東京多摩借地借家人組合

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立退料一切払わない虫のいい家主 老朽化だけでは明渡しの理由にならない

2019年06月06日 | 明渡しと地上げ問題
日暮里・舎人ライナーの車両基地がある都立舎人公園の近くで20数年間マンションの一室を賃借する河合さん(仮名)は3年前に家主が死亡し、家主の相続人の住所氏名が分からず賃料を東京法務局に供託している。昨年相続人から依頼されたコンサルタントと名乗る男から供託書の番号を教えるように言われたが、家主との関係性が分からず断った。

 今年に入り老朽化と建替えを理由に新家主と名乗る相続人が明渡しを求めてきた。河合さんは仲介不動産屋との間で昨年期間2年の賃貸借契約を結んだ経緯がある。契約は残っているにもかかわらず、新家主は金がないので立退料は一銭も出さないと言ってきた。困って東借連に電話し、足立の組合が紹介され、直ちに組合事務所に相談した。組合は老朽化だけでは明渡しは認められない。家主と河合さん双方の建物を使う必要性、立退料の提供など総合的に判断される。家主と再度話し合うよう助言した。

困った時は

東京多摩借地借家人組合

電話 042(526)1094
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