先日バスに乗ったが、30代ぐらいと見える人が、乗り込んでから財布を探していたが
後には人が沢山並んでいる。こんなタイプは他人をイライラさせていることに気づかない
ホンと鈍感な人だ。待っている間に、お金やカードを準備するのが常識だが、そんな
人はどこでもそんな調子だ。これは頭の良しあしではなく、頭の使い方が悪い人で
こんな人が周りにいると、本当に迷惑だと思う。私は鈍感な人やデリカシーのない人
とは付き合えない。実はそんな友人がいるが、グループでの付き合いだから我慢できる。
頭脳明晰がベストではなく、先日読んだ本では「学校の成績が良くなくても、社会で
成功する人は、頭の回転の良さで、賢さだと思う」と書いてあったが、私は大いに納得した。
一言で言うと、それは他人の気持ちを素早く感じるとか、仕事や家事でも段取りの良さだと思う。
その点私はそれらについては、かなり感度が良い方だと思っている。
認知症9年目の夫を只の一度も怒らせたことがないのは、夫はもともと穏和な人だが、記憶が全く
できない。でも、その場ではすべて理解できる、そのため、忘れたことは全然責めたことはないが
間違ったこと、いけないことは、ハッキリ言うが、そのタイミングは夫の気持ちを素早くキャッチ
できるからで、そのため夫は未だに「認知症優等生で介護度1」なのだ。
私自身は責任感が強く、割合お人良しだと自認している。しかし、あまりにも非協調的な態度だけでは
なく、嫉妬心のためか、その敵意をあらわに感じたため、一所懸命に指導する虚しさを感じた。
そのため、無責任にならないための策を講じ、興味がある勉強を諦めてまで「生涯大学」を退学し
その学園祭で踊る「ラインダンスの指導」も止めた。心の機微に鈍感な人が、私はもっとも愚かな
人間ではないかと思っているが、世の中そんな人が多いのは、実に残念でならない。