先日の日記に記した「もう一人のキレるオバサン」には一抹の不安を覚えたが、それよりも
私が気になったのは、受注票に貼られたポストイットにあった「いわば売り場責任者的立場」の女性の言葉
だった。
「こちらのお客様に入荷連絡をする人は、受注の際の対応が悪かったことをお詫びしてください」
・・・この責任者の女性は黙々と長時間働く(何か事情があるらしく)ことで上に引き上げられた人で、
人とコミュニケーションをとるのがやや苦手そうだけど、私は上司に昇進を相談された時も大賛成した。
私はこの女性に「仲良しのMさん」が批判的な時も庇ってきた。お客様対応ではこの女性は平身低頭過ぎる
くらいだけど、下からモノを言う限りお客さんからクレームがつくこともなかったので。
でも、いくら何でもこのケースは先に「先日は失礼いたしました」を通常の入荷連絡に付け加える程度で充分
なはずだった。こちらは一言も「悪い」と言われる対応をしていないのに、逆に謝罪されてもいい程の屈辱を
受け、それを(いわゆる大人の対応で)ぐっと堪えたつもりだったし。
内容は書きたくなかったけれど、じつは「アンタ」呼ばわりだけでなく、私たちでも直接連絡をとることが禁
じられている取引先に「とにかく急ぐよう」自分が電話するから番号を教えろとか、やんわりそれが出来ない
ことを告げると、ならば私が今この注文書に書けと言う。注文書はお客さんと店舗の控えなので、それらすべ
てを「この端末で行っていますので」と言うと、急にトーンダウンしたのである。その間、「ゴチャゴチャ言
ってないで、さっさとすればいいんよ!」など全て命令口調であるが、それでも自分で了承ボタンを押したの
だ。
北九州市民の多くはこんなじゃなく良識のある人たちだけど、たまにいるこんな人のせいで世間に「コワイ」
などと言われるのも無理はない気がする。特に女性でありながら人前で怒鳴って威嚇しようとする人に遭遇す
ると同性として悲しくなる。
そういうお客さんに「悪かった」と認めると、どんな無理も受けなければならないことになる気がした。
仲間外れにされているGさんが「このメモには(私への)配慮が無いですよね」と言ってくれたのが
救いだったし、他の人からも「何が悪かったのか分らないとどう対応していいかわからない」と言われた。
そうして案の定、そのお客は入荷予定日前に来店し、入荷が速まらないか言ってきたという。
私があくまでも「確定ではない」ことを何度も言った上での受注だったけれど、その予定日よりも早めに
欲しいと言ってきたのだ。その時の対応でどうして責任者が近くや隣の県にある支店を駆け回って期日までに
揃える羽目になったのか、私が知ったのは休日明けの翌朝。
前日の夕方遅く受け取りに現れたお客は、「いえね、私もかっとなったけどあんまり『できない』の1点張り
だったからね」と言ったそうだ。「1点張り」??色々言葉を尽くして断る方向にもっていこうとする私に、
口を挟む隙を与えなかったのに。まあ、お客さんも私を悪者にしなきゃ恥ずかしいのだろうけど;
昨日上司に呼ばれ、責任者の女性の行き過ぎた低姿勢を問題にせず、「私の不備」にすり替えられた話になって
いたので、私はありのままを話した。そして、「具体的に、私のどこがイケなかったのか教えてください」と
訊いた。すると上司は「・・・〇〇さんの対応に問題はありません。たしかに難しいお客様もいます」と言い、
「なので、これからこの店舗でこういうことのないように、私から提案させてください」と言われた。
そうして、こういったケースでお客様からの「お断り」に向ける方法ととして、「端末でメーカーが表示する
納期よりもお客様に告げる最短納期をプラス3日延ばすよう」提案された。
そして、それに伴い幾つかの新しいルールを作る事に決まり、私は「ご迷惑をお掛けしました」と(一応)謝罪
して面談は終わった。
若いけれど、やはりこれまでで一番説得力のある上司だと思った。
退社時に連絡ノートを読むと、上司名で早速それらの新しいルールが長い文章で書かれていた。
それにしても、私も今回ばかりは「キレるオバサン」になりそうだった(笑)
「変なお客」にではなく、私は責任者の女性の「配慮のない言葉」にだったけれど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※今朝、ある場所で勤めを再開する娘から電話があり、「お客様対応には気をつけてね」のメッセージ
を込めてこの話をしました。娘からは「ピコたろう」の、今話題になっているブログ記事を教えてもらい
先ほど読み終えました。記事にあった可愛くて小さな女の子の笑顔に涙が止まりません;;
子供の世界での「弱い者いじめ」や大人の世界での「弱い立場の者いじめ」は確かにあります。
が、私たちはそれに心を占領されるのではなく、もっと広い視野を持たねばならないのですよね。
こんな世の中を、変えられるのは「愚痴」ではないのですよね。この記事に改めて教えられました。
「ちっぽけなこと」と言い切る事は出来ませんけど、私がこんなことに頭を悩ませている間にも、
一生懸命病気と闘っている人もいるということ。
与えられた命を「生きる」事の意味。引き戻してくれた古坂大魔王さんのブログに感謝します☆
The Rose - Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyrics
大好きな「ベット・ミドラー」のこの曲が大好きです。特に歌詞が胸に響きます。
私が気になったのは、受注票に貼られたポストイットにあった「いわば売り場責任者的立場」の女性の言葉
だった。
「こちらのお客様に入荷連絡をする人は、受注の際の対応が悪かったことをお詫びしてください」
・・・この責任者の女性は黙々と長時間働く(何か事情があるらしく)ことで上に引き上げられた人で、
人とコミュニケーションをとるのがやや苦手そうだけど、私は上司に昇進を相談された時も大賛成した。
私はこの女性に「仲良しのMさん」が批判的な時も庇ってきた。お客様対応ではこの女性は平身低頭過ぎる
くらいだけど、下からモノを言う限りお客さんからクレームがつくこともなかったので。
でも、いくら何でもこのケースは先に「先日は失礼いたしました」を通常の入荷連絡に付け加える程度で充分
なはずだった。こちらは一言も「悪い」と言われる対応をしていないのに、逆に謝罪されてもいい程の屈辱を
受け、それを(いわゆる大人の対応で)ぐっと堪えたつもりだったし。
内容は書きたくなかったけれど、じつは「アンタ」呼ばわりだけでなく、私たちでも直接連絡をとることが禁
じられている取引先に「とにかく急ぐよう」自分が電話するから番号を教えろとか、やんわりそれが出来ない
ことを告げると、ならば私が今この注文書に書けと言う。注文書はお客さんと店舗の控えなので、それらすべ
てを「この端末で行っていますので」と言うと、急にトーンダウンしたのである。その間、「ゴチャゴチャ言
ってないで、さっさとすればいいんよ!」など全て命令口調であるが、それでも自分で了承ボタンを押したの
だ。
北九州市民の多くはこんなじゃなく良識のある人たちだけど、たまにいるこんな人のせいで世間に「コワイ」
などと言われるのも無理はない気がする。特に女性でありながら人前で怒鳴って威嚇しようとする人に遭遇す
ると同性として悲しくなる。
そういうお客さんに「悪かった」と認めると、どんな無理も受けなければならないことになる気がした。
仲間外れにされているGさんが「このメモには(私への)配慮が無いですよね」と言ってくれたのが
救いだったし、他の人からも「何が悪かったのか分らないとどう対応していいかわからない」と言われた。
そうして案の定、そのお客は入荷予定日前に来店し、入荷が速まらないか言ってきたという。
私があくまでも「確定ではない」ことを何度も言った上での受注だったけれど、その予定日よりも早めに
欲しいと言ってきたのだ。その時の対応でどうして責任者が近くや隣の県にある支店を駆け回って期日までに
揃える羽目になったのか、私が知ったのは休日明けの翌朝。
前日の夕方遅く受け取りに現れたお客は、「いえね、私もかっとなったけどあんまり『できない』の1点張り
だったからね」と言ったそうだ。「1点張り」??色々言葉を尽くして断る方向にもっていこうとする私に、
口を挟む隙を与えなかったのに。まあ、お客さんも私を悪者にしなきゃ恥ずかしいのだろうけど;
昨日上司に呼ばれ、責任者の女性の行き過ぎた低姿勢を問題にせず、「私の不備」にすり替えられた話になって
いたので、私はありのままを話した。そして、「具体的に、私のどこがイケなかったのか教えてください」と
訊いた。すると上司は「・・・〇〇さんの対応に問題はありません。たしかに難しいお客様もいます」と言い、
「なので、これからこの店舗でこういうことのないように、私から提案させてください」と言われた。
そうして、こういったケースでお客様からの「お断り」に向ける方法ととして、「端末でメーカーが表示する
納期よりもお客様に告げる最短納期をプラス3日延ばすよう」提案された。
そして、それに伴い幾つかの新しいルールを作る事に決まり、私は「ご迷惑をお掛けしました」と(一応)謝罪
して面談は終わった。
若いけれど、やはりこれまでで一番説得力のある上司だと思った。
退社時に連絡ノートを読むと、上司名で早速それらの新しいルールが長い文章で書かれていた。
それにしても、私も今回ばかりは「キレるオバサン」になりそうだった(笑)
「変なお客」にではなく、私は責任者の女性の「配慮のない言葉」にだったけれど。
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※今朝、ある場所で勤めを再開する娘から電話があり、「お客様対応には気をつけてね」のメッセージ
を込めてこの話をしました。娘からは「ピコたろう」の、今話題になっているブログ記事を教えてもらい
先ほど読み終えました。記事にあった可愛くて小さな女の子の笑顔に涙が止まりません;;
子供の世界での「弱い者いじめ」や大人の世界での「弱い立場の者いじめ」は確かにあります。
が、私たちはそれに心を占領されるのではなく、もっと広い視野を持たねばならないのですよね。
こんな世の中を、変えられるのは「愚痴」ではないのですよね。この記事に改めて教えられました。
「ちっぽけなこと」と言い切る事は出来ませんけど、私がこんなことに頭を悩ませている間にも、
一生懸命病気と闘っている人もいるということ。
与えられた命を「生きる」事の意味。引き戻してくれた古坂大魔王さんのブログに感謝します☆
The Rose - Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyrics
大好きな「ベット・ミドラー」のこの曲が大好きです。特に歌詞が胸に響きます。