世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

御浜岬 FILE:6 駿河湾深海生物館

2018-08-23 14:13:12 | 史跡・観光・他
駿河湾深海生物館、最後は部屋の奥にある「深海ザメ」深海のトッププレデターコーナー。
このエリアでは、その名のとおり深海鮫を始めとした、深海の猛者たちが展示されている。

島の水槽の中でも、一番大きく、黒い体が目を引いたのが、ムラサキギンザメ。レア度5。
サメの鰓孔は5対以上あるが、ギンザメの仲間は1対しかないので実はサメの仲間ではない。
ムラサキギンザメの標本 マルバラユメザメの標本
ムラサキギンザメの反対側にあるのは、マルバラユメザメ。レア度5。先ほど剥製で見た
ヨロイザメと非常によく似ているが、第二背鰭に棘状の突起が無い点で分類されている。

そんな2体のレア5に挟まれているのが、この館に展示されている標本の中でも
特に珍しいとされている、オロシザメ。(レア度表記は5が最大なので同じだが)
オロシザメの標本 オロシザメの標本 オロシザメの説明板
通常のサメの肌をヤスリとするのならば、こいつはまさに、おろし金と言った感じの肌をしていた。
生態は、まだ解明されていないが、ここには新種登録に用いられた標本を含む3体が展示されている。

田中名誉館長のコーナーにもあった、ツラナガコビトザメ(レア度4)
が、ここにも展示されていた。500円玉と比較してみても、このサイズ。
ツラナガコビトザメの標本 ソコボウズの標本
そんな世界最小の鮫のとなりには・・・正反対に巨大な、ソコボウズ。レア度5。
とりわけ大きな顔が、インパクト抜群。目玉が丁度、500円玉くらいの大きさかな。

そして、ジオラマコーナーでも見たラブカ(レア度4)が、こちらにもあった。
ラブカの標本 ラブカの標本 ラブカの標本
全長は、ソコボウズと同じくらいだが、体格の違いは一目瞭然。躍動感に溢れている。

大きさの比較では、ヤマトシビレエイ(レア度2)と、シビレエイ(レア度3)も顕著だ。
普通のエイとは違い、毒針を持たない代わりに発電器官を備え、電気を放つ事ができる。
ヤマトシビレエイの標本 シビレエイの標本 駿河湾深海生物館 深海エッセンスニュースコーナー
最後に、入口から壁を挟んで裏側にある、深海エッセンスニュースのコーナーを見て終了。

様々な魚の標本、中には非常に貴重なものまであって、なかなか楽しめる博物館だった。
また何点か設置されている液晶ディスプレイでは、ココリコ田中さんの解説も聴けます。

ただ、1つ残念だったのは、お土産。せっかく、タカアシガニや、オロシザメという戸田特有の
アピールポイントがあるのだから、マスコットなり、キーホルダーなりを作って売れば良いのに
館内で売っているものと言えば、タカアシガニのお面と、幕末などの小難しい本くらいなのだ。
お土産に、もう少し力を入れてくれれば、リピーターも増えそうなのに・・・実に惜しい。

FILE:5へ戻る  FILE:7へ進む


最新の画像もっと見る

コメントを投稿