昨日の新聞では「ピンピンで長生き目指そう」と紙面に大きな記事が載って
いた。2020年の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳。それには健康寿命
と平均寿命の差について書かれていた。健康寿命とは、たとえ治療を受けて
いても、一人で自立してある程度生活できるいる状態だ。
平均寿命と健康寿命との差は、男性で7年、女性は12年と大きく、75歳過
ぎると、介護を受ける人が増えるようだ。いくら長生きしていても、自分の
思い通りに体が動けないのは、辛いだけではなく、家族や周囲の人にとって
大変負担になる。
私は夫を平均寿命より「幸せな状態で10年は長生きして欲しい」と思うのは、
夫も望んでいるし、子供達に迷惑かけずに、自分一人で介護できるからだ。
もしも夫が歩けなくなったら、老老介護は無理なので、そうは思えないかも
知れない。でも、年齢と共に心身共に衰えるのは確かで、夫の治療院の予約
歯医者さんの予約など、何度か忘れたこともある。心身両面の指導者として
毎日それなりのレッスンはしていても、最近は以前のように素早く身軽に動
けなくなったと思う。年齢と共に時代の流れについていけないし、コマーシャル
を見ても分からないことが多くなった。
※ロシア .ヨーロッパとアジアの分岐点「中央アジア心理学会」参加
大家族の長男と結婚し、長年自分を抑圧したが、自由に行動できるように
なった30歳代の後半から「自分だけのためならいつ死んでも惜しくない」
と思えるほど、燃焼して生きたし、やり残したことに未練はない。
女性の平均寿命は約88歳、私はもうそれだけで十分だ。
自分一人になったら、現在の健康的な生活は止めて、好きなように生きるこ
とにするつもりだ。とは言っても・・・長年の生活パターンが破れるか
実はあまり自信はない。世の中には、高齢でも不健康でも、一所懸命に生きて
いる方々には、もしかしたら、不遜とか傲慢などと思われるかも知れない
が・・・これが私のホンネなのです。
※「世界心理治療学会」同会場で発表したドイツ、ロシア、ウクライナ
の人達と(北京)