ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

春めいて

2022-03-19 10:11:08 | エッセー

 国際フォーラムで開かれたある講演会に参加したが、しばらくぶりで霞が関で降り

日比谷公園を通り抜けて有楽町へ行こうと思った。2時から始まる講演会だが

早めに待ち合わせて、霞が関で降りたら、飯野ビルの前の桜が開いていた。

 このコースは長年私の散歩コースで、親友が有楽町駅前のビルで働いていたので

仕事帰りに、いつも昔あったそごうデパートで待ち合わせた。

 私は早めに家を出て日比谷公園を歩いて有楽町へ行ったが、早く家を出て「日比谷シャンテ」

で一人でコーヒーを飲むこともあった。日比谷や銀座は思い出があり過ぎる街だ。

 また、ダンス教師時代は、生徒さんを連れてダンスホール「ツインタワー」へ何度か行った

事もあったのも、とても懐かしい思い出だ。

こともあった。

 日比谷公園は春の気配がいっぱいだった。菜の花も咲いていたが、銀杏並木は

枯れ木状態だった。中央の花壇広場で友人とおしゃべりして、会場へ向かったが

国際フォーラムは卒業式の袴姿の女性が大勢いて、とても華やかな雰囲気だった。

 会場が分からず二人でウロウロしたが、何とか開演間際に着いた。

でも、なかなか有意義な話しを聞けて良かった。

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出会いと別れと

2022-03-18 21:32:09 | エッセー

 これは天性かも知れないが、私は物事を決めることに、ほとんど迷ったことはない。

17年以上付き合っていた生涯大学のクラスメート達の親睦会、歩行会、シニア

スクールを全て退会した。みんなは驚いたようだが、実はしばらく前から考えて

いた。長く付き合っていた友人達には悪いような気がしたが、あることをきっかけ

で決断したが、私にはそれなりの明確な理由があった。

 感じても表現しないようにしているが、過敏な面があるので生き難いのかも。

また、多少エキセントリックだから、我がままと思われるかもしれない。

でも、私は自分の気持ちに正直に生きたい。寒かった昨日、ある会を見学に行ったが

道順が分かりにくいからと、雨の中をその大きな組織の会長さんが、バス停までわざわざ

迎えに来て下さった。そして大勢の新しい会には見学して楽しそうなので入会したが

これからどんな展開になるのだろう?でも「期待のし過ぎは落胆の元」だから、気持ちは

あまり高揚しないのが私の心のクセだ。

 この1週間夫は体が痛く元気がない、昨日などほとんど食べなかったが、いつも

欠かさないビールを半分も飲まなかった。驚いたのは缶ビールが開けられないこと

った。衰えていく夫と共存共栄しながら生きるのは、心のエネルギーチャージが絶対

に必要だと思う。毎日習慣の心のケアだけでは、そのエネルギーは枯渇する。

人が大好きな私は次の出会いのため行動したが、そう長く生きる訳ではないので

できるだけ有意義で楽しく、自分で満足できるような日々を重ねたい。

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長生きは決して幸せではないと感じた日

2022-03-18 04:14:12 | エッセー

 何でもいい加減なことができず真面目な方だが、そう要領が悪い方でもないので

過去は比較的色々な人にサポートされ、かなり好運な人生を歩んできた。

 でも、この10年間は、誰にも頼れず自分の力でガンバってきたが、それは

認知症満10年の夫の介護だ。昨日は都立松沢病院を初めて受診した日で、

「アルツハイマー型認知症の初期」と診断された。

 昨日はその満10年目の記念日だった。これは私とっては「成功体験」だと

思っていたのは、夫は穏やかで比較的元気だったからだ。でも実は3・4日前から

寝違えたのか首が痛むので、整形外科へ行ったり、治療院へ行ったりして大変だった。

 昨日は松沢病院へ行き主治医の先生に、改めてお花を持って、感謝の気持ちを

お伝えしたが、夫はいつもと違って元気がなかった。

 友人は「介護の鑑」と褒めてくれるが、達成感と同時に、これから夫と自分自身

の避けられない老化の状態を、どのようにコントロールしていくかが、大変な

課題だ。夫の痛がる様子を見ると、私が望んでいる「幸せで穏やかな状態」では

ない。まだビールだけは飲むが、以前と違って極端に食事量が減った。 

 長生きは決して幸せではないのだ、と感じてまた眠れなくなった。

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ニューヨークへ行きたい!

2022-03-17 16:06:54 | エッセー

 テレビでニューヨークの街が流れ、それをしばらく見ていたら、急にニューヨークへ

行きたくなった。亡くなった親友とアメリカは西海岸、二度目は東海岸へ行ったので

かなり色々なところを見た。ニューヨークの自由の女神の頭までエレベーターで昇り

見学した。その時「ニューヨークはなんてステキな街だろう」と思った、主要なスポット

はみんな観光したが、何故かセントラルパークへは行かなかった。

 それから何年後かに日本ではヨーガがすたり始めた頃、ニューヨークでは凄く流行って

いると、ニューヨーク在住の元ヨーガ教室の生徒さんが教えてくれた。

 そのため、「ニューヨークのヨーガスタジオを見学しては?」と言われ、すぐその気

になったが、一人で行くのは心細い。その頃ダンススタジオで、ソシアルダンスや

ジャズダンスを教えていた娘と、ジャズダンスを習って、幼い頃からステージに出て

いた孫を誘って3人で行った。911事件の後だったので、入国審査が厳しく、靴ま

で脱がされたのは大変驚いた。次の日は娘達はジャズダンスのレッスンに、私は知人が

ホテルに迎えにきてくれ、ニューヨークのヨーガ教室を何所か見学したが、日本とは

違う内容に驚いた。

※ニューヨークのお土産 羽が付いた熊

その間娘達はジャズダンスのレッスンを受けていた。別々に二日間過ごし最後の

夜は3人でブロードウエイでミュージュカルを見て大感動した。 

 パリはいつでも行きたいが、突然ニューヨークも行きたくなったのは、セントラル

パークへぜひ行きたいと思ったかかも知れない。月日の流れの早さはあっという

間だ。皆さん方も思ったことは、すぐに実行した方が良いですよ。

 「今日は再び巡ってこないのですから」そんな意味では、行きたい国はすべて行き

我が人生に悔いなしですが、これは実現できるかどうか分からない私の願望です。

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眠れなくて・・・

2022-03-16 03:23:07 | エッセー

 気分転換の方法をいろいろ模索し、麻雀教室へ入ってだんだんゲームのやり方を

覚え楽しくなってきたが、それだけではなかった。ゲームに伴う計算の仕方など大変

難しい。まして私は生まれつき競争心皆無なので、夢中になれるのはそんな資質も

必要だと最近気づいた。他人は気づかないようだが、私は何をやってもあまり夢中に

なれない性格で、どこか冷めていて、客観的に自分を見ている部分がある。

 最近そんな気持ちが頭を持ち上げてきたようで、先生が丁寧に親切に教えてくれても

あまり覚えないのは、無論頭が良くない部分が多いが、実はそんな気持ちも働くのだと

自己分析している。まして最近夫がだんだん弱って来たと感じるので、これからどの

ように介護すべきかと考えている。現在は夫の介護が中心だが、今週は体調の悪さと

デイホームのスタッフが、コロナの濃厚接触のため人出が不足してお休みだ。

 ほとんど食べない夫のために食事つくりは、虚しいしとても悲しい。

夜中は「魔の時間」と言うそうだが、こんな時間に起きていると、ろくなことは

考えないのは知っているけど、どうにも眠れない。

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