夜中にある事を考えていて「歳をとることは社会的に人間としての価値が失われる
事かも知れない」と感じた。人生100歳代と言われるが、いくら見た目は若々しくても
健康でも、50歳代から明らかに老化は始まる。でも多くの人はメンタルな意味では
大きな変化はないので、それを認めたくないのは事実のようだ。
どんなに高齢になっても能力が優れている人は、尊敬され称賛されるが、でも、自分の
方が年齢が少しでも若いと「あの年齢でよくやる」と思う反面「羨望と嫉妬」のマーブル
な感情を抱くのかも知れない。それは気が付かずに、歳を重ねることを、ネガティブに
捉える証明ではなかろうか?
※インド、パハルガムのアシュラムから見た荒涼とした風景(中国に近い)
これは私自身が最近体験したことだが、人はその対象者より少しでも自分が若いと
無意識に優越感を感じる。極端な言い方をすると、人間に限らず動物は生育期
青春期、円熟期、向老期、老人期などを経るが、生まれた途端から「死」に向かって
一直線なのだ。来月私は84歳になるが、ホンネで言うと齢を重ねることは嬉しくは
ないのは「人間としての価値が目減りしていくこと」と感じるからかも知れない。
そう捉えると、かの「サミエル・ウルマン」が言うことは、もしかしたら「やせ我慢」
かも・・・ナーンテおよそ私らしくなく考えた真夜中だっが、夜中は「魔の時間」
とも言うので、思考がアップダウンしたのかも・・・