ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

地方での4日間

2019-10-15 10:05:10 | エッセー

 息子の長女が山口県へ嫁ぎ、その結婚式に出席するために家族で行くことになり、家族一同で結婚式の前日に

行くことにした。ところが大型台風18号のため、もしも新幹線が止まったら大変とその前日出発することになった。

 そのため大あわてで支度し旅立ったが、それは大正解で徳山に着いた夕方には新幹線は、出発を見合わせたり

スケジュールが大幅に乱れた。仕事のため後から着た息子の妻や孫娘は、大混雑で大変だったそうだ。

旅行はその地での滞在時間は短く、地方都市で3日間まるまる滞在するのは初めてで、私は興味津々だった。

 徳山に着いたのは4時頃、駅から見えた海に散歩に行ったが、あまりにも風が強く途中で帰ったが。駅前の夕焼け雲が美しかった。

 次の日は丸々一日空いているが、有名な観光地はほとんど行っているし、どこへも行く気もない。

お昼は息子のお嫁さんの家族一同が、福島県のいわきから来ているが、お昼は中華料理で会食し

その帰りに動物園があるそうで、行ってみたが、いかにも地方の動物園らしく、とてものどかな雰囲気だった。

大きな象、トラ、ライオンなど、これ程近くで見たのは初めてだったが、ライオンが吠えていたが、その鳴き声は

とても大きく恐ろしいようだった。

 

 また、そこにはウサギ、ヤギ、モルモットなどと触れ合えるので、私はおとなしく可愛いモルモットに触れたが

とても可愛かった。

 

夜はまた会食で高級そうなお店で「フグ料理」だった。私はあまりお魚が好きでないためか、過去に何度かご馳走になったが

あまり美味しいは思えなかったが、夫も全く同じらしく、息子にちょっと悪いと思ってしまったけど・・・

 次の日は素晴らしいお天気で、神社で行われた結婚式の儀式はとても荘厳で、盛大で初めてなので大変ビックリした。

最後は神社の前に赤いじゅうたんが敷かれ、周りに立った私達はかごに入った小さな折り鶴を「手に沢山掴んで」と指示された。

 やがて新郎と新婦が歩いたが、2人にお祝いしながら折り鶴をまくようだが、私はバージンロードに似ているなと思った。

挙式は無事に終わり、披露宴になったが想像していたような長い挨拶は少なく、すべてが簡潔に行われたが、それは二人の

意思のようだ。お料理は大変豪華で美味しかった。息子夫婦は場面場面で涙ぐんでいたようだが、私は孫娘がキレイで幸せそうで

嬉しかったが、やはり両親とは違う感情なのだと改めて思った。次の日は徳山駅にご両親と孫夫婦が見送りに来てくれたが

間もなく新婚旅行にイタリアに旅立つ孫娘の幸せを祈って、徳山駅を後にした。

 それにしても・・・両家族の滞在費、交通費、食事代などすべて息子夫婦が負担したが、思い出せば私達も北海道で挙式をした

息子のために、親戚一同のためにツアーを組んだこともあり、歴史は繰り返すのだと思った。

 こんな莫大な費用の負担も、親として幸せなのかも知れないと感じると同時に、観光ではなかったが、大好きな新幹線で長旅が

できた私達老夫婦も幸福を味わった旅だった。

 

 

 

 

 

コメント
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