「汚染水はなぜ流してはならないか」小出裕章講演会
ALPS処理水という呼び名で行われる愚策、それに対する懸念や反発を、「風評」などと
いう言葉で覆い隠すことに、ずっと違和感がありました。先日の野村農相の「汚染水発
言」を「とんでもない失言」だとメディアも報道しますが、ここで語られる「真実」は
それが強ち間違いではない事を、解りやすく説得力ある言葉で説明しています。
ALPS処理水という呼び名で行われる愚策、それに対する懸念や反発を、「風評」などと
いう言葉で覆い隠すことに、ずっと違和感がありました。先日の野村農相の「汚染水発
言」を「とんでもない失言」だとメディアも報道しますが、ここで語られる「真実」は
それが強ち間違いではない事を、解りやすく説得力ある言葉で説明しています。
発災当時の混乱と怖れの日々を思い出しましたし、デブリの状態が今も紙一重であるとの認識を新たにしました。
ここ数日、関東大震災関連の番組をたくさん観ましたし、また今日も仕事中に二度の揺れを感じたりして、天災と人災の身近さを感じています。
小出さんが初めは夢を持って原子力利用の道に入られ、だからこそ知れた危険性から反対されているという点に、とても信頼を置けますね。
地球に、人類に、次世代に、なんという愚かな罪を重ね続けて行くのでしょうか。
東電、国、そして有権者としての私達の責任は重いですね。
いつもながら貴重な情報を、本当にありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20U
この汚染水に関わることで、連日、中国からのいたずら電話やフェイク動画の流布が、ニュースやワイドショーで放送されています。
これについて、ある記事はこう分析しています。
「政府は中国の一挙手一投足をいちいち日本のメディアに大きく報じさせ、
『中国の原発排水のほうが日本よりトリチウムが高い』と報じさせることで、
国民のナショナリズムを煽る作戦に出た」というのです。
そして「悪いのは中国だ!日本が海洋放出しているのは安全な処理水だ!『あれは処理水であって汚染水ではない』という政府が作ったバージョンが信じられてしまっているんです。あるいは『信じたい』
という願望を強く持っているがゆえに、そうじゃないという情報を流す人たちを攻撃したくなる。憎いと思うようになる現象が起きている」とありました。・・・私にもそう見えました。
一部の中国民の愚かな反応は、逆に日本人の「自国愛」をくすぐるのに十分な理由となったと。
ですがこれは中国だけの反応ではなく、実際にアメリカの一部のメディアを除いた多くの国のメディアが「contaminated water(汚染水)」や
「radioactive water/radioactive wastewater(放射能汚染水)」という表現を使っているということです。
また、日本に対して批判的な記事を書いているのも、中国だけではないとのことです。
実際にこの処理方法を選択したことに疑問をもつ
有識者は多かったということです。
「水蒸気にして蒸発させる、コンクリートにして固めてしまうなど、5通りの処理方
法の中で、最も安易で最も安い海洋投棄を当時の政府が選んだんです。その結果、そ
れが最も環境負荷が高く、最も風評被害を起こすものだったんですよ。その処理方法
を選択したのは政府なのに、その水の呼び名がどうだから風評被害が起こるというの
は、完全にお門違いです」と書かれていました。
私たちは、知らないうちにマスコミに誘導されていることを
もっと自覚した方がいいのかもしれませんね。
現在では原発の危険度の議論もいつしか何処かへ行き・・逆に推進をしている?なような有様です。
世の中、電気自動車に変わりつつありますが
電力はどうなるのでしょう?
だから原発が必要??どこかおかしいと思います
その電気自動車にしても、現在日本で製造中の車に搭載されているリチウムイオンバッテリーは
まだ運転中の負荷に耐えられるレベルとは言い難く、発火の恐れがあるそうです(怖っ)
ガソリンに比べ直接の環境汚染は少ないかもしれませんが
それを原発で賄うというのは、将来、最も大きな環境汚染を引き起こす可能性があるということを
どうして「アタマがイイ」とされる政治家さんたちは気付かぬふりをしているのでしょうか。
この「汚染水」にしても、私たちの「深く考えたくない」という姿勢は、
話題のジャニーズ問題を世間全体で観て見ぬふりをしたことと重なるのですよね・・・。