電気、水道、ガス、トイレ、電波、道、平坦、、、
様々なものがない先祖から引き継いだ南房総の小さな山の中でリトリートを実施しました。
文明の利器が何もなく、虫さんやケモノさんの棲家である未開の山に泊まろうなんて現代社会不適応な企画に人が集まるわけがない!!と思っていましたが、物珍しさや見えない力に後押しされ参加者・スペシャルサンクス・スタッフ合わせて結構な方々がやってきてしまいました。。。(エアコンのある部屋でオリンピック観戦するのが普通なのに、なぜわざわざ未開の山へ!?)
東京から特急で約2時間、鈍行で約3時間の和田浦駅。
海まで直接距離約100mだから、電車から降りると潮の香りがして海外旅行にやってきたような雰囲気。
そこから徒歩7分の場所にあるオシャレな隠れ家リトリート施設umikaze をお借りしてオリエンテーションをスタート。
(ここの運営者高橋幸佑さん(以下kos)が各種サポートを申し出てくれたおかげ様で今回の企画があります^ ^)
何が起こるか分からない山、
何が起きても大丈夫なように、
ジークンドーの使い手であり無人島サバイバルツアー講師 であるkosが先頭。
幸運にも今世は遺伝的に強い肉体を持つ方が重たい荷物を運び、(重たいクーラーボックスを山の中へ)
道なき道を皆で力を合わせて歩き、たどり着く未開の山。
インドで修行経験のあるヨガ講師Tadashi Murakamiさん(以下 忠さん)が入山の儀としてマントラを唱えれば、不思議と虫や鳥たちは声を大きくして迎えてくれ、
未開の山の頂に向かって歩けば、水甕や大きな穴など人の住んだ跡が残り、ここには誰が住んでいたんだろうとロマンに溢れます。
山頂に着き、非日常の連続で興奮状態になっている神経を鎮め、感覚を自然に馴染ませるワークを実施。いつの間にか寝てしまいボーっとする人も。
雰囲気を自然に馴染ませた後は、自分がピンとくる場所を探して拠点を作る時間。起伏があるのが当たり前な手つかずの山の中から平らな場所を探すのは一苦労。
今回、初野営の50代や60代女性たちは、自分たちの性格や能力を考慮して、どこにテントを設営するか絶賛会議中。
当たり前が当たり前でなくなり、
いつの間にか不快を面白がるようになっている参加者たち^ ^
地球上で平らな場所は、先人たちの誰かが平らにしてくれたから平らなんだと平らなことに感謝する気持ちも芽生えます。
18時頃、突如として山の入り口から響き渡る法螺貝の音色。
遅れてきた最後の参加者が到着して、夜のたき火カフェがスタートしました。
つづく