昨日の読売夕刊「発言小町、65歳の母絵文字だらけのブログ」にショック、それ
に答えてさまざまな意見があった。人生100歳時代と言われている現代は、「60歳代
は高齢者の中ではまだ若者」と言っても良い世代。でも、私が思春期の15歳の経験
では、「25歳までに死にたい。40歳過ぎて生きているなんて信じられない」と思って
いた。文学少女で厭世主義だったので、本気で思ってそう思っていたのに、もう84歳
なのにまだ生きている私。こんなに長生きするなんて、思春期の私には想像もできなかった
のに・・・何とおこがましい!でも、これこそ何も知らなかった、若さゆえの傲慢さか
も知れない。
これは個人差が大きいか知れないけれど、あなたのお母さんはとても気持ちが
若い方ではないかしら?むしろ喜ぶべきだと私は感じるけど・・・
超高齢の私はほとんど自分の年齢を考えず行動している、つまり、気持ちが若過
ぎて困っているのです。でも、他人に迷惑かけなければよいではありませんか!
結論を申し上げると、あなたも年を取って見なければ、お母さんの気持ちは
多分理解できないでしょう。人生100歳代と言われている現在、私は物書きだから
文章で自分の気持ちをある程度表現できるけど、そうでない高齢の若者達は、そんな
絵文字で表現するのかも・・・
でも、人間はその年齢にならなければ、その年齢の気持ちが理解できないのは事実
です。だって、84歳の私だって、90歳とか100歳の方の気持ちは、想像はできても
よく分からないのですから・・・時間の流れは命ある動植物には、すべて同じで
それは神様がこの世で只一つだけ、平等に給えて下さったもの。
でも私は思います。同じように年齢を重ねるのに、今只若いだけで自分の存在感
が素晴らしいと思っていて、高齢者を自分と対等に見ない人が多いことを・・・
また、そんな考え方が当然と、認めている社会的風潮があることが、「若いことは
優れている?」ような、価値観になっているのかも知れません。
これは自明の理ですが、今青春時代を謳歌している?あなたも、間違いなく高齢に
なるのですから・・・超高齢の私ですが、もしも神様が「もう一度若くして上げる」と
もしもおっしゃっても、お断りします。何故なら今の年齢でも十分幸せだから・・・