第1試合は世界一トライを取るチームと世界一トライさせないチームとの闘い。ニュージーランドがボールを持って攻撃し南アフリカが堅いディフェンスという時間が長かった。
前半は4PGの南アフリカが1トライのニュージーランドを5点リード。さらにニュージーランドに一時退場者が出て、流れは南アフリカにみえた。
しかし後半の立ち上がりにニュージーランドはDGとトライで逆に5点リード。以降突き放すことこそできなかったが、再逆転を許さず20-18。僅差ながらワールドカップ連覇に王手をかけた。
南アフリカはニュージーランドの猛攻をよく反則せずにしのぎ、難しい位置からのも含め6本のPGをすべて決めて互角に渡り合った。主審は対日本戦と同じで、その経験が生かされたか。
振り返ると勝負を決めたのはニュージーランドのSOカーターのゴールキック。トライはいずれも右・左隅ギリギリだったが、2本とも成功させた。これがなければ、ニュージーランドはラグビーに勝って試合に……となった可能性も。
ともかくラグビーの醍醐味満喫、両チームの特徴が遺憾なく発揮された素晴らしい一戦だった。日本-南アフリカ戦をのぞくと今大会のベストマッチかもしれない。
もう1試合は、両チームの間でボールがめまぐるしく動く派手な試合。開始1分でオーストラリアは、相手ゴール前でロックのシモンズがパスをインターセプトして先制トライ。
その後もバックスがチャンスを生かして、ウィングのアシュリークーパーが右隅と左隅にトライ。アルゼンチンもPGで追いすがったが19-9で折り返し。
後半は膠着状態になったが、残り9分でミッチェル、アシュリークーパー(3トライ目)のベテランバックス活躍してダメ押し。アルゼンチンは主力選手をケガで欠きながら7点差に詰め寄り試合の興味をつないでいたが、力尽きた。
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