かなり曇っていたが雨は大丈夫と思ったので、日比谷公会堂前(懐かしい日比谷公会堂は
相変わらず古色蒼然としていた)広場で開催しているガーデンショーを夫と見に行った。
何度か見たが、狭い空間にそれぞれに創意工夫した小さな庭が沢山あり、庭好きな私は大変面白かった。
苔があった庭をよく見たら、狭い空間に2種類の苔がびっしり植えられていたが、まるで深山のような雰囲気
茶室のような建物など、実にさまざまな趣があるお庭が作られていて、とても見事で夫と共にいろいろと話しながら楽しんだ。
また「ハンギングバスケット」コーナーもあり、華やかさよりシックな花々が多かった。
ガーデンショーより数は多く、広場いっぱいに展示されていた。七夕のような大きな竹があり、テーブル
のセットがあり、そこには短冊や筆記用具が入った箱が置かれていた。私はその短冊に夫のこと、自分の
ことの願いを2枚書いたら、それを夫が高いところにつけてくれた。
噴水、野外音楽堂を通り抜け、花の広場へ行ったが、雨もよいのためか人はまばらで
私達はそこで一休みした。霞が関から日比谷公園を抜けて、懐かしい日比谷駅までの
コースを歩くが、それは有楽町駅の電気ビルに勤めていた、数年前亡くなった親友に会う
ためこの道は何年歩いたかしらと、一瞬胸が痛くなった。
今にも雨が降り出しそうな日だったが、色々見ながら散歩した日比谷公園は、多分夫の感性を
相当刺激したはず、今年も都内の公園を歩いて、身近な自然の移ろいを夫と楽しみたいと思った。