ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

梅雨明けの暑い日

2024-07-20 10:32:11 | エッセー
 午後から外へ出たらあまりの暑さに驚いた。ポストにはこんなはがきが
来ていた。それは昔検体登録してある大学病院からだが、年賀状と暑中見舞
で1年に2回必ずはがきが来る。検体登録して長年過ぎたが、私は今でも
この年齢にして何の治療も受けていないので、高齢者でも研究材料になる
と自負している。でも、友人の話によると、これらか医師になる学生の
ための解剖になることが多いそうだ。もの凄く憶病でいろいろ恐怖症の
私だけれど、死んだら唯の物体だから、何をされても怖くもないし、お役
に立てることは嬉しいと思う。

 毎日夫のために栄養素やバランスを考えて食事つくりをしているが、今日は
卵料理にしようと思った。ちょっと甘いけれど夫は好きだからと、久しぶりにはんぺんを入れミキサーにかけ、卵焼きをつくったら、とてもきれいにできたので、ちょっと嬉しかった。この暑さで熱中症で亡くなる高齢者が多いが
猛暑でも夫が元気で長生きして欲しいと注意している。
 先日私が外出する日の「夫の一人夕飯」と友人に写メールしたら、すぐに「美味しそう!世界で一番幸せな夫さん」と返信が来た。

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冷静に自分を見つめた

2024-07-19 03:51:38 | エッセー
 1回目は映画館、2回目は友人と会って、3回目は求めているものを探
して新宿へ3日間通った。でも得るものは見つからなかった。
  年齢を忘れて動き回った結果、今まで経験したことない疲労となった。
 そしてまた昨日はクラスメートを誘って、3人であることを体験したが
結果は「私には感性が合わない」だった。

 感覚的な私はいつも時代の波に人より早く気づき、その波に押される
ようにラッキーな人生を歩んできた。華やかさは楽しかった、また、世界中
行きたい国全部行ったし,やりたいことはほとんど実現できて、人並以上
の幸せな体験も沢山できた。 心だけ若い私はメンタルな意味で、まだ
その線上にいたことに気付いた。

「何という愚かさ」世の中世の中そう甘くはない。
長年続いた「ツキ」は完全に終わっている。「これからは自分の年齢を
意識して、もっとゆったりと、楽しみながら生きて行こう」と
散々考え決断した真夜中だった。

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長年自分と葛藤しながら生きて

2024-07-17 10:54:31 | エッセー
 夜中にふと眼ざめまた考えた。心の深い部分に「さみしさの湖」を抱えて
生きていることに気づいたのは、「人生の修羅場」と思えた中三の15歳
だった。自分では全く覚えていないのに、生育時のトラウマか、それは
今でもしっかり心の中に存在している。そんな感情にもがき苦しんだのは
20代の後半で幸せな子育てをしているときだった。
 色々な本を読も漁って知ったのが、一遍上人の言葉「生まれるのも一人
死せるも一人、人間みなひとりなり」。また「愛別離苦」確か(自分が
長く生きるほど愛する人との別れが多くなる)「同床異夢」(同じ寝床で
寝ていても、同じ夢は見られない)と言う言葉だった。
 
 昔親しかった精神科医がこう言ったことがあった。「あなたの心の中には
大きな穴が空いていて、それを埋めたくて、いろいろやるんだね」と・・・
 私は「さすが精神科医」と、大いに納得したのを忘れない。
死ぬのは少しも怖くはないが、一人がとても恐ろしい。
 夫をいつまでも長生きして欲しいと、一所懸命工夫し努力するのは
愛情や責任感だけではなく、そんな感情に支配されているのかも知れない。

 心は一筆書きのようなものではなく、同じ人間が決して存在しないように、心もまたひとり一人が違うものだ。私のあまりにも感じやすく細い神経は
天性の天真爛漫さと明るさで無意識にカバーしている。
 でも、もしも心理学や、ヨーガに出合わなかったら、私はもうとうに
あの世に旅立っていただろう。それでも絶えず逡巡して生きてきたが
これは多分一生変わることはできないのだろう。
 激しさと繊細さとを併せ持つ自分の内面、そんな自分に未だに辟易
しながら生きている。
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バラが欲しくて

2024-07-16 06:28:29 | エッセー
  いつも生花を切らしたことがないが、何故か急にバラが欲しくなった。
最近スーパーでもいろいろなお花が売っている、散歩と買い物がてら近くの
サミットへ行った。入口に並んだお花の中に、まさに私が欲しかった大倫の
バラがあったので、スターチスと合わせて買って帰った。
 カウンセリングルームには、大分前に買ったミニ胡蝶蘭があるが、多分
3か月位は経っていて、ぶつけてお花をひと枝落としてしまったのに
まだとてもキレイだ。欲しかったバラを飾ったら、気分が明るくなった。
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 物凄いヨーガブーム到来 (7)

2024-07-15 09:14:26 | エッセー
 私が予感したようにそれからヨーガは「心身の健康に良い」と、マスコミ
でも取り上げられ大ブームになった。そのため、カウンセリングルームを
併設したヨーガ教室は,そのカウンセリングルームも開放してて指導したが
 ワンルームでないため、スタッフ3人で指導した。
 その頃東宝映画手塚治虫原作「火の鳥」の中で、主役の女王卑弥呼を
演じる大スター高峰三枝子さんに、「大ブームのヨーガを取り入れた舞踏」
を踊らせたいと、監督の市川崑監督から、その指導の依頼があった。
 ダンス教師でヨーガの指導者だったが、依頼されたようだがダンスの
振り付けなどしたことがなく、大変戸惑い一度はお断りしようと思った。

 それを私が教えていたダンス学校の先生に相談したら、「そんな機会は
滅多にないからぜひやりなさい」と勧められ、先生からそのヨーガ的舞踏
の振り付けのアドバイスを受けた。それを元に「ヨーガ式舞踏」を振り付
け、改めてその依頼を受けた。その後東宝撮影所に何度か通って、高峰
美枝子さんに指導した。体がとても柔らかい高峰さんは「こうしたい」と
言われたポーズがあったが、それはあまりにもヨーガ的ではなく、市川監督
に相談したら「これはあくまでフィクションだから、それで良いですよ」と
言われ、高峰さんの要望のポーズも取り入れ撮影した。
 撮影現場で「カット」と拍子木がなりパット明るくなると、本当に美しく
なる高峰さんは、今でも決して忘れられないほどだった。
 高峰さんが望んだポーズは、マスコミで取材され、その頃新聞や雑誌の
紙面をにぎわした。
 
 また当時ヨーガ教室の生徒さんだった女優の加藤治子さんも、NHKドラマ
「蛇蝎のごとく」の中でヨーガをする場面があり、そのポーズの指導のため
NHKテレビにも何度か通ったこともあった。
 物凄いヨーガブームのため、折角来て下さったのにお断りすることも
よくあり、予約制にすべきかなどと考えていた。
 私は忙しい時間を縫って、これからはソシアル以外のダンスも必要と感じた。そのため、その頃流行り始めたディスコダンスを、原宿の「原宿ダンス
アカミー」へ通い習い始めていた。

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