先日スマホで「長生きし過ぎは迷惑だ」と言う言葉を読んで、その元を
探したが見つけられなかった。私が30代でヨーガの指導者になったが
その時一緒にインストラクターになるために、特訓を受けていた女性がいた。
ある日「小池さんは子育てでお金がかかるかも知れないけど、それは
有意義だけど、私は親を長年介抱(その頃は介護と言う言葉はなかった)
しているけど、それは何にも役に立たないし、死に金だと思う」と言った
ので、私は(何と冷たい人だろう)と大変驚いた。
でも、この年齢になると理解できたし、スマホで見た言葉は、そんな
意味が込められているのだと思う。「人生100歳時代」と言われて
いるし、私は年齢の割には元気だが、それなりの努力を続けていても
加齢現象はいろいろ押し寄せてくる。まして91歳の夫を長年介護して
いて「夫を幸せな状態で看取りたい」と思って接しているが、経済的は
無論だがその他でも子供にほとんど依存はしていない。
でも、ホンネでは(少々きついな)と思うことは多々ある。
長生きしたい人は別として、長く生きているとこれは私だけかも
知れないが、楽しいことがだんだんなくなる。
自分なりにいろいろ工夫し人生を楽しみたいと思うが、それは年齢を
増す度に至難の業になる。今調べたら男性の平均寿命81・05歳
女性87・09歳をと短くなっていたが。「もう十分人生を楽しんだし
これ以上は生きていたくない」と思う人は、自分から名乗り出て、希望者
はこの世におさらばできる法律はできないだろうか?
それは倫理的にも、また神の尊厳に逆らうことは重々意識している。
自分なりにかなり頑張って生きているが、この年齢になると長生きは
決して楽しいとは思えないのは、もしかしたら私だけだろうか?