山登りとリスク

トムラウシのような一件があると、山登りは良い趣味だが危険もあるという話になります。しかし、関東周辺の1,500ｍくらいの山を歩いている分には危険はほとんどありません。少なくとも街で交通事故に遭う確率より低いと思います。
1,500ｍの山でも地上とは景色が違います。これが山登りの魅力でしょう。景色が違うというのは、実際の景色であったり、きれいな花であったり、涼しい風であったり、見知らぬ人たちが親切であったり、もろもろありますが。このレベルに留まったり、山が嫌になったりした人はある意味では幸運だしある意味では不幸です。
多くの人は、標高1,500ｍでこれだけ景色が違うのだから、3,000ｍの山に行けば、倍はすごいんじゃないかと考えるのです(実際は４倍は違うと思います、笑)。そうなると、やはり街より安全とは言えないことは皆さんも知っているとおりです。それでも、夏山の一般コースを歩いている分にはそんなに危険なことはないと思うのですが……