的な能力はますます高まり、願望の実現がより加速されるはずである。
<実践編>
この指令文があなたの願いを叶えるキーポイント!
これらの文を,自分の願望の種類、
内容によって最もふさわしいようによく考えて指令文を作っていただきたい。自分で工夫して作ってもよい
*愛情獲得のための指令
「わが愛情の守護精霊○○(精霊の名前)よ。
私は自分の望みを述べ、その成就を命じる。
私に魅力を備えさせたまえ。
そして、私の短所を目に止めず、私のあらゆる欲求と必要を満たす、
完璧な女性を私のもとに導きたまえ」
*コンテストに優勝するための指令
「わが勝利の守護精霊○○(精霊の名前)よ。
私は自分の望みを述べ、その成就を命じる。
私が参加する○○コンテスト(コンテストの名前)の結果に、よい影響をもたらしたまえ。」
(優勝を、ではなく、よい影響を、となっていることに注意!)
*繁栄のための指令
「わが繁栄の守護精霊○○(精霊の名前)よ。私の望みを聞け。
即刻、すべてのもの、すべての人々によって、私に富と幸運をもたらしたまえ。」
*霊的護衛のための指令
「わが護衛の守護精霊○○(精霊の名前)よ。私の望みを聞け。
あらゆる呪いや悪意の影響から私を守りたまえ。
私の周囲に、いかなる悪意のものも跳ね返す守りの壁を築きたまえ。」
(霊的な感受性の強い人は、この指令文で身を守るとよい。)
*健康回復のための指令
「わが健康の守護精霊○○(精霊の名前)よ。
私は自分の望みを述べ、その成就を命じる。
即刻、私(他人の健康を願うときは、その人の名)の健康を回復させたまえ。
私(彼、または彼女)の心からも体からも、すみやかにすべての病気を消し去りたまえ。」
(この場合、具体的な病名を言う必要はない。むしろいわないほうがよい。)
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この方法によって 自分の人工的な守護霊を生み出していた人がいたようです。
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
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姉貴の友達に、霊が見える人がいて、ある日その人(以下、友子さんとする)をうちに連れてきた。
なんでも守護霊を見てもらうらしい。
たまたま俺も家にいて、姉貴は俺にも見てもらえとうるさいので、渋々従う。
友子さんは俺の方を見るなり一言、「あ、カッコいい」と言った。
曰く、背中に大きな刀を背負って、鎧を着たお侍さんが俺の後ろで、腕を組んでたたずんでるそうだ。
しかもつけてる鎧が、戦国武将みたいなやつじゃなくて西洋の鎧っぽい感じで、
全身をガッチリ覆ってはおらず手足と上半身だけに付けてるらしい。
着物の上からそんな感じの防具を着て、陣羽織を羽織ってて、
それがアニメやゲームのキャラっぽい印象で、それで第一声が「カッコいい」だったようだ。
友子さんは俺のそんな守護霊に興味を持ったらしく、その日以降も遊びに来ては俺を霊視した。
そしてまた別のある日、友子さんは一人でやって来た。姉貴じゃなくて俺に用があるらしい。
凄く真面目な顔だったので、部屋に入れて、話を聞く事にした。
「あのね、あなたの守護霊のお侍様なんだけど」
「はい」
「実はその人、守護霊じゃないの」
「……はい?」
「何回か霊視して、お話も聞いてみたんだけど、お侍様はあなたの作った守護精霊らしいの」
と言われた瞬間、背中がゾワッとした。
うちのじいちゃんはオカルト雑誌の愛読者で定期購読してて、
バックナンバーも大事に保管してた。
俺が小6の時、その古い号に載ってたのが守護精霊の作り方という記事で、
役割と名前、その他いろいろな設定を与えて、
自分の願望を叶えるための精霊を自分で作るというもの。
細かいところまでイメージしやすいように、
下手でもいいから実際に絵に描いた方がいいとあったので、
当時の俺は守護精霊専用ノートを作って、
そこに自分を守ってくれるサムライチックなヒーローを描いた。
記事には、定期的に呼び出す(正確には精霊を呼び出す場面をイメージする)
必要があるとか書いてあった(ような気がする)ので、
毎日その設定ノート片手に魔法使いみたいな感じで
その自作のヒーローを呼び出すごっこ遊びをやっていた。
中学に上がる頃には、もうすっかり忘れてたんだけど、
守護精霊の方はそれでもずっと俺の後ろにいたようだ。
「でも、力が弱くなってて、このままだとあなたを守れなくなるから、何とかしてほしいんですって」
具体的には、また定期的に呼び出しのイメージをやるだけでいいそうだ。
「このまま消えるには惜しいお方だから、絶対にやってね!絶対だよ!」
友子さんは真面目な顔で言った。
どうも俺の守護精霊が、友子さんの好みだったらしい。
俺の黒歴史を姉貴の友達に知られるという、洒落怖な出来事だった。
後日談みたいなのを思い出したので書く。
姉の友達(以下、友子さん)に言われた通り、
守護精霊の呼び出しのイメージをするようになってから2ヶ月くらい経った頃、
友子さんが遊びに来たので霊視してもらった。
俺の守護精霊は以前見た時よりも力が強くなってるらしい。
で、ついでに前から思ってた疑問について聞いてみた。
俺を守ってるのが守護精霊なら、元々の守護霊はどうしてるのか?
友子さんは俺をジーッと見てから、クスクス笑い始めた。
「ちゃんといるよ」
でも、そばで守るのではなく、距離を置いて見守ってるらしい。
どんな人かと聞いたら、眼鏡かけてて髪を三つ編みにした、
ちょっと厳しい女教師っぽい人だそうだ。
俺の自立やら成長やらのために、
気を付ければ回避出来るような不運やトラブルはわざと素通りさせてるんだとさ。
ところが、俺の守護精霊がそんな親心(?)を無視して
その素通りさせた悪いことをシャットアウトしてるらしい。
そう言えば最近は信号待ちとか
そんなレベルの不運にも見舞われなくなったなぁとふと思う。
「それでね、守護霊様がカンカンに怒ってて、
今もあなたの後ろでお侍様にお説教してるの。
お侍様、正座してしょんぼりしてて、かわいそうだけどちょっと可愛いかも」
俺の守護精霊……orz
しょせん人工霊と本物の守護霊様とじゃ格が違うのか……。
へこんでる俺に、友子さんが追い討ちをかける。
「あと守護霊様、お侍様がどういう霊なのかわかってるみたいよ」
守護霊にまで俺の黒歴史を知られてしまっていた……。