実際に現在生きている人は5万人近くいるそうだが、その年齢になると肉体的
精神的にはどんな状態になるのだろう?私は来月89歳になる夫を介護しているが
色々な病気がありながら、自分のことはほとんどできる。また、2人で日常会話も
でき、認知症の治療法の「回想法」は毎日自然にしている。
80代の老夫婦が二人で晩酌を楽しめるなんて、何と幸せなことだろうが、それには
体力が必要だ。最近食事の量が減ったが、それも加齢による状態で、ごく自然なのだろう。
しかし加齢現象は下記のグラフのように顕著だから、元気で長生きは相当至難の業
だと思う。
昨日しばらく前に読んだ「自然死」のすすめを読んだが、感謝の気持ちがについて
書かれていたが、感謝の気持ちが多い人ほど、心が穏やかに保てると私も思う。
私達もその気持ちはかなり強いい方だ。私は夫を長生きさせているが、そのため
子供達や、他人に迷惑をかけたことはない。私ができる範疇で夫をもう少し長生きして
欲しい。でも、でも、身動きが不自由になったり、どこかが痛いのでは幸福感がない
ため長生きをさせたいとは思わない。
老妻として介護は義務と責任だと思うが、愛なしでは絶対にできない事だろう。
時代の隔絶を感じつつ、まだ進化したい自分に少々呆れながら、まだしばらく
生かされるのだろう。もう随分昔から「尊厳死協会」へ入っているし、私はある
大学へ献体登録もしている。表記したグラフなどから推して、私達はそう長くない
命だと思うので、これからも二人で、毎日をできるだけ楽しく暮らしたい。
以前中止になったコンサートが、10月に開催されると通知がきて、私は早速
ネットで申し込んだ。