ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

都会に住む幸せを実感した日

2017-05-27 03:31:21 | エッセー
 ヨーガは出会った途端に「これは絶対に仕事にしたい」と思った。
 でも、ダンス、心理学、精神世界、物書きの道その他、すべて趣味が仕事になり、その道では一流の
先生方に直接ご指導頂いた。家庭的にも恵まれ、比較的いつも「日の当たる道を」を歩いてきて、幸運
な人生だと自分だと思っていた。ところが3月に私に大きなストレスを感じる事件があり、そのため
時々どうしようもない激情が、私を襲うことがあり一昨日がそうだった。
 その日はダンスの指導があり、友人達にも話したりして少しは気分転換になった。
でも、夕食でビールを飲んだら、またネガティブな感情がこみ上げてきたて、とてもじっとしていられず
夫に「ちょっと散歩に行く」と告げてから外へ出たが、唯ひたすら歩きたかったのだ、時間は8時10分。
 初めは渋谷方面へ歩こうと思ったが、急に気が変わって経堂方面へ歩いた。
小田急線の梅ヶ丘から経堂までは二駅だが、その距離は3・4分弱で大変短い。
 
いつも行くバス通りを歩いてみようと思った、少し小雨が落ちてきたがすぐ止んで、私はバス通りをひたすら」
歩いた。人通りはほとんどないが、車が沢山走っているので恐ろしくはない。多分30分ほどで経堂駅に着き
駅にある喫茶店へ入ったが、いつも混んでいるのに、時間のためかほとんど人はいなかった。
 ワインを頼んで座ったが、何だかじっとしていられないような、激しい感情はスッカリ無くなっていた。
急ぎ足でひたすら歩き、汗をかいたので気分転換になったのだろう。
 ワインを飲みながら、今現在の気持ちを友人達3人にメールしたら、心配してくれたのか則返信が来たが
友人達の存在はとても有難い。

 それから30分ほど何も考えずに、ワインを飲んでいたら、気持ちが随分落ち着いてきて、お店の閉店で
電車で梅ヶ丘へ帰りスーパーに入ったら、ピアニストの心友から「能里子さん大丈夫?」と電話が入った。
 しばらく話していたが、彼女は2年程前まで経堂に住んでいたが、そこで待ち合わせた事も何度かあった。
今横須賀市に住んでいるが、「都会はいいわね。ここではそんなこととてもできない」と言われ、改めて
「都会の空間に憩える幸せ」を感謝できた。
 今朝はスッカリいつもの自分にもどれ、昨夜心配をかけた友人達にお礼メールしたら、すぐに返信があり
「さすが能里子さん、気分の切り替えはバツグン」と褒めてくれた。
また地方に住む心理カウンセラーの友人から電話があり、ついでにそれを話したら、「人間生身なんだから
ときにはそんな感情の爆発も必要」と言ってくれたが、感情が最高にオーバーヒートした日だった。
コメント
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