雨が毎日降り続いて、その想像を絶する降雨量が、その甚大な被害を全国
レベルで悪影響を及ぼしている。テレビを見ていても、物凄い雨、川の増水、
ボートでの非難、土砂崩れで家が破壊され、亡くなった方や行方不明の方
もいて、本当にお気の毒だ。まるで水の中にあるような住宅もたくさんあり
胸が潰れるような思いだ。年々自然災害が増大して恐ろしいようだが、テレビ
番組で世田谷代田も危険地域と指定され驚いたが、梅が丘の隣街だ。
とても対岸の火事とは思えず、ヤッパリ明治神宮へ被害が少ないように
お願に行こうと思った。
外はとても8月とは思えないほど涼しいので、コートを着て出かけた。小田急線
の参宮橋で降り、西参道から入ったが、神域の参道は雨がかなり
降っていたが、いつも感じるのだがとても清々しい。
玉砂利を踏みしめる自分の足音、それに合わせるようにセミの鳴き声が
聞こえた。雨に濡れた樹木や、真っ青な芝生がひと際美しく感じたが、コロナ
のためか、代々木方面への通路がふさがれていた。
本殿は思いのほか人が多かったが、私のようにこんな雨なのに、お参りに
来る人も案外いるのだと感じた、私は色々お願いしたが、神様は聞き届けて
下さるのだろうか?でも、手を合わせて祈ると、気持ちがとても穏やかになる
のは、いつものことだ。しばらく本殿にある屋根のついたベンチで座ったが
静かな気分になりたいのに、両側のベンチのおしゃべりが耳障りで、すぐに
立った。帰り路の静かな西参道は雨脚が強かったが、心の中のざわつきが
鎮まり、穏やかな気分になれた明治神宮参拝で、やはり行って良かった
と思った。