東京多摩借地借家人組合

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追い出し屋問題で東京弁護士会がシンポジュム

2010年03月15日 | 追い出し屋被害 家賃保証会社
 東京弁護士会主催で「住まいと人権~追い出し屋問題と弁護士の役割」と題したシンポジウムが3月10日午後6時から霞ヶ関の弁護士会館で開催された。

 基調報告として平山洋介神戸大学教授が住宅政策の再構築というテーマで講演した。平山教授は、今日の追い出し屋問題など住宅貧困が拡大する背景は、景気が悪くなったからではなく、日本の住宅政策や制度に原因していることを指摘した。民主党政権になって「コンクリートから人へ」ということで住宅予算が減らされる一方で、自民党政権時代と同じように景気対策としての対策しか打ち出していないと批判した。住宅こそ暮らしの安定に欠かせない問題であり、社会賃貸住宅・公的家賃補助の創設が必要であると強調した。

 パネルディスカッションでは東京弁護士会の酒井弁護士から国会に上程された追い出し屋規制法案の内容の説明と家賃滞納情報のデーターベース化を容認するなどの問題点が指摘された。  
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