会話はすべて英語で行われたが、私はインド人の先生に、ポーズは全部
サンスクリット語で指導を受けたので、すぐに理解できたが、二人は周りを見ながら
レッスンしていたようだ。アシュラムの食事は豆と乳製品と野菜で、その間肉も魚も卵
も食べず無論アルコールも飲まないためか、とても体が柔らかくなったようだ。
そのため寝たまま頭の下で足を組むポーズができて、私はとても嬉しかった。
※ 先生のポーズ
※ 初めてできたポーズ
初めの「シバナンダアシュラム」の朝食は、薄暗い室内の冷たい床にじかに座り、ホントに
粗末な食事で、何だか乞食になったようで情けなかった。でも、ヨガニケタンでは、朝食は日当たりの良い
日本の縁側のような雰囲気も和やかだったが、食事もシバナンダに比べると、ずっと上等だった。
※シバナンダの朝食とヨガニケタンの朝食
アシュラムでは朝夕だけの食事なので、私達は山を降りてお昼を食べるため、いつも
3人で馬車に乗りリシケシの街へ行った。のどかな街並みはお土産屋さんや、食堂も
沢山あり、「何を食べようか?」と、お店をのぞくのも楽しかったし、必ずどこでも男性
に囲まれたが、それも面白かったし、いつも3人で笑いさざめいていたのも、とても楽し
かった。
また対岸には渡し舟で時々行ったが、お店が並んだ賑やかな通りがあり、途中
で蛇使いに追いかけられて、悲鳴を上げながら3人で逃げたのも、怖くて、面白
くて楽しかった。渡し船に乗らないで上流の橋を渡った時もあったが、そこまで相当
な距離があった。橋には物貰いがずらと並んで座っていて、そこを通るためには小銭を
用意しすべてに施さなければならない。その一人一人に小銭を入れながら歩くのは、私には
苦痛で、一度だけしか橋を渡らなかった。
夕方になるとベンチで唄っている男性達がいて、私達も誘われ参加し一緒に歌ったが
日本の歌も沢山知っていて、ギターで弾いてくれて楽しかった。
いつも3人で一緒に行動していたが、2人とも独身で、多分私より大分年下らしい。
毎日よくおしゃべりしたり、山の上にあるアシュラム内を探検したり、ヨーガについて
論じたりして楽しかった。私一人ではとても考えられない行動ができたのも、ツアーで
知り合った二人の女性のお陰だった。ヨーガに対する真摯な思いは、3人とも共通だった
ので、きっと波長が合ったのだろう。3人とも明るく元気で、考え方や価値観もよく似て
いたため、7日間密着して行動していたけれど、まったく違和感はなく、きっと楽しかった
のだと思っている。