生まれつき気分がアップダウンする「躁鬱タイプ気質」なので、それを
知らなかった若い頃にはそのため随分悩んだ。心理学で「クレッチマーの
精神病的気質5つの形」を学習してから、生きて行くのが随分楽になった。
何故なら何の脈絡もなく、突然気持ちは沈むのは生まれつきで、ほっと
けば自然に治るからだ。昨日も実は鬱モードになり、楽しいことを思い出
すことにした。楽しい思い出は数限りなくあるが、海外旅行に絞った。
何と言っても楽しく素敵だったのは、憧れだった「オリエント急行」に
二回に乗車したこと。私は65歳の誕生日をどうしてもベニスで迎えたくて
親友と行った。着いたのはとても寒かった夜で、ゴンドラは暗く狭い水路
を何艘もつながり、しかもカンツオーネではなく、前後のゴンドラ同志の
声高のお喋りだった。また、ホテルがひどくすっかり落ち込んだ私を親友
が「外で乾杯しよう」と連れ出してくれた。私は(憧れのベネチュアでこん
な嫌な思い出を払拭したい、もう一度絶対来よう)と強く思った。
※オリエント急行個室 ドレスアップが条件でした
その2年後もう一度夫と行った。飛行機はビジネスクラス、ホテルは
5つ星の旅だった。ローマまでまたオリエント急行に乗ったが、本当に
忘れられないほど思い出多いステキな旅だった。それを思い出していたら
鬱な気分はすっかりなくなり、いつもの明るく元気な自分に戻った。
そのため、ブログ投稿は夜になったが、何とも単純な私なのデース!
それなのに、また夜中に目覚めてこれを書いている、でも気分は晴れやか
ですが、何歳になってもちょっと困った私です。
もしもあなたが「そう鬱型気質(気質とは生れた時点で持っている)
基本的な性格」なので、全部変えるのは多分無理なのです。
気持が沈んだ時は、あなたなりに工夫して気持ちを立て直しましょう。
でもね。ほっとけば自然に治るのですが、暗い気持ちはひきずるのは
辛いので私はいつもこんな工夫していますが、あなたもお試しなさい
ませんか?