ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

久し振りで友人と会って

2022-03-30 20:12:57 | エッセー

 私は都会の雑踏が大好きだ。夫に付き添って病院巡り、彼の食欲が出て、少し

元気になったので安心して、以前から渋谷で約束していた友人と会った。

今まさに桜が満開、渋谷行のバスを途中下車して、北沢緑道の桜を見ようと

決めた。約束は3時半なので予定より30分早く家を出て、途中下車して歩いたが

花曇りだったが、まさに満開で本当にキレイだった。

 写真を撮りながら歩いたが、フワーとやさしく華やかで(桜って好きだな)と改め

て思った。北沢緑道には下水道を利用して、小川が流れているが、まさしく春の小川

だと感じた。渋谷マークシティで待ち合わせたが、渋谷は大賑わいだった。

喫茶店は満員で入れないので、仕方なくビアホールに入り、2人で乾杯して

1時間半ほどおしゃべりした。お互いに家庭内のことはほとんど知っているので

何でも話せる、駅前でさよならしたが、心の中は随分軽くなっていた。

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神様からのご褒美?

2022-03-30 10:06:28 | エッセー

 夫が痛がっているのを見るのはとても辛かった。原因が分からずまったく食べな

くなったのが、本当に心配だった。ホームドクターからは「看取り」のお話

をされたが、89歳で原因不明の痛みや、まったく食べないのは、年齢から判断して

も当然な常識なのかも知れない。でも・・・私はそんなことはまったく考えていな

かった。余命は3年から5年と言われる認知症を、満10年間もスルーした生命力

がある夫だから・・・

 整形外科2回、精神科2回、内科2回、治療院2回、皮膚科2回、東邦医大病院

1回、わずかの日数でそれだけ通院したのは、生まれて初めてだけど私はガンバッタ。

その結果は帯状疱疹だったが、私は40代に経験したが、あの痛みは本当に辛かった。

でも、原因が分かってホッとした。子供達も協力はしてくれたからできたが、さすがに

疲れたのか、唇の端が切れる口角炎になった。きっと、余りの過労に体が耐えきれな

かったのだろう。久しぶりにブログを書いたが「専門職日記」を見たら3位に

なっていた。長年ほとんど1位だったのに・・・

でも下にスクロールしていたら、何と私の著書で良く売れた文庫本が楽天に並んで

いた。「セルフコントロール法」「きっと大丈夫!」あなたに元気を運ぶ本

「マインドコントロー法」3冊とも三笠書房知的生き方文庫発行だった

 文庫本は昔発行部数が多かったので、著書43冊を合わせると、多分80万部以上

私の著書はあるはず。私はまだ物書きなのだ。で書きたいテーマは沢山あるけど

出版界からは全然お呼びがない。執着心があまりない私だけど、執筆だけは諦められない。

人生100歳時代だもの、まだ私だって可能性はあるはず。と思ったら嬉しくなった。

そう言えばもう一つあった。あれほど忙しかったのに、筍を茹でて若竹煮にして息子

に上げた。すると「有難う!凄く美味しかった。ママの料理最高!」と、息子からライン

が着た。25年以上二世帯住宅で、時々差し入れをしていたのに、こんなことを

言ったのは初めだ。でも、きっと疲れてる私を慰める気持ちも働いたのかも知れない。

元々木登り豚の私だから、たとえ身内でもほめられると嬉しい。

でも、不思議なことに落ち込んでいると、必ずちょっと嬉しいことがある。

もしかしたら、何時も一所懸命ガンバっている私に、神様からのご褒美かも知れない。

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