我が家は集合住宅の一階にあるので、よく通路やベランダにのら猫がやってくる。
彼等はまるで、人間の心を見透かすように家を選んでくる。
猫嫌いの家には決して訪問しないし、我が家全員が動物好きであることや、
特に猫アレルギーを持っている娘が皮肉にも大の猫好きであることも、
みんな分かっている気がする。
幾日か前にアップした、ベランダに来る飼い猫ちゃんもそう(笑)
この子は1年以上も前から来ていたけど、最近までずっと野良だと思っていた。
昼間は殆どベランダで寝ているので、冬には古い子供のオモチャ入れを改造して、
その中に買ってきた室内用のペット用ベッドを入れ、座面下にはカイロを敷き詰めて
冬越しさせた。
けれど、食事はそんなに食べないし、夜は必ず何処かに消えるので
暖かくなってきたある日、猫との隠れんぼ(猫はつけていくと喜んで
振り向きながら案内する、アレ)をやりながら、
何処へ行くのか確かめてみることにした。
そしてついに突き止めたのは、近くのアパートの3階にある一軒の家。
そのドアの前で立ち止まり、私を見上げてニャーと鳴くのである。
まさかの思いもあったけど、勇気を振り絞りブザーを鳴らしてみると
中から足の悪いおばあさんが出てきて、間違いなくウチの子だと言う。
その足下をするりとくぐり抜け、猫はその家にすまして入っていった。
話によると、この家の3階のベランダからいつも出入りしていると言う。
妊娠もしなかったので、私はずっとこの子を「ボク」と呼び
去勢した後に捨てられた男の子だと思いこんでいたけど、
もう今年で9歳になる手術した女の子だということも、その時分かった。
想像どおりだったのは、お年寄りが入院でもして飼えなくなったと、
なぜか勝手にそう思っていたが、どうやらウチに来るようになったのは
おばあさんが入院していた時期らしい。
これが縁で、その後おばあさんと電話番号を交換し、何かあったら
連絡できるようにしている。
この子以外にも、去年は近所で4匹の猫ちゃんを保護したり
病院に連れて行ったけど、その内3匹は無事里親に引き取られた。
でも、一匹は震えながらタオルの中で死んでしまった。
今も、捨てられる猫は後を絶たない。同じ人間として
動物たちに「ごめんね」と詫びている。
彼等はまるで、人間の心を見透かすように家を選んでくる。
猫嫌いの家には決して訪問しないし、我が家全員が動物好きであることや、
特に猫アレルギーを持っている娘が皮肉にも大の猫好きであることも、
みんな分かっている気がする。
幾日か前にアップした、ベランダに来る飼い猫ちゃんもそう(笑)
この子は1年以上も前から来ていたけど、最近までずっと野良だと思っていた。
昼間は殆どベランダで寝ているので、冬には古い子供のオモチャ入れを改造して、
その中に買ってきた室内用のペット用ベッドを入れ、座面下にはカイロを敷き詰めて
冬越しさせた。
けれど、食事はそんなに食べないし、夜は必ず何処かに消えるので
暖かくなってきたある日、猫との隠れんぼ(猫はつけていくと喜んで
振り向きながら案内する、アレ)をやりながら、
何処へ行くのか確かめてみることにした。
そしてついに突き止めたのは、近くのアパートの3階にある一軒の家。
そのドアの前で立ち止まり、私を見上げてニャーと鳴くのである。
まさかの思いもあったけど、勇気を振り絞りブザーを鳴らしてみると
中から足の悪いおばあさんが出てきて、間違いなくウチの子だと言う。
その足下をするりとくぐり抜け、猫はその家にすまして入っていった。
話によると、この家の3階のベランダからいつも出入りしていると言う。
妊娠もしなかったので、私はずっとこの子を「ボク」と呼び
去勢した後に捨てられた男の子だと思いこんでいたけど、
もう今年で9歳になる手術した女の子だということも、その時分かった。
想像どおりだったのは、お年寄りが入院でもして飼えなくなったと、
なぜか勝手にそう思っていたが、どうやらウチに来るようになったのは
おばあさんが入院していた時期らしい。
これが縁で、その後おばあさんと電話番号を交換し、何かあったら
連絡できるようにしている。
この子以外にも、去年は近所で4匹の猫ちゃんを保護したり
病院に連れて行ったけど、その内3匹は無事里親に引き取られた。
でも、一匹は震えながらタオルの中で死んでしまった。
今も、捨てられる猫は後を絶たない。同じ人間として
動物たちに「ごめんね」と詫びている。