ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス (再投稿)

2022-03-25 20:52:55 | エッセー

◆お詫び 夫の体調が悪いため再投稿させて頂きます。

☆心の知能指数を高める

 知識とは「いろいろな物事を、理解はしていること」で、知恵とは、「ある問題に

直面した時の、決断や、判断など、物事を解決できる能力」を言う。

その知恵こそ、「心の知能指数」とも言えるものだ。カウンセリング・ルームを

訪れる多くの人は、知識は豊富だが、「心の知能指数が」が低い人が多いようだ。

「心の知能指数」とは、アメリカの心理学者「ダニエル、ゴールマン」が書いたベスト

セラーで、日本では1996年7月に「EQ心の知能指数」と訳され講談社から発売

された。それからこの言葉が流行語となり、一般的になったが私は、それを読んだが

心理カウンセラーとして大変勉強になり、今でも時々引っ張りだしては読んでいる。

IQ(知能指数)に対して原名「Emotional intelligence」にちなんで、EQと造語

されそれが「心の知能指数」と解釈された。それらを一言で表現すると、いくら知識が

あっても、知恵がなければ、大成はしないと言う内容だ。 その本の内容を要約すると……  

 1) 自分自身の内面を理解すること。性格、価値観、考え方、行動パターンなど。

 2) 感情をコントロールできること。ことに怒り、不満、攻撃心、敵対心、嫉妬心

   など他人に向けられるもの。悲しみ、悩み、不安、内罰心など自分自身が抱える  

   問題など。

 3) 他人と協調したり、共感したりできること。相手に迎合するのではなく、主体性を

         持ちながら   素直にそう思えること。

   4) 前向きに考えること。楽観的と悲観的との差は、人生を変えるほどインパクト

         が強い。

  5) 粘り強さ。ある程度の忍耐や、努力はどんな物事でも欠かせない。そのための

   持続性が必要。すぐに挫折したり、途中で投げ出したりしては、決して実現や達成は

   できない。

   6)  また、これは私自身の考え方だが、感謝や思いやりの気持ちを持つことも加えたい。 

  その基本は自分を愛することで、自分に感謝することができなければ、他人を愛したり

  感謝することはできない。

 思いやり、やさしさは、人間関係のもっとも大切な基本でこれは人間関係を良くし

「幸せに生きるために不可欠の要素」だと思う。日常生活のごく当たり前のことでも、自然

に感謝できると、心が安定し不平や不満がなくなるはず。入学や就職などに必要なのはIQだが

出世や昇進、また幸せに生きるためにはEQが欠かせない。そう捉えると、賢く生きるには

「知識より、知恵が必要」 なことは言うまでもないとに、きっときづかれた事でしょう。

 多分世の中で大成している人の多くは、きっと「IQ」と「EQ」 とを、併せ持っている

人かも知れません。もしもあなたが、あまり人間関係が良くない、自分がコントロール

できない、また問題を抱えて悩んでいたとしたら、ぜひ参考にして頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス 再投稿

2022-03-25 07:24:45 | エッセー

  ☆ネガティブな感情を持ち続けると心身が破壊する

 Kさんは25歳の主婦ですが、親友に裏切られたことがあり、それが許せずいつも憎しみの気持ちを

持って暮らしていたそうです そのため、毎日気持ちが暗くなり、ときどきその時の状況が夢にまで出

てきて体調もすぐれない上に、夫や二歳の子供のためも悪いので、何とか自分の気持ちをコントロールし

たいと、悩みに悩んで訪れました。その原因は高校時代からの親友のSさんに、自分の家庭生活のこと

実家で起きている事件など、いつも洗いざらい聞いて貰ってはストレスを晴らしていました。

ところが久しぶりにクラス会に出席したときに、友人から思いがけず「あなたも実家のことで本当に大変ね」

と言われて、ショックを受けました。

 

それは実家で起きた事件で、あまり他人に知られたくないことを、親友だけに打ち明けたのに、それをみんなが

知っていたからでした。親友のSさんだけに話したつもりが、そんな家庭内のヒミツの事情をまさか他言

するとは信じられなかったので、メールで「長年親友で自分が信じていたあなたが、そんなことを他人に話すなんて

本当に口惜しくて、腹が立って仕方がない」など、自分の気持ちをぶつけたそうです。

ところがSさんからは返信がなく、無論の謝罪の言葉も聞けませんでした。

 そのためKさんは、たまらなく淋しい気持ちと同時に、またSさんが憎らしく口惜しくてなりませんでした。

そのために体調も悪くなったのでしょう。

性格分析をするとKさんは、執着型気質でしたが、それは真面目、几帳面折り目正しく、責任感が強い半面

気分転換が苦手で、過ぎ去った物事をいつまで引きずるタイプでした。その気質についても詳しく説明した上

“過ぎたことをいつまで引きずるのは精神衛生上大変悪いこと。さらに憎しみや、恨み、攻撃心、不安、恐怖心

など持ち続けると、血液がアジドージス(医学用語赤い血液が青黒くなり、免疫力、抵抗力、自然回復能力が

低下し、病気にかかりやすくなる)になること。“またその実例などについても、いろいろと説明しました。

 するとだけではなく、憎しみを捨てきれないことが原因だとハッキリ認識できたようです

Kさんは過ぎたことをなかなか忘れられない性格ですので、ネガティブな感情が湧きあがって来た時には

すぐに気分転換できる魔法の言葉「忘れる、気にしない、あきらめる」の自己暗示を、呪文を唱えるように

何度もくり返すことも勧めました。またマイナスの波動が、プラス方向に変わるわたし創案の

「セルフ・ヒーリング法」を、必ず朝晩行うことも、くり返し指導しました。

 また、親友だと思っていたSさんは、もう縁がなくなった存在として、再び会わないようにとアドバイス

をすると同時に、「近いうちに必ず良い友達ができるから大丈夫」と話しました。

kさんは「自分の内面をよく理解し、それらをどのように変えるか」についての方向性が明確になり、自分

なりに努力をしました。それからのKさんは、以前よりずっと気持ちも明るくなり、すっかり元気になったのは

言うまでもありません。世の中では腐れ縁など言われ、どうしても離れられない人間関係もありますが、それは

親族な場合に限られるのではないでしょうか。たとえどんなに好きな人や、信頼していた人でも、一度でも裏切

られたり、感性が合わなくなったら、後を追うのは自分がみじめです。ごく自然に敬遠するのが、わたしの考え

ではベストだと思います。もしもあなたにKさんのような経験があったとしたら……それは異性同性の区別はなく

余程利害関係がない限り、あきらかに別離のサインだと受け止め、潔くさようならすべきでしょう。

 恨んだり、憎んだりをいつまでも引きずるのは、「心の中の風通しが悪くなり自分自身を滅ぼすこと]と

心得ることも必要です。また我慢したり、無理したりして相手に合わせることはありません。

 すると、いつかきっとまた、あなたに合った人に巡り会うことができるはず、ご自分の気持ちを第一優先にし

自分の人生を大切に生きましょう。

 

 

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