昨夜の教育テレビ『クラシック音楽館』、こういう状況でみんなも音楽家も大変だけど、今こそ音楽で心安らかにという内容でした。
たいていのアーティストは1回登場なのに、番組の前後半に2回登場し、それぞれインタビューと演奏が紹介されていたのが、NHK交響楽団の名誉指揮者でもあるヘルベルト・ブロムシュテットです。現在92歳だそうですが、まさに矍鑠として「音楽はなくても構わないものではない。どんな音楽も良いが、この状況で一推しはベートーベン」と語っておられました。
その言葉を受けて、ブロムシュテットの過去のN響との共演で、ベートーベンの第7交響曲とブラームスの第2交響曲(第1楽章の第2テーマが子守唄だそう)をやってました。どちらも時間の制約で第1楽章のみでしたが。
ブロムシュテットは、35年ほど前(まだドイツ統一前です)、私が東京でN響の演奏会をたまに聴いていたころからすでに巨匠だったと記憶していますが、今も変わらぬ元気なお姿には励まされました。
最後にああ勘違い(笑)。35年前にはブロムシュテットは東ドイツのオーケストラの指揮者で、ヘルベルトというドイツ人によくある名前から、ずっと東ドイツの方と思いこんでいましたが、調べてみたらスウェーデン人だったのですね。
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