ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

ベルグソン時間に感謝

2024-07-02 02:49:21 | エッセー
 元NHKアナウンサー村上信夫さんの講演会は、世田谷区立保健医療福祉
総合センターで行われた。タイトルは「嬉しい言葉が自分を変える」で
広い会場は満員状態だった。もっと早く行きたかったが、夫の訪問医療が
あり、ギリギリ間に合う時間でようやく後ろの方へ座れた。
 内容は 最近だんだん使われなくなった言葉「お陰様で」、「頂きます」
その本当の本当の意味は「有難うございます」であること。
 また、食べたものが体を作る、聴いた言葉が気持ち良い、口にした
言葉が、自分と相手の未来を創るなど、とても分かりやすく、やさしい
口調でお話しなさったが、さすが元アナウンサーの話術は素晴らしい
と感じた。

子供が「くそ婆」と言うそうだが、同じ言葉でも「元おとめ」と言うと
まったく感じが違う、「ヒヤリ、ハット」より「ニヤリ、ホッと」へなど
ユーモアがあるお話はとても面白かった。その間出席者名簿から名指し
で質問なさったり、とても和やかな雰囲気で楽しかった。
 先生がお話しなさった真意は、ネガティブからポジティブへだったが
自分に感謝することも必要だとお話しなさったが、すべて私の考えと
同じでとても嬉しかった。

 また話し手としては、とうとうと話すより、相手に考える余裕がある
よう「言葉の合間に点や丸を入れる事」「ここまでわかって下さいまし
たか?を時折いれる」など。話し手でもある私は、大変勉強をさせて頂いた。
 もっとも感銘したのは「当たり前など一つもないこと」で、私がいつも
感じている事だった。あっという間の90分だったが、私には大変素敵で
濃密なベルグソン時間だった。
コメント
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