森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

生活の道具

2007-06-06 | 雑貨インテリア
若い頃から生活雑貨を見るのが大好きだが、
最近の雑貨ブームのお陰でネットでもいっぱい素敵なモノを見つけられる。

例えば幼い頃家の手伝いでいつも使っていた、あの丈夫な天然素材の箒。
今も時々母の真似をして、新聞紙をかるく濡らしてはちぎり、
それを畳や床にまいて箒で掃いてみると、掃除機をかけるより
すっきりするから不思議だ。

だけどそれが1万円以上するとなると、ちょっと手が出ない。
老舗の丁寧な作りのもので、とても丈夫なのだろうけど、
どう見てもあの時代に母達が使っていたものと、どこも違わない。
当時との貨幣価値の差を考慮しても、やはり高すぎる。
キャトルセゾンのお洒落なフランス風の、2千円もしない箒にだって
未だに買う決心がつかない私にとっては、とんでもない贅沢品だ。

あの頃の箒は、今よりずっと出番も多かったはずだけど
安くても丈夫で、滅多に壊れることもなかった。
少なくとも私の家では、先がすり切れてちびてしまうまで使った。

だから、もしも私が今のようにビンボーでなかったとしても(笑)
箒に1万円は出さない。
匠の技を軽んじているワケじゃないけど、
毎日使う生活用品って、丈夫で手頃で良心的じゃなきゃいけないんだと
勝手に思っている。
使ってナンボのモノであって、ただの工芸品じゃないんだから。

それからアケビのカゴとか。
つるを美しく編み上げたそれは、確かに工芸品だと思うけど
昔は何処の家にも一つはあって、日常的に使う道具だった。
だけど今ではそれに何万もの値がつき、うやうやしく床の間に飾られる。
なんて残念!なんて勿体ない!


天然素材のモノたちが大好きな私は、
ずっと大切に使える生活の道具たちとの、
ワクワクする出会いをこれからも楽しみにしている。
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ディープエンド・オブ・オーシャン

2007-06-04 | 映画ドラマ
かなり昔に観ていたこの映画、内容をすっかり忘れていたけど
昨日たまたまテレビでやっていたので、また最後まで観てしまった。

主人公のミシェル・ファイファーは、エキセントリックに見える美しさが
平凡な主婦役にちょっとだけ邪魔だったりするけど(笑)
長男役の子がとても良い演技だったことを、すぐに思い出した。

留置所に弟が訪ねてくるシーンの、弟との会話部分では
やはり前回も同じ所で泣いた気がする。
それからラストの、長男がずっと自分を責め続けていたことが
分かる部分。
泣けた。本当に泣けた。

こういう映画にたまに出会うと、同じく映画好きの友人に
感想を求めたくなって、「絶対観て!」と強く奨めてしまうので、
多分、当時も観た後すぐに電話したはず(笑)
「ラベンダーの咲く庭で」なんて、観た後しばらく話が尽きなかった。
何度観ても、こういった言葉だけの羅列ではない演技や
人の心のひだを上手に描いた作品には本当に感動する。
                


同じ映画でも、観るときの自分の置かれた状況や気分などに左右されるのだろうけど、
たとえばどっぷりと落ち込んだ世界に沈んでいるとしても、
観た映画によって、気持ちを切り替えることができることもある。
音楽の使い方が下手だったり、悲しみを涙で片づけるだけの
安っぽいドラマを作る人たちには、こういう描き方をもっともっと
身につけて欲しいと思う。

最近の海外ドラマには、映画と比べても劣らないものが多い。
「ミディアム」「グレイズアナトミー」「デッドゾーン」「LOST」、
そしてちょっとはちゃめちゃだけど「デスパレートな妻たち」等々。
放送していないモノは、レンタルが始まると借りに走る(笑)
だけど、盛んに宣伝していても良いとは限らないので注意しなきゃね(笑)
OCなど観ているけど主役の男の子の演技がどうにも納得できなくて
だんだん観る気が失せている。
ただ、キルスティンとサンディ夫妻が素敵でつい観てしまう。
二人の良いところは自然体でお人好しな所。
完璧じゃないキャラもとても親しめるし、息子のセスも良い感じ。
 (6/5付け足し)
  マリッサの顔が好き。
  彼女は私が大昔憧れたジャクリーヌ・ビセットにそっくりだと思う(上)
  アリー・マイラブにゲスト出演した時に、久しぶりにジャクリーヌを
  観たけど、今もまだとても綺麗だった。
  それと、先日ある場所で見たフェイ・ダナウェイ(下)
  かなりの年齢になると思うけど、まだ充分綺麗で驚いた。
          

           

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自分に合った仕事

2007-06-03 | 雑貨インテリア
金曜日、娘とカフェでお茶していたら、そこで偶然昔の同僚と会った。
その職場は、先日の写真屋時代から数えて、その後4番目に勤めた所で
今は影を潜めたアジアンスタイルの服と雑貨を売る店だった。
その前に勤めた三カ所の内、二つの場所も、南米の服と雑貨の店だったり
タイシルクと雑貨の店だったり、変わり種の服飾雑貨系が多かった(笑)

若い頃、企業の経理の仕事をしていたので、別居直後もそういう仕事を
選ぼうと思えばやれたかもしれない。
でも経理時代も、あまり向いてないと分かっていた私は、
仕事を続けながら通信などで好きなデザインの勉強を続け、
ついに結婚前には念願の広告会社に勤めた経験があることから
(たった二ヶ月しか勤められなかったが)
今度こそ長くやるなら自分に合った仕事にしようと決めていた。
その後の色んな仕事遍歴は、自分に合う仕事探しのためだとも言える(かな;)

それらの場所で働いてみて分かったことは、やはり私は物を売ることより
モノを作る方が好きだということ。
ディスプレイや、POP広告や企画は、面白くて堪らなかった。

(予算が無くて、布にナスカの地上絵を麻ひもで描いたり、手描きでSALEの文字を書いた)


(やはり予算もなく、当時インテリアブリックなども無かったので
段ボールを切って踏みつけた後、着色して石壁風に見せた超チープな壁面)

職場の仲間やオーナーの中には、とんでもない人もいたけど
楽しく温かい人たちとの出会いも沢山あった。
彼女もその中の大好きな仲間の一人。
久しぶりに会ったことで、楽しかった当時を思い出し、
それ以前の写真まで引っ張り出して、しばし懐かしく眺めた。
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作るの大好き

2007-06-01 | DIY・ハンドメイド・クラフト
昨日、友人と一緒に新しく近所にオープンした激安店に行き、
正座椅子を二個買った。
今持ってるのは少し高さが高いので、欲しかったちょうど良い高さのものが
安くてあったから。
でも安いだけに、柄が何ともダサイ(笑)
で、帰るなりすぐにタッカー片手に張り替えてしまった。

奥にちょっと見えるのが元のヤツ。
 

こんな時のために生地はいつもストックしている。急いでやったので、ちょいとシワがあるけど、ま、いいか(笑)

                  


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