地代の相場については、弁護士に聞いても正確に判断することはできないと言われています。不動産鑑定士の判断も、鑑定士によってまちまちであり、地代の適正な算定式はなく、鑑定士はいくつかの算式をミックスして算定しています。東借連の常任弁護団の西田穣弁護士の著書「借地借家の知識とQ&A」(法学書院)では、「ざっくりした相場として普通建物所有目的の借地権(住宅地)の場合、その土地にかかる公租公課(固定資産税・都市計画税)の2倍~4倍くらい、営業用建物所有目的の借地権(商業地)の場合、同じく公租公課の3倍~4倍が一つの目安になります」と指摘しています。値上げの判断要素として前回の値上げからどのくらい経過しているのかも判断要素になるようです。近隣の地代相場も慎重に検討が必要です。
(多摩借組組合ニュースより)
多摩借組の組合ニュースや全借連新聞の購読の申し込み受け付けます
電話 042(526)1094
(多摩借組組合ニュースより)
多摩借組の組合ニュースや全借連新聞の購読の申し込み受け付けます
電話 042(526)1094