先日友人と喫茶店で待ち合わせをしていたが、早めに行って本を読む
つもりで家を出た。私が行った駅の喫茶店は、その時とても混んでいて
二人掛けの席が一つだけ空いていて、そこに座って本を読んでいた。
後から友人が来ても、見つけてくれると思って本に没頭していたが、約束
時間になっても友人が来ないことに気づき、視線を上げ入り口を見たら、そこ
に友人が立っていた。そして「さっき中に入って奥の方まで見たけれど、と
ても混んでいて、まだきていないのかと思って一度外に出てしばらく待っていた」と言うではないか。
「さっきその席の前を通ったけど、気がつかなかったし、本を読んでいた人
がいたのは知っていたけど、周りにすっかり溶け込んで分からなかった」のだ
そうだ。私は黒地に案外華やかな花模様のチュニックを着ていたが、席の後ろが
黒だったので、周りに溶け込んでいたのだろうと、後で話したが、そんなこと
もあるのだと気づいた。人間の目ってとても不思議で、違うと思うとそこにい
ても見えないのだ。意識(視線)と無意識(イメージ)とで、私達は生かされて
いる事実を実感し、心理カウンセラーとして、その心の持つ不可解を感じた。
私は心の力を強めるため、毎日視覚に関わる修業をしているが、より心して
行わなければと心を引き締めた。
つもりで家を出た。私が行った駅の喫茶店は、その時とても混んでいて
二人掛けの席が一つだけ空いていて、そこに座って本を読んでいた。
後から友人が来ても、見つけてくれると思って本に没頭していたが、約束
時間になっても友人が来ないことに気づき、視線を上げ入り口を見たら、そこ
に友人が立っていた。そして「さっき中に入って奥の方まで見たけれど、と
ても混んでいて、まだきていないのかと思って一度外に出てしばらく待っていた」と言うではないか。
「さっきその席の前を通ったけど、気がつかなかったし、本を読んでいた人
がいたのは知っていたけど、周りにすっかり溶け込んで分からなかった」のだ
そうだ。私は黒地に案外華やかな花模様のチュニックを着ていたが、席の後ろが
黒だったので、周りに溶け込んでいたのだろうと、後で話したが、そんなこと
もあるのだと気づいた。人間の目ってとても不思議で、違うと思うとそこにい
ても見えないのだ。意識(視線)と無意識(イメージ)とで、私達は生かされて
いる事実を実感し、心理カウンセラーとして、その心の持つ不可解を感じた。
私は心の力を強めるため、毎日視覚に関わる修業をしているが、より心して
行わなければと心を引き締めた。