グルリンポチェより授けられた祈祷文であり、
グルリンポチェに 礼拝や供養を捧げて誦す事で
加持が授けられるとされます。
「エマホー
於大海中蓮花之茎端(おたいかいちゅうれんげしけいたん)
具足五身智慧成就仏(ぐそくごしんちえじょうじゅぶつ)
殊妙蓮花自然双運身 (しゅみょうれんげじねんそううんしん)
祈請空行眷属如雲集(きせいくうぎょうけんぞくにょうんしゅう)
祈賜加持意楽速成就(きしかじいらくそくじょうじゅ)
作諸悪業果報不思議(さしょあくごうかほうふしぎ)
病魔障難敵軍囲繞時(びょうましょうなんてきぐんいにょうじ)
恭敬瞻礼以及心念者(きょうけいせんらいにぎゅしんねんしゃ)
蓮師応諾心中恒憫念(れんしおうだくしんちゅうこうみんねん)
祈賜加持意楽速成就(きしかじいらくそくじょうじゅ)
虔信持戒布施随串習 (けんしんじかいふせずいかんしゅう)
於法聴聞清浄具愧財 (おほうちょうもんしょうじょうぐきざい)
具足智慧円満七聖財(ぐそくちええんまんしちしょうざい)
祈願一切有情心相続(きがんいっさいうじょうしんそうぞく)
頃刻能獲世間諸福楽(けいこくのうごせけんしょふくらく)
祈賜加持意楽速成就(きしかじいらくそくじょうじゅ)
如是病難痛苦非所欲 (にょぜびょうまつうくひしょよく)
魑魅魔王種種之損害 (ちみまおうしゅじゅしそんがい)
怖畏険途水火悪獣等(ふいけんずすいかあくじゅうとう)
乃至寿終生命将尽時 (ないしじゅしゅうしょうみょうしょうじんじ)
復於他方無有帰依処(ぶおたほうむうきえしょ)
至尊大士慈悲救抜主 (しそんだいしじひきゅうばつしゅ)
祈賜加持意楽速成就(きしかじいらくそくじょうじゅ)
祈請ウゲン蓮花生 (きせいうげんれんげしょう)
遠離違縁諸障難 (おんりいえんしょしょうなん)
順縁意楽皆成就(じゅんえんいらくかいじょうじゅ)
最上共不共悉地(さいじょうくふくしっじ)。」
「諸夜叉の加持を受ける」
諸夜叉に 礼拝や供養を捧げて行います。
合掌して 両手の間を膨らませて 7遍誦します。
「オン・アモガ・マニ・プージャ・マントラ・プラサヴァ
ヴィクルヴィテ・サマンタ・ヤクサ・ヴィサヤム
アーバラナ・ガンダ・スガンダ・マニ・ラトナ
ガンダ・プスパ・プラヴァルサナ・スヴァーハー。」
最後に3遍
「諸衆神霊(しょしゅしんれい)
敬請帰位(けいせいきい)。」と誦す。
「タントン・ギャルポより加持を授かる」
(タントン・ギャルポ)
タントン・ギャルポに 礼拝や供養を捧げる事で、
罪障や悪縁や邪見などが除かれ
悪趣に転生する事なく
四大元素による災害より守られ
善神の守護や 家庭の吉祥や安楽が得られ
福寿を増し 心身が健康になり 自己の面貌も荘厳となり
衣食に事欠くことなく
死後には極楽に至る事ができるとされます。
「降伏魔軍紫黒忿怒相 (ごうぶくまぐんしこくふんぬそう)
親見本性執行出世行(しんけんほんしょうしゅぎょうしゅっせぎょう)
隠居修行衆生依怙主 (いんきょしゅぎょうしゅじょうえこしゅ)
蓮師賜予授記応化身(れんししよじゅきおうけしん)
タントン・ギャルポ
尊者虔祈請(そんしゃけんきせい)。」
何遍も誦す。
「オン・ガラレ・シャラレ・スラレ・ソーハー。」