「大迦葉問大宝積正法経」の一部でも
香や飲食などを捧げて受持して供養したり 読経する事で
一切如来に 最上の供養を捧げたのと同じくなるとされます。
以下 「大迦葉問大宝積正法経」の一部です。
「仏告迦葉(ぶっごかしょう)
有二種法滅出家徳(うにしゅほうめつしゅっけとく)
云何二法(うんかにほう)
一親近在家(いっしんこんざいけ)
二憎嫌聖者(にぞうけんしょうじゃ)
我今於此而説頌曰(がこんおしにせつしょうわつ)
親近在家人(しんこんざいけにん)
憎嫌於聖者(ぞうけんおしょうじゃ)
此二非道法(しにひどうほう)
滅彼出家徳(めつひしゅっけとく)
出家菩薩人(しゅっけぼさつにん)
彼宜速遠離(ひぎどくおんり)
仏告迦葉(ぶっごかしょう)
有二種法為出家垢染(うにしゅほういしゅっけくせん)
云何二法(うんかにほう)
一心多煩悩(いっしんたぼんのう)
二棄捨善友摂受悪友(にひしゃぜんゆうしょうじゅあくゆう)
我今於此而説頌曰(がこんおしにせつしょうわつ)
若彼出家人(にゃくひしゅっけにん)
心多於煩悩(しんたおぼんのう)
棄背善良朋(きはいぜんりょうほう)
親近於悪友(しんこんおあくゆう)
仏説於此人(ぶっせつおしにん)
為彼出家垢(いひしゅっけく)
一切菩薩衆(いっさいぼさつしゅ)
各各宜遠離(かくかくぎおんり)
仏告迦葉(ぶっごかしょう)
有二種法(うにしゅほう)
於出家人(おしゅっけにん)
如臨崖険(にょりんがいけん)
云何二種(うんかにしゅ)
一軽慢妙法(いちけいまんみょうほう)
二信楽破戒(にしんらくはかい)
我今於此而説頌曰(がこんおしにせつしょうわつ)
若彼出家人(にゃくひしゅっけにん)
軽慢於妙法(けいまんおみょうほう)
信重破戒者(しんじゅうはかいしゃ)
如登於崖険(にょとうおがいけん)
墜堕在須由(ついだざいすゆ)
此二非律儀(しにひりつぎ)
一切諸仏子(いっさいしょぶっし)
彼二須遠離(ひにすおんり)
仏告迦葉(ぶっごかしょう)
有二種法為出家過悪(うにしゅほういしゅっけかあく)
云何二種(うんかにしゅ)
一見他過失(いっけんたかしつ)
二蓋覆自過(にかいふくじか)
我今於此而説頌曰(がこんおしにせつしょうわつ)
若有出家者(にゃくうしゅっけしゃ)
恒見他人過(こうけんたにんか)
覆蔵於自罪(ふくぞうおじざい)
此二大過失(しにだいかしつ)
損悩毒如火(そんのうどくにょか)
智者須遠離(ちしゃすおんり)
仏告迦葉(ぶっごかしょう)
有二種法増出家熱悩(うにしゅほうぞうしゅっけねつのう)
云何二種(うんかにしゅ)
一受持袈裟心懐不浄(いちじゅじけさしんかいふじょう)
二恃己戒徳訶責非行(にじこかいとくかしゃくひぎょう)
我今於此而説頌曰(がこんおしにせつしょうわつ)
雖復披袈裟(すいぶひけさ)
心行不浄行(しんぎょうふじょうぎょう)
設身有戒徳(せっしんうかいとく)
而用於悪言(にようおあくごん)
摧伏非行者(さいぶくひぎょうしゃ)
此二須遠離(しにすおんり)。」
「財神経」
「南無仏説財神経(なむぶっせつざいしんきょう)
天官賜福到門庭(てんかんしふくとうもんてい)
仏前一朶金花開 (ぶつぜんいちだこんかかい)
財神菩薩坐堂門(ざいしんぼさつざどうもん)
観音娘娘送子来 (かんのんにゃんにゃんそうしらい)
太平菩薩送安来(たいへいぼさつそうあんらい)
十八羅漢送喜来(じゅうはちらかんそうきらい)
玉王菩薩送好来(ぎょくおうぼさつそうこうらい)
金童玉女送宝来(きんどうぎょくじょそうほうらい)
財神菩薩送財来(ざいしんぼさつそうざいらい)
南無仏(なむぶつ)
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)。」
「虚空孕菩薩経」
「虚空孕菩薩経」の陀羅尼を誦したり
他者に教えたりするだけでも 経法を自然に体得し
自己を利養する事になるとされます。
以下 「虚空孕菩薩経」の一部です。
「タドヤター・アニーラジャビ・ビサムドゥサジャビ
ヤバナジャビ・パクササメ・ビーサラジャシ
シャーナサラベ・サストラカルンネ・フマ・フマ
マハー・カールニカ・スヴァーハー
善男子(ぜんなんし)
乃至若有衆生(ないしにゃくうしゅじょう)
欲入大海採諸珍宝(よくにゅうたいかいさいしょちんほう)
或復心欲入(こくぶしんよくにゅう)
於地下阿修羅宮(おちかあしゅらくう)
或復欲得服定年薬(こくぶよくとくふくじょうねんやく)
或復被禁牢獄繁閇(こくぶひきんろうごくはんばい)
或恩愛別離(こくおないべつり)
或有怨憎交会(こくうおんぞうこうえ)
而不能離(にふのうり)
若在火難(にゃくざいかなん)
若在水難(にゃくざいすいなん)
若刀杖難(にゃくとうじょうなん)
若蠱毒難(にゃくこどくなん)
若被呪咀言説(にゃくひじゅそごんせつ)
若被師子虎狼之難(にゃくひししことうしなん)
若被蠎蛇蝮蝎之難(にゃくひもうだふくかつしなん)
若被盗賊(にゃくひとうぞく)
或被幻惑之難(こくひげんわくしなん)
或被一切恐怖之難(こくひいっさいくふしなん)
若有衆生(にゃくうしゅじょう)
ちゅう械かさ禁繁之難(ちゅうかいかさきんはんしなん)
若被県官所録(にゃくふけんかんしょろく)
若被刑流将断命根(にゃくひけいるしょうだんみょうこん)
或有長病困篤著床(こくうちょうびょうこんとくじゃくしょう)
疫病所逼恐怖畏死(えきびょうしょふくくふいし)
若乏衣食臥具(にゃくぼうえじきがぐ)
湯薬資財之物(とうやくしざいしもつ)
彼等衆生(ひとうしゅじょう)
於後夜間黄白出時(おごやかんこうびゃくしゅつじ)
香湯澡浴著浄衣裳(こうとうそうよくじゃくじょうえしょう)
頂礼虚空孕菩薩(ちょうらいこくうようぼさつ)
胡跪合掌以面向東(こきがっしょうにめんこうとう)
随力随分所弁供具供彼菩薩(ずいりきずいぶんしょべんくぐくひぼさつ)
為諸衆生発慈悲心(いしょしゅじょうほつじひしん)
口唱是言(こうしょうぜごん)
虚空孕具大慈悲(こくうようぐだいじひ)
為諸衆生常作利益(いしょしゅじょうじょうさりやく)
念我念我(ねんが ねんが)
以慈悲心願観我心(にじひしんがんかんがしん)
願解脱我如前所説之難(がんげだつがにょぜんしょせつしなん)。」