帰国するとリシケシでのどかな、ゆったりと時間が流れたとはうって変わって
忙しい日常が待っていた。それ以来自分でも変わったなと感じたのは、スタッフに
対してあまりイライラしないことだった。気づくといつもキリキリと辛かった胃痛は
ほとんどなくなっていた。明らかに私の中で大きな意識の変化が、きっと表れていたの
だろう。また、ダンススタジオも経営していたので、夜型の生活だったが、それ以来
仕事が終わってからのお付き合いも、パーティなどはできるだけ避けるようなった。
夜の楽しかった時間も、朝の爽やかさに比べたら、比較にならないと感じたからだ。
※私のヨーガ教室 ふつうの人はできない先生の凄いポーズとレッスン風景
何故ならリシケシでの瞑想の時間の5時に、私は必ず起き座って1時間呼吸法と
瞑想をするようになったからで、その方が精神状態が以前よりずっと安定している
のを自覚したからだ。その形は年齢とともに変化したが、現在も毎朝その習慣は続いて
いる。多分私のエネルギー源は、瞑想ではないかと思っている。
インドにヨーガの修行に通う度に、いつの間にか私の精神性や、人生観は大きく
変化したようだ。「もしもヨーガと心理学に出合わなかった」としたら、私はもうとう
にこの世に存在していなかったと思っている。
※レッスン後のパーティー
それ以来アルナ姉妹は私のヨーガの先生となり、デリーの本拠のアシュラム
カシミール、その後できたマナリにも、ヨーガ教室の生徒達と何度か行った。
またインドからいらしたとき、私の家にお泊り頂き、ヨーガ教室でのレッスン
をご指導して頂いた。
※カシミールアシュラムでのセレモニー
※デリーアシュラムでのセレモニー
※デリーアシュラムで先生とお食事
そして今・・・高齢になり認知症の夫を介護しながらも、お陰様でまだ大変元気だ。
心の奥から湧き上がってくるような情熱に、翻弄されて生きているようだが、これは
きっと私以外の見えない力に導かれているのかも知れない。これから私はどんな人生
を送るのだろう?目標は達成できないかも知れない、でも、希望は捨てないで、できたら
私の持てるさまざまなノウハウで、誰かのお役に立てたらいいなと思っている。
最後までお読み下さって有難うございました ♥ 小池能里子