ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

インドは私を変えた 終り

2020-04-21 04:30:21 | エッセー

 帰国するとリシケシでのどかな、ゆったりと時間が流れたとはうって変わって

忙しい日常が待っていた。それ以来自分でも変わったなと感じたのは、スタッフに

対してあまりイライラしないことだった。気づくといつもキリキリと辛かった胃痛は

ほとんどなくなっていた。明らかに私の中で大きな意識の変化が、きっと表れていたの

だろう。また、ダンススタジオも経営していたので、夜型の生活だったが、それ以来

仕事が終わってからのお付き合いも、パーティなどはできるだけ避けるようなった。

  夜の楽しかった時間も、朝の爽やかさに比べたら、比較にならないと感じたからだ。

※私のヨーガ教室 ふつうの人はできない先生の凄いポーズとレッスン風景

 何故ならリシケシでの瞑想の時間の5時に、私は必ず起き座って1時間呼吸法と

瞑想をするようになったからで、その方が精神状態が以前よりずっと安定している

のを自覚したからだ。その形は年齢とともに変化したが、現在も毎朝その習慣は続いて

いる。多分私のエネルギー源は、瞑想ではないかと思っている。

 インドにヨーガの修行に通う度に、いつの間にか私の精神性や、人生観は大きく

変化したようだ。「もしもヨーガと心理学に出合わなかった」としたら、私はもうとう

にこの世に存在していなかったと思っている。

※レッスン後のパーティー

それ以来アルナ姉妹は私のヨーガの先生となり、デリーの本拠のアシュラム

カシミール、その後できたマナリにも、ヨーガ教室の生徒達と何度か行った。

 またインドからいらしたとき、私の家にお泊り頂き、ヨーガ教室でのレッスン

をご指導して頂いた。

※カシミールアシュラムでのセレモニー

※デリーアシュラムでのセレモニー

※デリーアシュラムで先生とお食事

 

そして今・・・高齢になり認知症の夫を介護しながらも、お陰様でまだ大変元気だ。

心の奥から湧き上がってくるような情熱に、翻弄されて生きているようだが、これは

きっと私以外の見えない力に導かれているのかも知れない。これから私はどんな人生

を送るのだろう?目標は達成できないかも知れない、でも、希望は捨てないで、できたら

私の持てるさまざまなノウハウで、誰かのお役に立てたらいいなと思っている。

最後までお読み下さって有難うございました      ♥ 小池能里子

 

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