上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

庭の模様替え

2016-11-16 21:57:47 | 花だより
水やりが精いっぱいで、手入れのストップした日々が続いていました。
小学校のバザーで買った花に、少し買い足して、久しぶりに花を植え、庭の模様替えをしました。(まだ途中ですが・・・・・)


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ますます悪くなる介護保険・・・・・高齢者大会で学んだこと

2016-11-16 15:51:40 | エトセトラ
11月14日、熊本県高齢者大会が開かれました。
講演は、介護問題のエキスパート・鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授でした。
高齢者に関心の高い「介護保険」に関する講演ということで、会場いっぱいの参加者は熱心に講演に聞き入っていました。



介護保険制度は、制度開始から16年以上が経ちました。社会保障制度改悪の露払いともいわれ、この制度開始によって社会保障制度のあり方そのものが大きくゆがめられたといっても過言ではありません。
超高齢化の時代を迎え、高齢者世代は激増しています。介護サービスの伸びも大きく、介護のサービス量は増え続けています。
それに伴い、保険料負担も増え続けています。
年金は減って、介護等の社会保険の負担は増える一方です。
高齢者の不安は増すばかりです。

伊藤先生は、「安倍政権のもとですすむ社会保障制度削減と軍拡」ということで、社会保障費の削減を厳しく指摘されました。
介護保険制度についても、来年度から制度が大きく変えられます。
介護度の低い「要支援1・2」の方々は、予防給付の見直しということで、介護保険から外され、ホームヘルプサービス(訪問介護)とデイサービス(通所介護)が自治体の提供する介護予防・日常生活支援総合事業(新総合事業)に移行させられます。自治体任せの「新総合事業」で、全国で160万人にのぼる要支援者に、これまで通りのサービスが提供されるのか、大きな不安があります。今のままいけば、要支援者の重度化がすすみ、むしろ給付費の増大につながるのではないかとの指摘もあります。そのためか、現場からは、要介護認定が厳しくなったとの声が上がっているそうです。
 また、施設サービスも、従来要介護度1以上であったものが、「要介護度3以上」に限定されたことで、公表される待機者数は減っていますが、事実上の待機者は増え続けています。しかも、特養建設の国庫補助がなくなったことで、建設は減っています。
利用料負担を引き上げが様々な形で検討される一方、保険料は確実に増え続け、保険料負担をする年齢の引き下げも検討されています。
 介護報酬は過去最大のマイナス改定がなされ、介護事業者の倒産は過去最大になっています。介護サービスの提供を支える介護職は足りず、介護は崩壊に危機に直面しています。

介護保険制度は、「介護の社会化」ということでつくられた制度でありながら、家族介護なしでは成り立たない現実があります。
しかも、保険料と給付費が直接に結び付く仕組みになっているために、充実した介護サービスを追求していけば、すべてが保険料にはねかえって来るという矛盾があります。
その根本矛盾を解決することなしには、安心の制度にしていくことはできません。
前に戻りますが、社会保障費削減の一方で軍事費は過去最大規模に膨れ上がる今の日本の現状。限られた国の財源を何に使っていくのか、その判断が求められます。
超高齢化、格差と貧困、さまざまな側面から、充実した社会保障制度にしていくことが強く求められていると思います。
 私も、そのために頑張っていきたいと思います。
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