MSN産経ニュース(前原国交相 「トヨタは国に情報をしっかり伝えていなかった」)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100223/biz1002231111004-n1.htm
>前原国交相は「(トヨタは)事の重要性を軽く認識していた」として、当初トヨタが「フィーリングの問題」などとして消費者への対応が遅れたことを指摘。
私はよく指摘されるフィーリング発言はそれほど問題ではないと思います。以前の記事「トヨタ問題(アメリカの問題はアメリカ流で) 」で貼るだけ貼った記者会見のリンクを、もう一度リンクして引用します。
MSN産経ニュース(【トヨタ社長会見】(2)豊田章男社長「決して隠したり、逃げたりしない」)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100217/biz1002171847038-n3.htm
>--プリウスは保安基準を満たしているのにリコールした。車に詳しくない運転者に対して、いちいちリコール対応していれば、経営が成り立つのか
>豊田社長「プリウスで話題になったのはブレーキ。特に女性や高齢者が車を必要とするなか、車を快適に便利に使ってもらうためには、ブレーキやアクセル、ステアリングの不安を除去する必要があった。まずは不安を取り除くことが必要なことと考え、あえて決断をした」
>佐々木副社長「顧客の声を細かく分析すると「ひやっ」としたという声が多かった。今後プリウスの良さを味わってもらうには、不安を残したまま作り続けることはメーカーとして本意ではない。フィーリングを変えたことも事前にお知らせして納得してもらえればこんな事にならなかった。説明ができていないことが問題だった」
日本的な謝罪文化に社長が慣れていないのは明らかですが、そもそも担当ではありませんでした(アメリカで大問題になって社長が出てきたというのが経緯です)。ブレーキ・アクセルのフィーリングの問題を軽く見ていたことはトヨタも認めています。ですが、フィーリングの問題はフィーリングの問題であり、ここでは保安基準を満たしているのに異例の対応を行っています。日本的な対応と言えると思います(以前の記事ではトヨタの対応を日本的としていない表現があり誤りと思いますが、そのままにしておきます)。アメリカではここはそれほど問題とならないと考えていいのではないかと私は推測しました。
ヤバイのはこちらかと思います。
MSN産経ニュース(トヨタの情報開示は「ミスリード」 電子系統改めて疑問視 米下院委本格追及へ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100223/biz1002231023002-n1.htm
>エネルギー・商業委のワクスマン委員長とストゥパク同委小委員長がレンツ社長にあてた書簡によると、トヨタが2001年に電子制御システムを車両に導入して以来、不意に急加速を起こすとの苦情が他の車両より多く寄せられたにもかかわらず、「電子制御システムが急加速による事故の原因という可能性をトヨタは継続的に排除してきた」と指摘。電子系統に関して「問題ない」としたトヨタの調査についても「サンプルの規模が極めて小さい」などと批判した。
電子制御システムに関して、合理的にも思える疑いが掛けられており、アメリカで問題となっている急加速は、電子制御システムが疑われているということだと思います(私は免許持っていますが車に乗らないこともあってか、トヨタ側の説明を頭から信じたところがあります)。トヨタはここは問題ではないとしていますが、疑惑を晴らせないと重大な問題に発展しかねません。もうここまで来たら真実は何か徹底的に明らかにする他ないと思います。心配が杞憂であればいいのですが、やはり最終的にはそこが分からないと解決策も見出せないということになるはずですから。
結局、電子制御システムに問題があるのかないのか。あるとすれば、何故気付かなかったのか。気付いていて故意に無視したということはないと私は信じますが、そうした疑いをかけられる可能性もあるということになりそうです。刑事責任の話も出てきているようですし、この問題に関して日本が何か情報を明らかにするのであれば別ですが、アメリカでの問題の進捗を見守りたいと思います。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100223/biz1002231111004-n1.htm
>前原国交相は「(トヨタは)事の重要性を軽く認識していた」として、当初トヨタが「フィーリングの問題」などとして消費者への対応が遅れたことを指摘。
私はよく指摘されるフィーリング発言はそれほど問題ではないと思います。以前の記事「トヨタ問題(アメリカの問題はアメリカ流で) 」で貼るだけ貼った記者会見のリンクを、もう一度リンクして引用します。
MSN産経ニュース(【トヨタ社長会見】(2)豊田章男社長「決して隠したり、逃げたりしない」)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100217/biz1002171847038-n3.htm
>--プリウスは保安基準を満たしているのにリコールした。車に詳しくない運転者に対して、いちいちリコール対応していれば、経営が成り立つのか
>豊田社長「プリウスで話題になったのはブレーキ。特に女性や高齢者が車を必要とするなか、車を快適に便利に使ってもらうためには、ブレーキやアクセル、ステアリングの不安を除去する必要があった。まずは不安を取り除くことが必要なことと考え、あえて決断をした」
>佐々木副社長「顧客の声を細かく分析すると「ひやっ」としたという声が多かった。今後プリウスの良さを味わってもらうには、不安を残したまま作り続けることはメーカーとして本意ではない。フィーリングを変えたことも事前にお知らせして納得してもらえればこんな事にならなかった。説明ができていないことが問題だった」
日本的な謝罪文化に社長が慣れていないのは明らかですが、そもそも担当ではありませんでした(アメリカで大問題になって社長が出てきたというのが経緯です)。ブレーキ・アクセルのフィーリングの問題を軽く見ていたことはトヨタも認めています。ですが、フィーリングの問題はフィーリングの問題であり、ここでは保安基準を満たしているのに異例の対応を行っています。日本的な対応と言えると思います(以前の記事ではトヨタの対応を日本的としていない表現があり誤りと思いますが、そのままにしておきます)。アメリカではここはそれほど問題とならないと考えていいのではないかと私は推測しました。
ヤバイのはこちらかと思います。
MSN産経ニュース(トヨタの情報開示は「ミスリード」 電子系統改めて疑問視 米下院委本格追及へ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100223/biz1002231023002-n1.htm
>エネルギー・商業委のワクスマン委員長とストゥパク同委小委員長がレンツ社長にあてた書簡によると、トヨタが2001年に電子制御システムを車両に導入して以来、不意に急加速を起こすとの苦情が他の車両より多く寄せられたにもかかわらず、「電子制御システムが急加速による事故の原因という可能性をトヨタは継続的に排除してきた」と指摘。電子系統に関して「問題ない」としたトヨタの調査についても「サンプルの規模が極めて小さい」などと批判した。
電子制御システムに関して、合理的にも思える疑いが掛けられており、アメリカで問題となっている急加速は、電子制御システムが疑われているということだと思います(私は免許持っていますが車に乗らないこともあってか、トヨタ側の説明を頭から信じたところがあります)。トヨタはここは問題ではないとしていますが、疑惑を晴らせないと重大な問題に発展しかねません。もうここまで来たら真実は何か徹底的に明らかにする他ないと思います。心配が杞憂であればいいのですが、やはり最終的にはそこが分からないと解決策も見出せないということになるはずですから。
結局、電子制御システムに問題があるのかないのか。あるとすれば、何故気付かなかったのか。気付いていて故意に無視したということはないと私は信じますが、そうした疑いをかけられる可能性もあるということになりそうです。刑事責任の話も出てきているようですし、この問題に関して日本が何か情報を明らかにするのであれば別ですが、アメリカでの問題の進捗を見守りたいと思います。