ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

人生最後の目標設定

2023-10-26 06:26:25 | エッセー
 長かった人生ですが、これは自分にとっては最後の目標を設定しました。
この年齢で努力は大変必要ですが、(どうしてもそうしたい)と思う気持
ちが私を駆り立てました。初めて自分に目標を設定したのは30歳代
ソシアルダンス教師でした。「これから10年間は一所懸命努力しよう」
と、人生では一番長かったスパンでした。

 その頃は大家族の抑圧から解放され、自由になった喜びは大きく
二人の子供たちを育てながら、目の回るような忙しさもものともせず
実に良く働きましたが、それはきっと体力があった若さ故でしょう。
 その10年後には、自分でも想像以上に満足できた位置に、私は立って
いました。その後も5年、3年、2年など何度か目標を設定し、すべては
実現できました。

 そして昨日末期高齢の私が設定したのは、ある意味でロマンのある夢
かも知れません。でも、自分だけの力では到底無理なので、私を見えない
力で守り導いた下さったお力のサポートしていただくつもりです。
 目標があると、心がはずんで、その努力が楽しくなる、それが何度も
自分を向上させた実体験でした。これからも
「朝は希望、昼は努力、夜は感謝」の気持ちで、残り少なくなった
人生を歩んでいきたいから・・・

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晴れた日の歩行会

2023-10-25 09:53:52 | エッセー
 生涯大学のクラスメート達の同期生たちで開催した歩行会は、多分14年目位になる。私はしばらくお休みしていて、昨日は1年半ぶりの参加だった。
 集合場所は地下鉄「清澄白河」駅。我がクラスは男性、女性とも4名
だったが全部で12,3人と少なく、女性は二人だけだった。
 久しぶりの参加で顔見知りなのでいろいろ声をかけられたが、思えば
全員80代になっているはずで、男性陣は何だかみんな一回り小さく
なっていると感じた。


 歩いたのは下町にあるお寺ばかりで、私は全くお寺に興味はなかったが
お天気もよく暑いほどで私は薄いカットソー枚で丁度良かったが、ダウン
を着ている人もいてびっくり!私は途中の空き地に生えていた猫じゃらし
を取って、全員の首の当たりをくすぐった。全然反応しない人が二人
残りの人はほとんどが首筋に手を当てこすったので、とても面白かった。

 通り過ぎた商店街は沢山の案山子を展示していた。最終地は「清澄庭園」
そこで解散し、それぞれに別行動をしたが、随分昔歩行会で来たこと
があったが、昔と違って石の上だけ歩くのはかなり疲れた。
 でも、途中で見たこともないお花に出会ったことと、久しぶりでクラス
メート達のおしゃべりはとても楽しかった。




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明日への考 人間の知性AIに宿らず

2023-10-23 01:45:33 | エッセー
 これは昨日の読売新聞の12版一面の、東大名誉教授西垣通氏の記事の
タイトルですが、私なりに丁寧に読みました。
 「AIの技術をそのまま取り入れるのではなく、協調や安定を重視して
誰も取りこぼさない、そんな伝統的な価値観を見つめなおすことで日本の
強みを発揮できるのではないでしょうか」と言う言葉に、私も大変共感
できました。

 私も時々利用しますが、その情報は全く違う答えだったりすることもあり
それを使うときには必ず、もう一度調べることにしています。
 確かに簡単に知識を得るためには、大変便利だと感じたのは、先日ある
熟語の使い方について聞いたら、とても奥が深い答えで感心したことも
ありましたが・・・いづれにしても「正確さを求めるより、確率的に大体
合っていればよい」と言う扱い方がよいと西垣先生は述べています。

 人間だからこその、感性、きめ細やかなこころの機微など求めるのは
土台無理なのかも知れないと、私は感じています。
 でも、しばらく前に海外で女性のAIと交信し、自殺した男性がいて
大問題になった事件がありました。そんな意味では使い方を誤ると
恐ろしいことが起きるかもしれません。
「AIはあくまで人間が生きて行くためのツール。私達が伝統的に持っている
東洋的な価値観も取り入れながら、AIとの付き合い方を模索すべきです」
、最後の言葉に私は大いに納得できました。

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忘れないための努力

2023-10-22 07:41:22 | エッセー
 まだ感性や、頭の回転はそう悪くないと思うが、このところ熟語や、地名
品名などがすぐに出てこない。さらに、昨日のことなのに、はっきり覚え
てないこともあった。記憶力は30歳代から衰えるそうだが、この年齢
では当然かもしれない。ことに最近記憶力が衰えて恐ろしい。そのため
脳に効き目があると言うサプリを飲んでいるが、ひと月ほど経った。
 まだその効き目はまだ全然ないが、でも、1年間位続けて飲んで
みようと思っている。

 ことに忘れるのが多くなった1年程前から、その日の予定はカレンダー
スケジュール表に書き込み、さらに冷蔵庫に張って、朝必ずその日の
出来事を確認することにしている。私は「他人の時間を奪うのは罪悪に
等しい」の価値観なので、忘れたために人様に絶対迷惑をかけたくない。
 そのための努力はだんだん厳しくなる。でも、長生きしたからかも知れ
ない。あ~あ。これって幸せなのかしら?

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朝から大笑い

2023-10-21 07:37:42 | エッセー
 私は朝から腰が痛かったので、腰を反らしていたら夫が「どうしたの?」
と聞いた。「何だか今朝は腰が痛いの」「疲れたの?」「いつも一所懸命
働いているからよ」「能里子いくつになったの?」「87歳よ。来月は
88歳になるんだから」「へーそんなに年取ってるんだ。俺を追い越し
たんだね」これは今朝の会話だが、夫は自分の年齢も、季節も分からない.。
「あなただってもう91歳よ」と言ったら「そんなの嘘だろ、俺まだ
78歳位だと思っていた」これは大まじめな会話である。

自分はまだ70歳代と本気で思っているので、可笑しくて笑ってしまった。
その時テレビで北海道の「シシャモの大漁が」が流れていたが、二人で
思わず「くさいね!」と顔を見合わせて大笑いした。
 魚があまり好きでない私達、ことに朝は鼻が敏感で、二人同時にテレビ
の沢山の魚を見て生臭さを感じたようだ。
 そんな意味でも似ている私達老夫婦、来月は結婚68周年を迎える。

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