この三十七明を受持する事で
三十七智深密相応が得られるとされます。
「説此讃已(せつしさんい)
時金剛手菩薩(じこんごうしゅぼさつ)
以右手五峯金剛(にうしゅごほうこんごう)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛曰(せつしこんごうわつ)
フーム
時金剛王菩薩(じこんごうのうぼさつ)
以所持鉤(にしょじこう)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此摩尼曰(せつしまにわつ)
トラー
時金剛染菩薩以金剛白蓮(じこんごうせんぼさつにこんごうびゃくれん)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此蓮花曰(せつしれんげわつ)
フリー
時金剛称菩薩以金剛箜篌(じこんごうしょぼさつにこんごうくご)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此羯磨曰(せつしかつまわつ)
アー
時四大菩薩(じしだいぼさつ)
同声告金剛界如来言(どうしょうごこんごうかいにょらいごん)
我今現此神通(がこんげんしじんつう)
為動一切有情本性(いどういっさいうじょうほんしょう)
開顕鉤召彼愚童(かいけんこうしょうひぐどう)
令染愛諸仏妙法(りょうせないしょぶつみょうぼう)
成熟本有法身故(じょうじゅくほんうほうしんこ)
時虚空蔵菩薩(じこくうぞうぼさつ)
復以手中宝瓶(ぶにしゅちゅうほうへい)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛蔵曰(せつしこんごうぞうわつ)
ジャー
時金光菩薩(じこんこうぼさつ)
以手中日輪(にしゅちゅうにちりん)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛光曰(せつしこんごうこうわつ)
ウム
時虚空旗菩薩(じこくうきぼさつ)
以手中幢旗(にしゅちゅうどうき)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛旗曰(せつしこんごうきわつ)
ヴァム
時虚空笑菩薩(じこくうしょうぼさつ)
以手中金剛旛(にしゅちゅうこんごうばん)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛旛曰(せつしこんごうばんわつ)
ホー
時四大菩薩(じしだいぼさつ)
同声告金剛界如来言(どうしょうごこんごうかいにょらいごん)
我今現此神通(がこんげんしじんつう
為欲鉤召一切有情(いよくこうしょういっさいうじょう)
令入法界(りょうにゅうほうかい)
以索引至金剛場(にじゃくいんしこんごうじょう)
以鎖堅諸蔵が(にさけんしょぞうが)
以鈴適悦彼性(にりんてきえつひしょう)
令快楽故(りょうけらくこ)
時観自在菩薩(じかんじざいぼさつ)
以手中鏡(にしゅちゅうきょう)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此金剛智曰(せつしこんごうちわつ)
ア
時妙吉祥菩薩(じみょうきっしょうぼさつ)
以手中鉢惹夾(にしゅちゅうほつじゃくきょう)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説摩尼行曰(せつまにぎょうわつ)
アー
時転法輪菩薩(じてんぼうりんぼさつ)
以手中輪(にしゅちゅうりん)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説蓮花定曰(せつれんげじょうわつ)
アム
時金剛言菩薩(じこんごうごんぼさつ)
以手中螺(にしゅちゅうら)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此羯磨曰(せつしかつまわつ)
アー
時四大菩薩(じしだいぼさつ)
同声告金剛界如来言(どうしょうごこんごうかいにょらいごん)
我今現此神通(がこんげんしじんつう)
為欲開一切有情本有不生性故(いよくかいいっさいうじょうほんうふしょうしょうこ)
令修行万行満足故(りょうしゅぎょうまんぎょうまんぞくこ)
令成就大菩提故(りょうじょうじゅだいぼだいこ)
入不動如如智故(にゅうふどうにょにょちこ)
時金剛業菩薩(じこんごうごうぼさつ)
以手中緑宝(にしゅちゅうりょくほう)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此瑜伽曰(せつしゆがわつ)
イ
時金剛護菩薩(じこんごうごぼさつ)
以手中傘蓋(にしゅちゅうさんかい)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此瑜伽曰(せつしゆがわつ)
イー
時金剛蓋菩薩(じこんごうかいぼさつ)
以手中羯磨首(にしゅちゅうかつましゅ)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此瑜伽曰(せつしゆがわつ)
ウ
時金剛持菩薩(じこんごうじぼさつ)
以手中月(にしゅちゅうがつ)
擲於虚空(じゃくのうこくう)
寂然一体還住手中(じゃくねんいったいげんじゅうしゅちゅう)
説此瑜伽曰(せつしゆがわつ)
オ
時四大菩薩(じしだいぼさつ)
同声告金剛界如来言(どうしょうごこんごうかいにょらいごん)
我今現此神通(がこんげんしじんつう)
為欲出生一切法(いよくしゅっしょういっさいぼう)
令一切有情随其受用(りょういっさいうじょうずいごじゅよう)
為欲成就如来三身(いよくじょうじゅにょらいさんしん)
為欲成就遍周法界一切有情身(いよくじょうじゅへんしゅうほうがいいっさいうじょうしん)
為欲於生死中(いよくぼうしょうしちゅう)
得自在之楽故(とくじざいしらくこ)
時四方如来(じしほうにょらい)
為欲現証一切如来(いよくげんしょういっさいにょらい)
本有金剛同声説(ほんうこんごうどうしょうせつ)
四種一字心密言曰(ししゅいちじしんみつごんわつ)
フーム
時四波羅蜜菩薩(じしはらみつぼさつ)
為欲利益一切有情(いよくりやくいっさいうじょう)
修行大悲行願故(よくぎょうだいひぎょうがんこ)
同声説四種一字心方便瑜伽曰(どうしょうせつしじゅいちじしんほうべんゆがわつ)
オム
時内修供養天女使者(じだいしゅくようてんにょししゃ)
為欲顕如来内神通遊戯(いよくけんにょらいないじんつうゆうぎ)
喜鬘歌舞等供養(きばんかぶとうくよう)
同声説此四種一字金剛心(どうしょうせつししじゅいちじこんごうしん)
ハー
時外供養天女使者(じげくようてんにょししゃ)
為欲令一切有情(いよくりょういっさいうじょう)
諸行速得円満故(しょぎょうそくとくえんまんこ)
説此四種一字心(せつしししゅいちじしん)
フーム
時四門使者天女(じしもんししゃてんにょ)
為欲摂入一切有情(いよくしょうにゅういっさいうじょう)
至法界宮故(しほうかいくうこ)
同声説此四種一字心(どうしょうせつしししゅいちじしん)
ッフーム
時金剛界如来(じこんごうかいにょらい)
復説卒覩波法界普賢一字心密言曰(ぶせつそとばほうかいふげんいちじしんみつしんごんわつ)
ヴァム。」
「内火の行や小周天の基本となる行法2」
(金剛亥母)
高藤仙道の本に書かれていない部分の法で、
本来の内火の行は 全身の毛穴にまで内火を至らせる事や、
黒忿怒ダーキニーを本尊として 下半身に内火を巡らせる事などを行って
完全となるようです。
以下 内火の行の基本部分の続きで
こういった煉法を行う時は
飲酒後や 激しい運動や肉体労働をして疲れている時、
怒った後や
性的なエネルギーを発散した後は避けるようにします。
++++最初に行う部分++++
両足を 30センチぐらい開けて開き、
膝を軽く曲げて
つま先を それぞれ左右に外側に向けて開き、
両足で「一」の文字になるような形にします。
両手を頭上に持ち上げ 両手が頭に触れないようにして、
合掌して 親指を内側に入れて 手首を開いて
ピラミッドのような形になるようにして
視線を下げます。
背筋をまっすぐにして 霊的脈管がまっすぐになるようにして
気が臍に集まるように感じます。
下丹田や腎臓に熱が感じられたり
微汗が出たら成功で、
一度休憩して 再び繰り返すようにします。
++++最初に行う部分++++
上に続けて 「外観内身空法」を行う場合は
結跏趺坐か 半跏趺坐で座して
両手は 親指を内側に入れて握り、
両手を膝の皿の所に置きます。
頭上に 赤色の蓮華があり、
蓮華の中央に伝法上師がおられる様子を観じる事になっていますが、
伝法上師がいない場合は 他の上師にする事になりそうです。
そして誦します。
「我今発此勝義菩提心(がこんほっししょうぎぼだいしん)
解脱今生方便拙火定(げだつこんしょうほうべんせっかじょう)
慈悲喜捨救度有情故(じひきしゃきゅうどうじょうこ)
成就智慧脈気明点道(じょうじゅちえみゃくきみょうてんどう)。」
そして上師が一筋の赤光に変成して、
自己の頭頂から胸の中央までを まっすぐに貫き、
そして上師が 胸の中央の赤蓮華に座しておられ、
上師が徐々に大きくなって自己と融合する様子を観じます。
それから自己が 金剛亥母に変成して
眉間よりわずかに下の部位に もう一つの赤色の眼が現れ、
それが金剛亥母の眼になって ルビーのような光を放つ様子を観じます。
そして 自己が右脚を仏父に絡めて抱き合う様子を観じ、
また自己の内側が空性であると観じ、
やがて赤い気球のように膨張して、
宇宙を満たすほどの大きさになってから、
今度は ゴマ粒ほどのサイズにまで縮小し
拡大と縮小を1セットとして 9回繰り返します。
「ニンマ派式で韋駄天を供養して加持を受ける」
韋駄天の図像に 供物を捧げて誦します。
「ウン・フリー
賢劫千仏教法守望者 (けんごうせんぶつきょうぼうしゅもうしゃ)
一切善業護法勝主尊(いっさいぜんごうごほうしょうしゅしゅそん)
迎請無碍降臨于此地 (げいせいむげこうりんうしじ)
実設供物及与意幻供(じっせつくもつぎゅよいげんく)
種種供養離念而呈献 (しゅじゅくようりねんにていけん)
総教尤其光明大円満(そうきょうゆうごこうみょうだいえんまん)
教法興盛至三有返際(きょうぼうきょうじょうしさんうへんさい)
四種事業速疾作成弁(しじゅじごうそくしつさじょうべん)。」