ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

怒りをコントロールするため

2017-10-14 09:52:31 | エッセー
 昔から「短気は損気」とか「長生きしない」とか、もっと極端な表現は「自分
で毒を生産しているのと同じ」と言われていたが、それは仕事柄十分認識してして
いる。また近年では医学的にもその弊害はハッキリ証明されているようだ。
 私は我儘な面はあるが、そう短気でもなく、比較的愛情は豊かだと自負して
いたがまさしく「青天の霹靂」と言ってもよいような出来事が、家族の間で起き
たのはこの3月のことだった。それにはいろいろな事情が絡んでいるが、今朝も
また同じような出来事が起きた。
 
 その怒りの感情は親しい友人達に電話して、聞いてもらったが、それには友人達
も驚いていた。「怒ってはいけない、自分自身だけではなく、私が怒っていると、それ
はもろに夫に反映する。デイホームのトレーニングへ行っている夫が帰ってくる
時間まで 何とかコントロールしなければ」と思った。
 そして、私はお昼の献立を考え、美味しーいチャーハンを作ろうと考え冷蔵庫の
食材を見た。いかげそ、ハム、美味しいけど辛い漬けもの、ちくわの残り、焼き鳥の
残りを細かく刻んだ。大好きなネギを沢山入れようと思った。

 私の一番好きなのは文章を書くこと。2番目は料理を作ること。一所懸命刻みものをして
いたら、大分気分が落ち着いてきたので、帰って来る夫を笑顔で迎えられそうだ。
 また、ある日「怒りは自分から毒を生産している」と言う言葉に出合い、特別短気ではないが
これからはできるだけ怒ることは止めようと心に決た。そのため、感情のコントロールができに
くい認知症の夫を、できるだけ怒らせないよう努力しているのもそのためだ。

カッカしながら作ったメチャメチャー飯、まあまあの味だった

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楽しかった一泊旅行

2017-10-13 09:19:33 | エッセー
 今朝とはまるで違って、晴れ渡ってキレイな空の日、クラスメート男女10人で
箱根へ行った。行きのロマンスカーの中で昼食会をすると言うので、そのため私
は2日ほどかけて煮物をつくり、友人達にふるまった。
 食べやすいように串に刺し、手間と時間をかけてつくったが、みんなが喜んで
くれるのが嬉しい私は何とお人好しだろう。


お天気もとても良く暑かった。箱根湯本の駅からホテルまではすぐと聞いたので
私は5分位だと思っていたのに、途中の歴史的なお寺を見学するために、一時間
近く歩いた。緩やかだが登り坂ばかりで、暑い上登りに弱い私は、7月に傷めた膝
も気になりかなりばてた。そのため友人と二人で、途中の日陰で待っていて見学
はパスした。温泉につかり友食後は、また男性の部屋に集まり二次会になったが
長年のクラスメートなので、遠慮のない賑やかなおしゃべりで盛り上がった。

 帰りは小田急のフリーパスを使ったので、箱根湯本からバス、遊覧船、ロープ
ウェー、ケーブルカー、登山鉄道のすべてを使った。
 お天気にも恵まれ、去年来た時は地震のため大涌谷には行けなかったが、ロープ
ウェーはすべて開通していた。硫黄の臭いが立ち込める大涌谷で降りて「一つ
食べると7年長生きする」と言う黒卵を、一人の友人が手のひらにのせたお塩を
みんなでつけて食べた。

 





 私達の付き合いはもう13年になるが、今では13人に減ったが。
全員高齢で80歳代が3人になり、全員が70代でだんだん80歳代が増えてくる。
 私は昔「このままでは一生仕事人間になる」と、思い切って仕事をセーブしてから
世田谷区立生涯大学に入った。それから地元世田谷での友人達が増え、長年毎月楽しい
交流が続いている。これからも大切にしたい友人達のグループだ。
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新しいことを知る高揚感と嬉しさ

2017-10-11 07:40:59 | エッセー
 成城ホールで行われたシニアスクールの講座は、日大教授関根智子先生の
「GISで見る世田谷」だった。GISとは一体何を意味するのかすら知ら
なかったが、「地表面の位置、分類図エトセトラ」私は今まで知らない世界を
知って驚くと同時に、恐ろしくなった。いつの間にか全ての情報が知られている
現実。それが現代社会なのだ。時代は恐ろしいように素早く変遷しているが
高齢になっても、新しい知識を得られることの素晴らしさに、私はちょっと感動
した。ときにはあくびを噛みしめるような講座もあるが、でも、その講演はとて
も有益で楽しかった。参加者は300人以上、今日は居眠りしている人もいない
ようで、みんな興味深く聴いていたのは、ほとんどの人は初めて知った「GIS」
だったのだろう。

※ 夫が見てゲラゲラ笑った、「能里子印ふりかけ材料」の小松菜干し

 東京都で最も人口が多い世田谷なのに、まだどんどん人口が増えているそう
だが、昔と比べても梅ヶ丘も賑やかになったし、乗降客も若い人がとても多い。
 警察、税務署など公共機関が多く学校も多いし、大きな公園もあり環境もよく
都心へもとても近いし、住宅街なので比較的静かだ。
 結婚してからずっと世田谷梅丘に住む私。さっき「あなたと結婚して本当に
良かった」と言ったら、夫はやっぱり嬉しそうだったが、実はそうして私は
認知症の夫の機嫌を良くさせて、コントロールしているのは確か。
 「彼を絶対怒らせない」これが、認知症の夫に対するプロ意識だから。
今日はクラスメート達との一泊旅行で、ちょっとウキウキしている。
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ビビッドに今を生きていたい(終)

2017-10-10 04:54:30 | エッセー
 改めて読んでみて、何だか回想録のようで少々呆れました。
「私ヤッパリ年とってる!」と改めて感じたのです。声は仕事に取って大切なものですが
歌うのが大好きですが(ファルセットなら4オクターブ近く出ます)、一人ではなく大勢の
ハーモニーが好きで、混声合唱団に3年ほど入っていました。
 その合唱団はいつも私好みの曲でしたが楽しかったのですが、次の年の発表曲がある地方
の暗い曲で、毎回それを練習するのがたまらなく嫌で、我儘な私はガマン出来ず止めました。
 先月都内にある混声合唱団を見学し、ことにヴォイストレーニングが素晴らしく入団する
つもりでしたが、発表会のためそれが終わってからにしました。
 昨日その発表会を見に行き、素晴らしかったけれど、それらの曲の流れは、私には合わな
いと感じ止めることにしたのです。

 また、大脳については私なりの勉強はしていますが、最新情報を学びたくて
朝カルの、今輝いている脳科学者の講座に入りました。
 勉強大好き人間の私は、時間を作って長年休むことなく色々学習を続けているます
が、朝カルは私の心理学と故郷といってもよいほど親しみやすいところです。
 でもその講座の資料は全部英語で、英語に弱い私は大変驚きました。
それは英語の映像が沢山あり、さすが先生は日本語で話しましたが、ホワイトボード
に書くも言葉もすべて英語でした。感覚的な私は何となく理解は出来ましたが
先生のアクションもまた楽しく、あっと言う間に二時間が過ぎ、あまり理解できな
かったけど、エキサイティングでした。

 間もなく成城大学オープンカレッジの「健康と栄養」の講座が始まります。
二つ共夜の講座ですが、生きる上で最も重要なのが「食生活」と認識しています
ので、この講座は今回が3回目の受講ですが、いつも必ず最新情報が得られるので
それが嬉しくてなりません。現在の私は時々入る個人指導のカウンセリング、自分の
勉強、趣味などですが、最優先は認知症の夫の介護です。
 でも比較的自由に動けるのは夫が「認知症優等生」だからですが、8年目に入り
少しずつ進行しているのは確かです。現在の状態を少しでも長く維持して、ふつう
の日常生活を送れるようにサポートするのが、プロの妻としての重要な役目です。
 これからも工夫と創意で夫の最後の人生を、できるだけ快適に過ごせるよう努力
するつもりです。

 
 今評判のマンガ「傘寿まり子」に刺激されて、お調子者なので
「能里子80歳のメルヘン」をブログでにアップも考えましたが止めました。
 長生きなんか絶対したくありませんが、毎日燃焼して楽しく生きるのが私流。
昔に比べたら時間はタップリありますし、比較的自由に動けますので、機会を
つくっては、色々な勉強をするつもりです。これからも自分の年齢を叩き台にし
考えたり工夫し、それらを実践し、見た目の若さと、精神的なみづみづしさと
健康をキープし、そのサンプルとなってそれらを発信できればと思っています。
 自己満足の投稿を読んで頂き有難うございました。   小池能里子




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いつも燃えて走って生きていた (4)

2017-10-09 07:09:48 | エッセー
 私は家庭の事情で、生後7カ月で母に引き離されました。
「三つ子の魂百まで」と言うように、自分ではまったく覚えていないのに
潜在意識がしっかり記憶しているためか、この年齢になっても、性格の中に
屈折した部分や、どうしようもない寂寥感など、他人と違う部分が随分
あるのです。そんな自分自身の内面が知りたくて、心理学にのめりこんだこと
も、ある程度自分自身が理解でき、精神的な成長ができたのかも知れません。
 昔親しかった精神科医にある日「あなたの心の中には大きな穴がぽっかり
あいていて、それを埋めるために色々な事をやるのだね」と言われ、私は
ハッと気づきました。確かに・・・「さすがに精神科医、私を良く観察して
分析している」と思いましたが、私の激しい情熱は、もしかしたらその代償と
言えるかも知れないと感じています。
※私自身の事を話して欲しいとの要望で配布した資料?はヒーリングでした。

 仕事や家庭を持ちながら、次から次へと興味を持ったものは、片っぱしから
勉強し、その結果が現在の私なのでしょう。そのためには大らかな夫の理解
(彼は脅かされているから、と言いますが)があったからだこそと、今でも
大変感謝をしています。40代にインドのヨーガの先生から「エイジレス・ベービー」
と言われ、中学生の娘からは「ママは私の妹みたい」と、言われた何とも幼稚
で頼りない私です。欠点だらけですが、天性の明るさや、天真爛漫さ、それらが
まったく計算した訳ではないのに、色々な意味で私に大変有利に働いたことは確か
なことでしょう。でも、真面目で好きな事は一所懸命、責任感の強さ、感謝の気持ち
義理人情は人並み以上と、自負しているので、それらも役立っているのは確かです。
 鈍才の私ですが比較的カンが良く、いつも時代の先取りをして生きてきましたが
色々努力した結果学歴のない私ですが、これだけの仕事ができるようになりました。
※よみうりカルチャーリーフレット
 
 ダンス教師(ソシアル、ディスコフラ)ヨーガ指導者(インドのアシュラムより
指導者ネーム 限りなき愛授与)心理カウンセラー(1998年、世界心理治療学会
北京でプレゼンテーション)作家(著書41冊)講演活動(全国的)ヒーラー
(レイキティチャー1999年取得、それ以前よりさまざまな精神世界を研鑽)
ヨーガ教室、ダンス・スタジオ、カウンセリング・ルームの経営と指導、その他にも
まだ沢山ありました。先日私のスタジオの借主さんのヨーガの先生と相談して
来年一月からそれらを全て統合して、「超高齢化社会に生きるために、20歳心身が
若くなるため」のような内容のクラスを、週一回指導することにしました。
 少々おこがましいのですが、おそらく私だけしか指導できない画期的なクラスの
ために、現在いろいろ案を練っていますが、それが楽しくてならない私です。
※人事院研修所でキャリア組で講演したお礼状
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