ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

人生100歳時代と言われても

2021-06-12 06:03:14 | エッセー

 実際に現在生きている人は5万人近くいるそうだが、その年齢になると肉体的

精神的にはどんな状態になるのだろう?私は来月89歳になる夫を介護しているが

色々な病気がありながら、自分のことはほとんどできる。また、2人で日常会話も

でき、認知症の治療法の「回想法」は毎日自然にしている。

 80代の老夫婦が二人で晩酌を楽しめるなんて、何と幸せなことだろうが、それには

体力が必要だ。最近食事の量が減ったが、それも加齢による状態で、ごく自然なのだろう。

 しかし加齢現象は下記のグラフのように顕著だから、元気で長生きは相当至難の業

だと思う。

 昨日しばらく前に読んだ「自然死」のすすめを読んだが、感謝の気持ちがについて

書かれていたが、感謝の気持ちが多い人ほど、心が穏やかに保てると私も思う。

 私達もその気持ちはかなり強いい方だ。私は夫を長生きさせているが、そのため

子供達や、他人に迷惑をかけたことはない。私ができる範疇で夫をもう少し長生きして

欲しい。でも、でも、身動きが不自由になったり、どこかが痛いのでは幸福感がない

ため長生きをさせたいとは思わない。

 老妻として介護は義務と責任だと思うが、愛なしでは絶対にできない事だろう。

時代の隔絶を感じつつ、まだ進化したい自分に少々呆れながら、まだしばらく

生かされるのだろう。もう随分昔から「尊厳死協会」へ入っているし、私はある

大学へ献体登録もしている。表記したグラフなどから推して、私達はそう長くない

命だと思うので、これからも二人で、毎日をできるだけ楽しく暮らしたい。

 以前中止になったコンサートが、10月に開催されると通知がきて、私は早速

ネットで申し込んだ。

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