人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

今期新記録!!

2011年12月04日 | ランニング
 先週行われた東京マラソンのトライアル大会。

私は10kmの部に参加した。

実は出場する前は、棄権も考えていた。

2週間前に発生して、良くならない喘息と同時期に起きたひどい腰痛。

この2週間はトレーニングを全くしていなかった。

ほぼ毎日何かしらの運動をしていたので、運動をしないということは多少なりとも不安だった。

それでも、申し込んだ以上完走だけでもしようと思っていた。

一応、自己申告のタイムが良かったためにスタートが一番早いA組だった。
(申告タイムによりA、B、Cに分けられ、スタート位置がそれぞれ後ろになる)

スタート10分前、今日はいつもより遅く、完走目的で走ろうと心掛けた。

スタート5分前 大体45分くらい(いつもは38分くらい分)で走ろうと1kmの計算をした。

スタート2分前 いきなり頭の中で声が聞こえた。
        
        「僕は、39度の熱があっても試合に出てたよ」小学4年生の時の私の声だった。
    
        「俺は、足を捻挫して松葉杖をついていても、試合に出たよ。右足と両手があれば戦えたし、勝ったよ。」
         中学2年の私の声だった。

        「おい! おい!おまえはいつだって全力だったと言えるのか?俺は言える!!!! 」江頭2:50先生の声だった。




2週間前から病院に通い、医師からは

「もう外を走らないでください。走るとこれ以上、悪化します。走り続ける限りこの苦しさは続きます。」

というようなことを言われ、落ち込んでいた。

そして、毎日薬を飲んで言うとおりにしていた。

だから、本気で走れないまでも、軽く走って無理のないようにと考えいた。


スタート30秒前 心臓が高鳴り、本気で走ることにした。もし、今回のマラソン大会でも悔いがないようにしよう。
         悔いが残る時は、大抵全力を出せなかった時だから。

スタートのピストルと同時に飛び出した。

先頭集団が形成されていく。そこはペースが早くついていくのは止めた。

1kmを3分43秒で通過した。悪くないタイムだった。

そして、きれいなランニングフォームの男性に抜かれた。

その瞬間、ラッキーと思い、その人の裏についた。

2km、3km・・・ と続いても、同じペースを刻んでいく。

途中、喘息でげホげホ言いながら何とかついていくことができた。

裏のランナーが咳こみながら付いてこられるのはすごい嫌かもしれないが、本気の私にはどうでもよかった。

心臓が張り裂けそうになり、苦しい。

だけど、そんなことはどうでもいい。もし、これが最後のランニングになったとしたら、後悔しないか?

久々にストイックな自分が出てきて走った。

そして、ゴール。タイムは37分25秒。悪くはなく、今期の自己記録だった。

今回を経験して、精神は肉体を凌駕すると思った。

結局は、限界を作るのは自分自身であり、限界を打ち破るのも自分自身。

誰に何と言われようと走り続けよう!!

この肉体が朽ち果てるまで!!


常識なんてぶっ飛ばせ!!







        
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