ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

今朝感じたこと (瞑想は内なる神との対話)

2022-03-03 09:01:33 | エッセー

 朝早くテレビの音で目覚めた。認知症の夫がつけたが、こんなことはたまにある。

早朝は私の魂へのエネルギーチャージ、瞑想するのは静寂な中でないとできない。

 思えばインドで至福な瞑想を体験してから、私は40数年以上一日も欠かさず行っている。

 それが私の精神性に大きく影響し、その根底の心の力が、夫を幸せな状態で長生きして

いるのだと私は思っている。

※インドの聖地リシケシ ガンジス河の上流域で清流だった

 今月夫は認知症と診断されてから満10年を迎える。松沢病院の認知症専門医の

主治医の先生に「満10年で介護度1の人はいますか?」と伺ったら、「私の知る限り

そんなケースはありません」と答えて下さった。過去に心臓で7回、胆嚢で2回

石灰沈着性疼痛症で3回、救急搬送された夫である。後で聞いた話だが、子供達は

葬式の相談までしていたそうだ。そんな夫は7月で90歳になる、体力が衰えたが

まだ一度も粗相したこともなく、一応日常会話もふつうにできるので、知らない

人は認知症だと気づかれないほどだ。認知症の余命は3年と言われているそうだが

それはいつも怒っているため、体の中の全機能に悪影響を及ぼし、その結果が命を

縮める結果になるためのようだ。

※スワミ、ヨーゲシバナンダ大師 私は特別にマントラを授かった

※メディテーションホール ここで初めて瞑想体験をした

 

夫が認知症になった時点で「私は心身両面の指導者で、ヒーラー、これからは

夫を決して怒らせない介護をしよう」と、固く心に決め、それを満10年間守って

いる。とは言っても、時にはどうしようもない気分になることも多々ある。

 でもときどき「美味しく食べられて幸せ!」と、言う夫の言葉に支えられ

愛とセルフコントロールでガンバっている。その原点が早朝の瞑想だが、その

内なるエネルギーが、私の精神性を支えてくれるのだと信じている。

 ご近所でも夫婦で健在なのは私達だけ、まだ毎晩二人で晩酌できる、こんな夫婦は

おそらくいないだろう。趣味も価値観も、考え方も比較的似ているのも、長年喧嘩を

したこともないのも、夫の長生きに影響しているのだと思う。

 私は人一倍鋭敏な神経なので、もしも精神性を修行しなければ、とうに死んでいた

と思う。長年にわたり心理学全般、心身医学、生理学、脳科学、心霊学、ヨーガ、その

他さまざまな雑学を研鑽したため、現在の私があるのだと思っている。

 でも相対的に捉えると13回修行に行った「インドが私を変えたのかも知れない」

と思っている。毎日ウクライナ問題が話題になっていて、何故そうなのだろうと

ととても心が痛み一日も早く平和になってと、祈るような気持ちで毎日見ている。

 そんな意味では平和な日本人に生まれただけで、幸せだと感謝できた今朝だった。

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