宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

"見えない糸が明確になる日"

2006年03月19日 | Weblog


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東京の一流私大の女学生が夏休みに海水浴に行き、
沖まで出たところ急に溺れかかってしまった。
見ていた人間も危険を恐れて近寄らず、そこで一人の
青年が賢明に泳いで彼女を救出し、人工呼吸を施してその場を
立ち去り、その青年が誰なのか、誰にも知るよしがなかった。

大学も二学期に入ると、彼女は構内で見知らぬ男子学生に
水難事故にあわなかったを尋ねられ、頷くと彼は「よかったね。」
と微笑して去った。

ある晩遅く、彼女は銀座からの帰りの電車内で四人ほどの酔った
乗客にからまれ連れ去られそうになり、そこで一人の青年が猛然と
彼女をかばい、傷を負いつつも彼女を逃した。その男性は先日
構内で彼女に声をかけた、その男子学生だった。

彼女は大学の教務課で顔写真を入手して手がかりとし、彼を見つけて
ようやく礼を言う事が出来た。実は水難事故から彼女を救ったのも
彼だった。それを機会に彼女に接近する事を潔しとしない心意気から
名前も告げずに立ち去ったとの事だった。

彼女の父親は実業界の大立者で、多額の礼金を贈ろうとするが
彼は拒絶した。彼女は彼との結婚を望んだが身分の違いとして許されず、
彼女は両親を振り切って家出し、二人だけの結婚式を挙げ、結婚生活を
続けている。
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現在巷で氾濫している、相手の所有=愛とする恋愛観とはまた
異なるアプローチですが、相手を単なる自らの所有物としない精神に
却って昇華された芳香を感じてしまいます…。
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「人身事故」

2006年03月18日 | Weblog






人身事故が多発する中、
投身者の血を浴びてしまうなどの被害を受ける方々もいるようで
同情よりも 怒りの気持ちが先立ってしまうケースも少なくないようですが、
出来るだけ 霊的護身をした上で 祈りの気持ちを持つ方がよろしそうです。

以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。

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今年の春先に、生まれて初めて目の前で人身事故に遭遇したんだ。

自殺したのはスーツ着た若い男で、
ホームから飛び降りる瞬間に携帯電話持ってたのと、
鞄に銀色の仮面ライダー?のキーホルダーがついてたのを今でもはっきり覚えてる。

目の前で人がぐちゃぐちゃになって死んだのを見て、
トラウマになるとか発狂しそうになるとかよく聞くけど、
ぶっちゃけそういうことは一切なかった。

むしろ怒りの方が先に立ったというか……
服に血飛沫が飛んで汚れた上に、電車止まって打ち合わせに遅刻するの確定だったから、
同情する余地も無いし、関係ない人間の死で悲しむほど人間できてなかった。

んで、後ろで駅員とか女の子とかがわーわーしてる時に、
血で汚れた自分の服見ながら「っざけんな死ねよ…」って呟いたんだわ。
したら、背中にチョップみたいなのをくらった感触があって、その直後、

「いや死んでるがなっ」

って男の声が耳元で聞こえた。
ビビって振り返ったんだが、
後ろは三人のJKが涙目のぶっさいくな顔で泣いてるだけだった。
幽霊からツッコミされた?という妙な体験に半笑いになりながら、
「いやマジで自殺とか迷惑なんだけどw」って親近感でつい死体に話しかけてしまった。
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"教えの鎖"

2006年03月17日 | Weblog
スーフィーの伝承です…。
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マリアの息子イエスがまだ幼子であった時、
粘土で小さな鳥を作って遊んでいると、それを見た
他の子供達が長老達のもとに走って行き、それを
告げ口した。その日は土曜日(安息日)であったので、
子供達は遊ぶ事を禁じられていたからである。

「安息日にその様な行為を許すわけにはいかない。」
長老達は憤慨し、イエスの遊んでいた池のほとりに出かけて
行くと、「粘土の鳥はどこだ。」と詰問した。
返事をする代わりにイエスが自分の作った鳥達を指すと、
粘土の鳥は空に向って飛び立って行った。

「粘土の鳥が空を飛べるはずはないのだから、安息日の
掟を破った事にはならない。」と長老の一人が言った。
「是非ともこの技術を学びたいものだ。」ともう一人の長老が
言った。
「これは技術などではない、我々の単なる目の錯覚だ。」と
三番目の長老が言った。

この様にして安息日の掟が破られた事にはならず、イエスが
行った奇蹟が人々に知られる事もなかった。長老達は子供達と
同様、真実を見誤っていたために粘土の鳥が空を飛んだ真の
理由を理解出来なかったのである。

何故土曜日に仕事をしてはならないのか、その真の理由は忘れられて
いたし、正しい認識と錯覚を識別する長老達の能力も不充分であった。
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中東にはイエスに関する神秘的な口頭伝承が多く存在し、それは非常に
興味深いものでもあります。

来週末に宗教行事の出席のため、また他州に旅行する事になります。
今回わたくしは少し責任を備えた立場として出席する事になりますが、
しかし時折政治に関してであれ、宗教に関してであれ、それらに関わる時に、
自身がどこかまでかこの子供達や長老達と同様の認識に立っている様に
感じられる事があります。
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「ドルイドの太母に捧ぐ祈り」

2006年03月16日 | Weblog



(ネオ・バベッタ)
ζ~(  `m´)~ζ 「…ケルト神話の中の太母ダヌは 恐らく伊邪那美命であり
            ダーナ神族とは 伊邪那美命以降の 水系の神々の総称の可能性があります。」



(ネオ・バベッタ)
ζ~(  `m´)~ζ 「…太母ダヌに 灯明や香や供物を捧げて祈ります。」



★「愛するダヌ
  輝ける者の み母よ
  防ぎたまえ おお 我等を防ぎたまえ
  たっとき み母よ
  輝ける麗しき者
  子羊の群れの女牧者よ
  ○○(ここで祈願を誦す)。」

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言葉なき言葉

2006年03月15日 | Weblog
これも前記の書に掲載されていた話しですが…。
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大企業の営業部長の娘で約八名の婿候補の男性が
いる女性が、自分の婿を決め兼ねて悩んでいた。
「どの人が私を一番愛しているか、それを知りたいのです。」

一人の青年は彼女との対話を独占し、彼女の美を誉めそやし、
愛を勇敢にも動作を交えて語るので、彼女もまた自分をいたわって
くれるこの男性に好意以上の気持ちを感じていた。
優しく抱かれて踊るワルツの調べの中で、彼女はこの男性との
婚礼を決断した様だった。

男性達の中の一人で、殆ど彼女に接近せず、異常に耐えている
様な目つきで彼女を見る男性がいた。他の女性とは穏やかに
語っているのに、彼女に対しては誰が見ても恐ろしい感じの
応対だった。

彼女は私にあの優しい好青年に対する印象を尋ねた。

「あの優しい青年は女性に慣れていて、そこから出てくる心の
余裕と女性の扱い方の熟練さによってあなたの心を捕えて
しまった様ですね。しかし本当にあなたを愛していたら、あの
様になめらかな、優し過ぎる言葉や態度が次々と出てくるはずが
ないのです。あの青年には今まで一体何人の女性のいたことか。
そういう豊富な女性遍歴から自然に出てくる、技術的な優しさなの
ですよ。
あの青年達の中で最もあなたを真剣に愛しているのは、あの怖い
感じのする青年だと思います。」

パーティー終了後二次会で遅くなった彼らは車を海岸に向け、
そこで複数の暴漢に襲われた。あの優しい青年は殆ど抵抗もせず、
彼女を置いて逃げ出した。彼女を守ったのは結婚の対象から
外れていた、あの一言も愛を語れぬ青年だった。
彼は半裸になり、彼女に手を出すな、俺の命をやるとかばい、
袋叩きにあって血まみれとなったが、恐れをなした暴漢は彼女には
一指も触れずに終に逃げ出した。

その後あの優しい青年からは次々と深い関係の女性が出、結局
退社となった。彼女は自分を守った男性の回復を待って交際を始めた。
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キャロットマフィンレシピ…

2006年03月14日 | Weblog


紹介されていた
http://www.moira-net.com/magic_recipe05.html
「キャロットマフィン」を作ってみました。人参は古代
ギリシャの時代から愛のエネルギーを持つと信じられて
いましたが、その色素には性ホルモンの分泌を促す作用が
あるという化学的な裏付けもある様です。
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にんじん(皮をむいて) 280g
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ1
重曹  小さじ1
シナモンパウダー  少々
塩  小さじ1/2
サラダ油  150cc
グラニュー糖  30g
卵  2個
バター(型用)   適量
カッテージチーズ 150g
マーマレード  70g

1 薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、シナモンパウダー、塩を
合わせてふるう。にんじんは皮をむいて、すりおろす。
2 サラダ油とグラニュー糖をボウルに入れて、泡立て器でとろっと
するまで混ぜる。卵を割り入れて、泡立て器でとろりとなめらかに
なるまで混ぜる。
3 すりおろしたにんじんを2に加えて軽く混ぜ、粉類をふるいながら
入れて、練らないように、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
4 プリン型に薄くバターを塗り、スプーンで3の生地を8分目まで入れ、
170℃のオーブンで25分くらい焼く。中心に竹串を刺して
何もつかなければ、
焼き上がり。マフィンとプリン型の間に竹串を入れて型からマフィンを
離すように竹串を回して型から取り出す。
5 カッテージチーズとマーマレードを合わせて、オリジナルの
「マーマレードクリームチーズ」をマフィンに塗って召し上がって下さい。
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今回は人参をミキサーを使用してすりおろしました。
またマーマレードなどをつけずに食しましたが、甘過ぎず、食べやすい
様に感じました。
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「風神に祈願する」

2006年03月13日 | Weblog




(ネオ・バベッタ)
ζ~(  `m´)~ζ 「…風神に香の煙を捧げ
            願いを届けてもらう呪文です。」


★「蒸気と煙によって
  風の元素に 我が祈りが聞き届けられるため
  我 今 召喚せん
  我が意向が速やかに
  現実とならしめられんことを。」
  
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"沈黙の微笑"

2006年03月12日 | Weblog
わたくしの好きな作曲家の一人に、メンデルスゾーン
がおります。「結婚行進曲」や「真夏の夜の夢」など
非常に有名な作品が多いですが、38歳とかなり若くして亡くなりました。

某メールマガジンで知りましたのですが、
彼はウィルヘルム・ヘンゼルと結婚した実姉に次の様な手紙を書いていたそう
です。
「私はあなたの肖像画を前にして、愛しいあなたの名前を繰り返し呼び、
私の傍らに立っているかの様にあなたを思っています。
私は泣いています。
私の生涯の毎朝、毎瞬、心の底から私はあなたを愛します。
そうしてもヘンゼルに対して悪いとは思いません。」

この偉大な作曲家の意外な一面を見た気がしました。
二人で一つの作品を作り上げ、その後の姉の急死から
半年足らずで後を追う様に彼自身も亡くなってしまったそうです。
それほど強い結びつきを備えた作曲家であったのですね。
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"泥沼の車輪"

2006年03月11日 | Weblog
昨日記述させて頂きました書籍の中の別の話しで、特に
感動した話しがありました。その書籍をわたくしが初めて
手にしたのが丁度まだ十代の感性の強い時期であった
ためか、二人の子供を持つ男性の後妻として嫁いだその
女性の話しに目を通して思わず涙が出た事を憶えています。
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夫は放蕩者で殆ど帰宅する事はなく、彼女は彼の子供達を
養育するためにわずかな田畑を一人で耕し、農閑期には
近所の建設現場や道路工事の仕事にまで携わった。
夫と言えば女遊びとギャンブルに明け暮れ、たまに帰宅すれば
暴力をふるうばかりだったが、そんな夫や自分を慕う子供達と
別れる事は出来なかった。
こうして十年の歳月が過ぎ、夫は料亭の女将と殆ど同棲して
いたが、籍はあくまで抜かずにいた夫に対し、彼女は反対に
感謝の念さえ抱いていた。

その彼女がとうとう病にかかり、しかも癌であると知った夫は
一年ぶりに帰宅した。脚の骨髄腫であり、大病院に入院させ
夫は毎日付き添った。彼女は脚を切断したが全身に転移し、
彼女は病状から悟る所があって、故郷の山と川が見たいと言った。
夫は妻をライトバンに乗せて五百キロ、懐かしい故郷を彼女を
抱き、背負い、車椅子を押して見せ、長年の労をねぎらった。
彼女は実家で亡くなり、夫は彼女の痩せた死に顔に手を当てて
泣いて謝った。
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この話しより切ない美しさを感じさせられたのは、やはりこの女性が
身をもって表した「無私の愛」ゆえである様に思います。
本当の愛とは無私の、無条件の、無期限のものであると感じますが、
自分を省みますと…恥ずかしい限りです。
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"ヘビの様な男の恋愛作法"

2006年03月10日 | Weblog
現在の風説、映画、漫画などにおいて、異性同性を
問わず、恋愛の在り方を非常に限定してとらえ表現
する、そうした風潮がある様に思います。
あくまで私的見解ではありますが、あまりにも一面的な
前提と単調なロマンスばかりが強調され、それを受け取る
人間のマインドを一方的に条件付けてしまう様な、そうした
表現が氾濫している様に感じます。

わたくしが読みました本で、数十年前の日本での男女関係や
結婚などの小話が幾つか記述されていますものがありますが、
その中の一つに特に興味をひかれた話しがありました。
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一人のダンスを習っている女性が、その社交ダンスの助講師で
30歳の離婚歴のある男性から週に一度ずつ愛の便りを送られ
続け悩んでいた。好人物であっても外見的な面から好意を抱けずに
無視し続けたが、彼はどれほど邪険にされても動じず、
愛の手紙、愛の贈り物、愛の電話を続けるという状態だった。
電話は一度切られるとその日は決してかけなおさず、翌日にまた
繋がるまでかけ続けても、決して嫌がらせの電話などはしないという
事だった。

数日に一度は彼女の自宅を訪問し、一言帰って下さいと言えば
黙って素直に帰る。用件といえばただ「顔を見たいだけです。」と
答える。
彼女の父親が経営する会社の社員が彼を突き倒すと、黙って帰り
後に当の社員に決闘状を送付する。日本刀を手にする彼は誰にも
止められないが、彼女が一言「止めて下さい。」と言えば素直に止める。
彼女が自ら理由を問うと、「ただ会って顔を見たいのです。」

彼女がひそかに転居すると、あらゆる手段を尽くして探し、面会して
世間話をすると最後に「結婚して下さい。」と一言述べて帰るのだった。

彼女の愛が熱烈なものに熟して、彼の愛に陥落するのも決して遠くは
ない事でしょう。
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一歩間違えばストーカーではありますが、しかしストーカーに見られ
ます様なある種の破壊衝動や、対象の心理を完全に無視した嫌がらせ
行為などはなかった様です…またその後の二人の関係は不明ではあり
ますが、こうした濃く深い情動を備えた関係は近年は少ない方のケースと
なっているのではないでしょうか…。

現在特にアメリカの一部において、愛情は外側、第三者、見える所で
示すべきという風潮がある様に感じます。しかしその表現が必ずしも
実質ではない事も時折感じます。
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