ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

秋分の日に

2017-09-24 07:25:41 | エッセー
 例年いつも夫と一緒にお墓参りに行くが、朝から雨が降っていたし、今日は
実家のお墓は私一人で行くことにした。梅丘から渋谷までバスで渋谷へ
渋谷から都バスで田町行きに乗り「白金高輪駅前」で降りる。
 道路がとても混んでいて、お寺に着いたら一時間近くかかった。
実家の菩提寺「立行寺」は「大久保彦左衛門」のお墓があるので、史跡巡り
などにも入っている、有名なお寺だ。彼岸のお中日のためか大賑わいだった。
 
 昔は山だった所を切りくづしたらしい墓地の地形は、急斜面で石の階段が
あり、実家のお墓は代々住職と、檀家総代の隣のもっとも高台にある。
 昔亡くなった母が「この階段がきつくて」とよく言ったが、私達もその
世代になり、まして膝が気になるので、私は今日は相当こたえた。
 お寺はとてもサービスが良く、お彼岸にはテントを二つ張って、お茶や
お茶菓子が準備されて、お墓参りした人達はそこで一休みして帰る。
 
 帰りは地下鉄の「白金高輪」から四谷三丁目の「笹寺」に寄って生母のお墓
参りの予定でいたが。でも地下鉄の白金高輪駅は随分深いし、半分以上階段なの
で、膝も気になるので直接家に帰ることにした。
 実は田町行きが通る渋谷から恵比寿へ向かう明治通りは、何故か私は大昔から
嫌いだ。いつも帰りは四谷の母のお墓に寄るので、帰りはバスに乗らない。
 でも今日は嫌いな道路の往復だ。仕方なく帰りは見ないように、ずっと眼を
閉じていた。しかし・・・私イイ年してほんとに子供っぽいと、我ながら
呆れてしまった。これが同世代と感覚が違う大きな特長なのかも知れない。

コメント
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