3月22日下北沢・本多劇場で、アレクセイ・アルブーゾフ作「8月のラブソング」をみた(演出:鵜山仁)。
加藤健一と戸田恵子の二人芝居。
1968年夏。バルト海に面した港町リガのサナトリウム。医師(加藤健一)が中庭で新聞を読んでいると、派手な身なりの
女性(戸田恵子)が現われる。彼女は彼が今朝診察室に呼び出した患者だった。サナトリウムでの彼女の奇妙な行動を注意すると、
身勝手な理由をつけて耳を貸そうとしない。彼はその居丈高な態度にすっかり憤慨してしまう。なんて女だ!・・。価値観も性格も
全く違う二人は、共通の言葉で会話ができず、すぐ喧嘩になってしまう。理解し合うことなど到底無理だと思っていた二人だが、
やがて・・。
生真面目な医者と、サーカス団の芸人だったハチャメチャな患者という取り合わせ。
第2次大戦の傷跡が人々の心に生々しく残っている。戦争で女は一人息子を、男は妻を失った。だが男には娘がいるのに対し、
女は夫の心をも失っている・・。
二人の寂しさが切々と伝わってくる。そう、二人の共通点は寂しさ。それが磁石のように二人を近づける。
中間部には、まるで戸田恵子に当て書きしたかのような歌と踊りのシーンあり。
場面ごとに変わるヒロインの衣装も楽しい。
戸田さんの美貌、美声、二人の演技の味わい。どれも素晴らしい。
加藤健一と戸田恵子の二人芝居。
1968年夏。バルト海に面した港町リガのサナトリウム。医師(加藤健一)が中庭で新聞を読んでいると、派手な身なりの
女性(戸田恵子)が現われる。彼女は彼が今朝診察室に呼び出した患者だった。サナトリウムでの彼女の奇妙な行動を注意すると、
身勝手な理由をつけて耳を貸そうとしない。彼はその居丈高な態度にすっかり憤慨してしまう。なんて女だ!・・。価値観も性格も
全く違う二人は、共通の言葉で会話ができず、すぐ喧嘩になってしまう。理解し合うことなど到底無理だと思っていた二人だが、
やがて・・。
生真面目な医者と、サーカス団の芸人だったハチャメチャな患者という取り合わせ。
第2次大戦の傷跡が人々の心に生々しく残っている。戦争で女は一人息子を、男は妻を失った。だが男には娘がいるのに対し、
女は夫の心をも失っている・・。
二人の寂しさが切々と伝わってくる。そう、二人の共通点は寂しさ。それが磁石のように二人を近づける。
中間部には、まるで戸田恵子に当て書きしたかのような歌と踊りのシーンあり。
場面ごとに変わるヒロインの衣装も楽しい。
戸田さんの美貌、美声、二人の演技の味わい。どれも素晴らしい。
また読ませて下さいね
まだまだ発展途上でお恥ずかしい限りですが、読んで下さる方々の声を励みに、これからも続けようかと思ってます。