パナソニック、薄氷の３連覇

前半はほぼ互角、双方２トライながらパナソニック３点リードで折り返し。
後半は風上のパナソニックが攻勢で、PGを加えて、なかばすぎにSH田中の突進からピーターセンのトライ、難しいゴールキックも決まって13点差。ほぼ勝負あったかに見えた。
しかし、ここからの東芝の粘りは驚異的だった。途中出場のクラスカがトライ(ゴール)。さらにラストプレーでカフィのキックパスをやはり途中出場の豊島が右隅に押さえて１点差。運命のステインのゴールキックが外れて、逆転はならず。
この試合でもすべてのゴールキックを決めたSOパーカーの正確無比なキックがパナソニックを救った。トーナメントに入ってから３試合で100％のキック成功率、もちろんMVPはパーカー。
勝ったパナソニックの田中はじめ多くの選手が涙を流すほどの熱戦だった。両チーム優勝でもおかしくない決勝にふさわしい一戦。