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ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

個人情報保護士に、情報セキュリティ検定、テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験

2005-09-03 19:19:18 | Weblog

 情報セキュリティ関係の試験について、いろいろ見つけたので、まとめ。

個人情報保護士に、情報セキュリティ検定については、ここ

情報処理試験の『テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験』はここ

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小売業や、サービス業における、標準的(通論的)なエンティティと分析方法のまとめ

2005-09-03 17:55:01 | 業務のモデル化

 ちょっと前のブログで、ER図を書くのに、通論をおさえておき、帳票などを見て、その通論にあるものないものをチェックして、それを付け足すと早いと書いた。

 その通論を導くのに、統一伝票って書いたけど、普通の人はやってられないと思う。ので、こんなかんじ!っていうのを、こっそり書いてみた。

 教科書ガイド的なもんなんで、こっそり見てね!




 小売など、消費者に対して、製品やサービスを提供する(いわゆる、ビジネス とう こんしゅーまーのBtoC)の場合、正規系の大きなイベントは、以下の3つ。

  (1)注文(受注)
  (2)受け渡し
  (3)支払い

 なお、イベントとは、2つの判別法がある。
   1つは、はぶさんの書かれていた、「~する」といえるもの
    (例:受注する、注文する、支払いする(支払う))、
   もうひとつは、佐藤正美(男性です)氏の方法で、「日時の属性をもてるもの」
    (例:受注日、注文日、支払日OK)
 この2つは、たいてい一致する
 (一致しないものもある。 例:お茶 お茶する○ お茶日X:言葉があいまいだから)

 このほかに、細かいイベントとして、請求書発行などがあるが、はじめは、正規系だけで考え、ほかに必要なイベントが出てきたら、付け加える。

 異常系として、キャンセル/返品(返金)処理があるが、これは、正規系が決まらないとできないので、今回のせつめいからは、のぞく




 各イベントに対し、お店側の人間と、客側の人間がいる。したがって、エンティティは、

     受注者 -- 注文 -- 発注者

     送り主 -- 受け渡し -- 受取人

     支払先 --- 支払い -- 支払い者

 と、そのイベントで取引される「モノ=商品」と、それに対応する「おかね」となるはずだが、

 ここで、エンティティをまとめる際

  (1)同一人物(同一カテゴリ)の場合、わざわざ、わけなくていい
  (2)1対1で行われるイベントに対して(特に同時に行われるような一連の処理)、
     わざわざ、エンティティをわけなくてもよい。

 という特徴(傾向?サボり方)がある。

 また、匿名なものの場合や明らかに自明な情報は、システムに入ってこない。
    その場合もエンティティがかかれないことがある。
 さらに、そのシステムにおいて、関心のないエンティティ(お金とか)は、かかれない。

この性質を使うと、実際には、以下のようになる。




<<飲食店や、お店の物売り>>

 注文と受け渡し、支払いが同時に行われる。
 したがって、分析結果が注文だけという形で書かれるケースもある。
 →この場合、エンティティ名は、「販売」のほうが、いいかもしれない。

 同時に行われない場合、エンティティを分けるケースもあるが、分けないで、注文エンティティの中にかかれることもある(お弁当の指定時刻受け渡しの場合、注文エンティティの中に指定時間とかかれることもある)。

 顧客に関しては、(ラーメン屋さんで、自分の名前を名乗らないように)匿名である場合がある(というか多い)この場合、顧客のエンティティを書かなくっても、問題はない。
 お店に関しては、自明なので、エンティティを書かないケースも多いが、(注文を受けた、受け渡した)担当者を記入することもある(レジなど)。

 たいていのケースは、
    顧客=発注者=受取人=支払い者であり、
    お店=受注者=送り主=支払い先である。
 そのため、エンティティは、お店と、顧客しか出てこない
 さらに、顧客が匿名の場合、顧客エンティティが、お店が自明な場合は、お店エンティティがかかれないこともある。その一方。受け渡しに関し、お店側の従業員名や、レジ番号が書かれることがある。

 これらをまとめると、エンティティは、以下のケースを標準とし、場合によって、省略されることとなる。

    お み せ     -  販売(注文)  -       お客 
    |   |          |
   従業員  レジ    注文明細(=注文ー商品対応表)
                   |
                  商 品

・レジのかわりに、飲食店だと、テーブルになったりする(テーブル番号)
・商品は、さらに、いろんなエンティティがつく
・商品の代わりにお金をうけとるわけだが、お金をエンティティとすることは少なく、その情報は、販売(注文)の中に入る。



 
<<通販/ECサイトなど>>

 注文、受け渡し、支払いがわかれるが、実際には、注文書の中に、受取人が違う場合の、受取人の場所を書かせたり、支払い方法を書いたりするので、販売というエンティティで1つにまとめてもかまわない。ただし、商品の分納や、支払いの分割を認めている場合には、エンティティを分けたほうが無難。

 注文の場合は、お店なので、省略されることもある。
 顧客が省略される可能性はかなり低い(届け先がわからない)。
 受取人は、省略されることもある。支払人は、省略されるケースとされないケースがある。
 (口座名義人の話とか、会社が支払うケースとか)

 支払い方法によっては、お店と、支払先が異なるので(支払先は、銀行とか)これが分かれることがあるが、送り主は、お客に明示しない(佐川か、ヤマトかセイノーか、いわないこともおおい)ので、エンティティとして出現しないことが多いとおもう。
 これらをまとめると、エンティティは、以下のケースを標準とし、場合によって、省略されることとなる。

    お み せ     -  販売(注文)  -       お客 
                   |
            注文明細(=注文ー商品対応表)
                   |
                  商 品
                   |
            納品明細(=納品ー商品対応表)
                   |
                 納品(受け渡し) -     (送付先)


    支払先 -      支払   -   (支払う人)    

 なお、支払先は、クレジットカード会社、銀行などに分かれる場合もある。
 注文と受け渡し(納品)商品がまったく同じの場合には、納品明細はないが、分納の場合は、かならず(といっていいかな)ある。
 支払う人、送付先は、お客と同じビジネスモデルの場合は、これらのエンティティはあらわれない。

 納品(受け渡し)と、支払は、本来、販売にリレーションがひかれるが、絵の都合で引けなかったので、ひいてあるとおもってください。



  

<<その他:一般的な考え方>>

一般的には、つぎのように考えていく

(1)イベントについて:
  注文、受け渡し、支払いが、同時に起こる、もしくは一連のながれであり、
  1対1に対応されるか?
  →1対1なら、1つのエンティティでもかまわない。
   1対1でなければ、分けたほうが無難

(2)各イベントに対する登場人物に関して:
  お店側の人間と、客側の人間にわかれる。
  このとき、おなじ人は、省略可能。

(3)イベントにおいて、その登場人物間を介してやり取りされるもの:
  ふつう、お金と商品、サービスだが、お金は省略される(金額以外の情報はあまり必要でないから)、ただし、これが商品券、チケットの場合は、そのエンティティは生成されることもある。
 商品のリソースと、注文のイベントを結びつけるため、商品ー注文対応表としての注文明細が発生する。
 なお、受け渡しと注文を沸けた場合、受け渡しー商品対応表としての、納品物明細が発生することもある。納品物明細と、注文明細は、かならずしも同じとは限らない(分納)
 さらに支払いエンティティを分けた場合は、支払い(うけとり)金額は必要だが、商品との明細はつけないほうがいい(つけると、物と金の関係が切りにくい)

 こんなかんじで考えていき、どの標準を使うかきめて、あとは帳票から、一致するところ、しないところを確認する。しないところは、本当に必要ないのか、たまたま抜けているのかを確認する。




 その後、標準的な属性の分析に入る。この属性にも、通論がある。

 その通論は、覚えていたら今度。。


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